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「やりきった」とは全く感じていない。2021年12月期総合MVP受賞者の“ 強いポリシー”とは

アドウェイズで働く従業員の、これまでのキャリアを振り返るインタビュー。

今回は、ビジネスデベロップメントグループ・アカウントマネジメント第一ディビジョンにおいて、バイスゼネラルマネージャを務める小林峻輔さんにお話を伺います。

小林さんは昨期、担当領域での単月最高粗利を3度塗り替えるなど、社内外に向けて大いに存在感を発揮。2021年12月期の社員総会においても総合MVPを受賞し、今後さらなる活躍が期待されています。

事業方針へコミットする力、また着実に結果を出すための考え方とは。インタビュー形式で彼のキャリアや今後のビジョンを紐解いていきます。

Profile
2017年4月アドウェイズに新卒入社。自社アフィリエイトサービスを中心として営業部署にて従事。現在はビジネスデベロップメントグループ・アカウントマネジメント第一ディビジョンにて電子書籍における漫画領域の営業責任者としてバイスゼネラルマネージャーに従事


自分だからこそ提案できる、魅力的な広告


——現在の主な業務内容を教えてください

僕が所属しているのは、ビジネスデベロップメントグループ・アカウントマネジメント第一ディビジョンという部署になります。社内では通称「アカマネ第一」と呼ばれている部署であり、簡単に言えば国内で広告を出稿する企業に対しさまざまな広告戦略を用いて提案・サポートをしていく部署になります。

現在はゲームと漫画の二つの領域のユニットがあり、自分はバイスゼネラルマネージャという形で、電子書籍における漫画領域のマネージャを担当しています。

主には、広告の配信設計やクリエイティブチームとの連携、出版社や開発会社とのやりとりなどを行いながら、トライアンドエラーを繰り返し、クライアントやユーザーに対して価値あるコンテンツを届けるための業務を日々行っています。

周知の通り、以前に比べ電子書籍市場はとても大きくなりました。また2020年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、個人の可処分時間が大幅に増えたことも市場拡大に拍車をかけた一因です。いわゆる「おうち時間」を充実させるため、アプリゲームや動画配信サービス、そしてスマートフォンで漫画を楽しむ人が増えたんですよね。結果的に今では一般的な認知に加え、新しい習慣としても定着するなど、市場規模は拡大の一途を辿っています。

ただ、市場が大きくなったと言えども、自然に事業も拡大していくわけではありません。そういった意味では、僕らはどこの代理店よりもいち早く漫画領域に特化したチームを発足させていたので、そこに対する運用基盤ができてました。そのノウハウを最大限に生かしたことで、クライアントに対し満足してもらえる結果を出すことができ、激しい市場拡大競争に食らいついていくことができたんです。ゆえに、蓄積された経験やアイデアがあってこその、現在があると思っています。

つまり、この領域にコミットする組織が会社によって早い段階から作られ、市場の環境も変わり、各部署にも協力をいただき、良いタイミングでコミットできたことが結果を出している理由なのかなと思います。そのため、決して僕一人の力で売上を伸ばしたというわけではないんです。

——漫画は昔から好きだったんですか?

いや、それが……実は漫画はそんなに好きじゃなかったんです(笑)。

というよりも、子どもの頃に触れてこなかった、という言い方が正しいですね。とはいえ、仕事として向き合うには、やはり知識や作品に対する愛が絶対に必要だと思います。そのためこの数年で相当な量の漫画を読み、アプリを触ってきました。今でも時間があれば、ずっと読んでいます。

ただ、広告設計を行う身からすると、僕のような「漫画を好きではない」人間だからこそ、できることもあるかと思うんです。なぜなら、漫画への興味関心が薄い人の気持ちが、僕は理解できるから。

潜在ユーザーに対して、興味を持ってもらえる広告を提案することができれば、大きな価値に繋がります。たくさんの漫画を読んで好きな作品の広告を手掛けることがあったとしても、この目線を持つことは忘れないようにしていきたいと思っています。これは自分ならではの強みとして今後も生かしていきたいですね。

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同期や先輩たちに、勝つために


——そもそも、小林さんがインターネット広告企業に入ろうと思ったきっかけは

僕は大学生の頃、もともとやりたいことがなかったんです。ただ「やりたいことができた時に、どんなことでも自分の力でできるようになりたい」とも思っていたんですね。そのためには幅広い知識や経験、自分の力で物事を考える力を手に入れたいと思い、成長スピードの早いインターネット業界で働くことを考えていました。

また、さまざまな企業や業態と接することも楽しそうだな、とも考え、結果インターネット広告企業を志望することを決めました。

ただ、その頃は正直に言うと、インターネット広告企業であればどこの会社でもよかったんです(笑)。とはいえ、アドウェイズは面接時の対応がとても良い印象でして。僕みたいな学生が喋っていることに対しても同じ目線で会話をしてくれて、自分と会社がマッチしているどうか、活躍できそうかなどの“すり合わせ”がきちんと面接で行われたんですよね。そのため、どこで何をしたいというよりも、こんな人たちが働いている企業で働きたいという思いが強くなり、入社を決めました。結果的に今でも、入社をして良かったと思っています。

