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カラスが何故いなくなったのか?

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燃えるゴミの日は、ゴミ捨て場でカラスが集っている。

それが都会の日常の1つだと思っていました。



それが先日、燃えるゴミの日なのに、カラスが1匹もゴミ捨て場にいなかったんです。

いない事は良いことなのだけれども、なぜ急にいなくなったのか、それはそれで不安にもなります。

先週はいたのに、今週と何が違うのか?

今週だけなのか、来週もいないと思って良いのか?

カラスが何故いなくなったのか?

これについて3つ仮説を立てて考えてみましたので、もしご興味があればお読み頂ければと思います。


仮説①:雛を育てるのが落ち着いたから?

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子育てが落ち着き、餌を大量に集める必要がなくなれば、一部のゴミ捨て場のゴミで満足し、我々の街にまで来なくなった理由にもなります。

ですが、カラスの習性を調べてみると、
およそ5月の初旬に卵を産み、ヒナにかえるのに2週間、巣立ち迄1週間ほどかかるという事がわかりました。

ということは、子育てが落ち着く7月頃までは本来は警戒が必要な筈です。よって、これはカラスがいなくなる理由とは考えられないという結論になりました。


仮説②:カラス対策が急速に進歩したのか?

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この1ヶ月ほどで、画期的なカラス対策グッズが発明され、それがTVなどで紹介された記録は見当たりませんでした。

民間の対策でなければ、都や自治体が何か対策をしている?という可能性も考え、都の環境局の資料を見てみました。

コチラの資料によれば、石原都知事が「カラス対策プロジェクト」を始動した平成12年以降からカラスの羽数は減少傾向に入るも、令和に入ってから増加傾向に転じた事が分かります。

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つまり、カラスは寧ろ増えている傾向にあり、ここ最近で急減する要素は見当たらなかったのです。


仮説③:カラスにとって嫌な事が起こった?

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カラス対策グッズ以外で、カラスにとって嫌な事は何か?

先ず思いついた事は、コロナ過で飲食店の経営が苦しくなり、飲食店から出る生ごみの量が激減した影響があるだろうか?という事でした。

帝国データバンクが2021年4月2日発表した『飲食店の倒産動向調査(2020年)』によれば、2020年度に倒産した飲食店は715件。

全体の件数は昨年割れも、酒を提供するビヤホール・酒場が昨年以上に倒産している事が分かります。

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ただ、人が食べる量が変わらず、食べる場所が飲食店から家庭に移っただけと考えれば、例え飲食店からの生ゴミの量は減ったとしても、その分を家庭からの生ごみの量が増えれば、そこまでカラスにとって食料の影響は無いように思えます。

子育てが落ち着いていない中、食料は安定的に取れるはず。

なぜ、カラスが我々の街に急に来なくなったのでしょう?

この街では無い所で食料を調達するようになった、何か変化がある筈です。


そこで行きついた結論がコチラです。

↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓


結論

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私が出した結論は、選挙カーが原因ではないか?という事です。


カラス対策グッズを調べてみると、カラスがゴミ捨て場の近くに来る度に大きな音を出すスピーカーがありました。

センサーで作動するたびに、カラスが驚くほど大きい音を出す装置です。

これに近い事が起こったのでは?と推察しました。


「東京都 選挙」で調べると、東京都議会議員選挙が7月にあります。確かに6月に入ってから、やたらと各政党や候補者の選挙カーが近所を走り出しているんです。

この選挙カー、音量に規制がない事を皆さんはご存じでしょうか。

※ 学校・病院の近く等では『音量を落として静穏に務める』必要はあるようです。あくまで『務める』なので、各選挙カーの自己判断に委ねられるのですが…

音量に規制がないので、人間が五月蠅いと感じる位の音量でも構わず走り回れます。この音はカラスにとっても耐え難いものではないかと推察します。

音量に規制のない選挙カーが、丁度ゴミ回収が始まる8時以降から走り出すのも、カラスがゴミ捨て場に現れなくなった事と関係が深い気がしています。

よって、現時点での考察の結果となりますが、7月の選挙が落ち着くまでは、カラスは選挙カーの走行ルートから外れたゴミ捨て場を餌場にするではないか、だから今週からカラスがいなくなったのではないか、という結論となりました。

7月の選挙が落ち着いたら、また戻ってくるのかな~とも考えられます。


まぁ、これだけ考えてはみましたが、ひょっこり来週からまらカラスが近所のゴミ捨て場を漁っているのかもしれませんけどね笑


ちょっと身近なところから仮説を立てて考えてみた次第でした。


以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

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