——入社後はどのようにキャリアプランを描いていったのか

一年目は、目の前の仕事に向かうだけで精一杯でした。しかしベースには、誰と何を比べても一番でありたいという思いを持っていて。そのため、ライバルは同期だけではなく、入社をしてから3〜4年目の先輩に対しても、内心は「来年、再来年には抜いてやるぞ」とも思っていました。自分が知らない業務を担当している同期や先輩がいたら、具体的にどんな仕事をしているのかを聞き回ったりもしていて。

——すごい負けん気の強さですね

そうですね。みんなと同じレベルで業務に取り組めているから安心だ、という考えは、僕にはあまり納得できないことだったんです。さらなる高みを目指し、それ以上に実力を伸ばしていきたいという気持ちの方が大きくて。もちろん、負けて挫折感を味わうのも大切な経験の一つだとも思っていましたが。

ただ、決して自分を特別な存在だと思っているわけではないんですよ。上を目指すためには、当たり前ですが努力をすることがなによりも必要ですから。何もしないで勝てるわけないだろ、と今でも思っています。

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クライアントとはマーケティングパートナーとして、よりよい信頼関係を築いていきたい


——現在、仕事をするにあたり大切にしている価値観とは

簡単に言えばユーザー、クライアント、双方にとって“質の良い広告”を提供し続けたいんです。本質的な価値に向き合い、提供し続けることができれば、僕らは自ずと漫画市場を牽引する存在になれると考えていて。その上で、競争の激しい市場においてクライアントとの付き合いをより長く本質的なものにしてくためには、中長期的にサービスの成長を共同で伸ばしていくことができるか、またその過程を僕らに担当させてもらえるか否かという点を、強く意識をしていかなければならないと思っています。

もちろん、広告パフォーマンスや企画の提案はもちろん業務の上で重要な点です。ただその上で、一つの“マーケティングパートナー”として、よりよい信頼関係を築いていきたいと思うんですよね。

なお、こういったお客様やユーザーとの向き合い方は、今の部署に異動になった際の上司に教えてもらいました。考え方を変えるきっかけをくれたその上司には、改めて感謝をしたいと思っています。

——総合MVP受賞もそのような価値観を持ち続けたことが起因になった

もちろん、こういった目に見えるものとして結果が出たことはとても嬉しいです。ただ僕は現時点では「やりきった」とは全く感じていなくて。

今後に関して言うとすれば、会社にいる以上は自分のチームを組織としてより大きくしていきたいと思っています。肩書きや役職にはあまり興味がないのですが、組織を大きくしていくために自分がそのポジションに立たなければならないのだとしたら、そのために目指していきたいという考えはありますね。

もちろん、会社の中での新規事業など、新しいチャレンジをする機会に巡り合えれば、積極的に挑戦をしていきたいとも思っています。ただ、どこまでいっても「やりきった」と思うことはないかもしれないですけどね(笑)。

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誰かの「できなかった仕事」から「楽しい仕事」を見つけるには


——最後に、現在奮闘している後輩たちに伝えたいことはありますか

そうですね。ひとつ思っているのが、仕事というものは「誰かの忙しい」から生まれるものだと思っているんです。

会社の社長は、どんなにやりたくても現実的に全てを一人で担当することはできないため、役員や本部長というポジションの人に業務を任せています。ただ役員や本部長は、部署一つひとつを一人でまとめることは到底できないため、部長ポジションが必要になります。そして部長でも全てのメンバーを見ることはできないので、マネージャーが必要。そのマネージャーはチームメンバーに協力をしてもらいながら、一つの案件を回していくという……。

つまり、多くの層が積み重なった組織で働くということは、自然に「誰かの忙しくてできない仕事」がそれぞれの社員に回ってきているということで。とはいえ、そのような仕事の中からも「楽しさ」は確実に見つけられると思うんです。

それは周囲の上司や同僚など、環境の要素もあるかもしれません。しかし仕事の内容自体に楽しみを持つことができるか否かは、自分の捉え方次第なのではないでしょうか。

例えば、急な案件が降りかかってきた時。一見、面倒だなと思うこともありますが、捉え方次第では気持ちも変わって来るんです。当日中に仕事を終わらせ、なおかつ「期待を超えるものを作る」こともできれば、誰もできなかった仕事を完璧にクリアしたことにつながります。そうすると、達成感が楽しさに変わるんですよ。

つまり、マイナスを埋めるというよりも、プラスを作っていくことが楽しみを作り出すスタートなのかもしれません。また僕ら広告代理店の業務は、クライアントに対してそういった“付加価値”を作り出すことが仕事でもあるので、この価値観は日々の業務に対しても大きく繋がっていくのかなと思います。もちろん自分自身の成長にも。

——もしかして、小林さんは休みの日も仕事のことを考えている

まさか、そんなことはないです(笑)。仕事ばかりしているとストレスが溜まることだって多々あります。そのため、きちんとオン・オフを切り替えようと心がけていますね。

僕らの仕事はいつまでもやろうと思えばできるものなので……だからこそ、休む時は全力で休み、仕事をする時は全力で取り組む。今思うとこの切り替えが、ストレス解消を手伝ってくれているのかもしれません。

あと最近は、姪っ子と甥っ子が心の癒しでして。彼らは全てをきれいに浄化させてくれるんです。子どもは苦手だと思っていた僕が、会うたびにおもちゃを買ってあげるほど。

そういった意味では、仕事とプライベートで良いバランスを保っていくことも、仕事を楽しく続けていく秘訣かもしれませんね。

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