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日本にある差別の真実。そこから考える仕事を成功に導く方法(5分程度読めます)

おはようございます。こんにちは、こんばんは、代表の竹村です。

気軽に始めたnoteですが、自分の中でスケジュール組まないと続かないので、毎週木曜日と決めてシリーズ物的に更新していきたいと思います。


早速ですが、皆さんは ”バイアス” という言葉をご存知でしょうか?特殊な専門用語では無くなったので、耳馴染みはあるかと思います。

バイアスとは...

直訳すると「偏り」や「偏見」という意味にはなり、一種の先入観などを指し、心理学で使われる言葉です。


皆さんに質問です。

消防士。

と言われて、どういう人物を思い浮かべますか?

男性?女性?

中肉中背?筋骨隆々?ぽっちゃり?

若い?高齢者?


看護師。

と言われて、どういう人物を思い浮かべますか?

男性?女性?

笑顔?怖そう?

白い服を着ている?


皆さんの答えは、一方に偏ると思います。

これらの傾向や認識を "バイアス" と呼び、先述した様な質問で、みなさんが一方に答えが偏る傾向の事を、”アイコンシャス・バイヤス” と呼ばれています。(無意識の偏見)


アイコンシャス・バイヤスは、バイヤスの中でもかなり厄介な偏見で、無意識下で起きる偏見です。ようするに、自分自身は偏見や差別をしていることに気づけません。

これは、切っても切れないバイアスで、仕事中にも起きる問題です。この偏見で仕事がスムーズに行かない事は多くあります。

しかし、それが偏見のせいであることが気づけず、悩んでしまうことも多々あります。


例えば、上司から以下の様な指示を受けました。

午前中に、このプロジェクトの資料、早く仕上げてよ。

午後に、この計画書のここ早めに修正して欲しいだけど。

と、指示を受けたとしましょう。

前提として、この上司の指示が悪いです。どこが悪いかは後ほど説明します。

この場合、指示を受けた側としては、同時に仕事は進めれないので、無意識に、どちらから手を付けるか考えます。

そして、多くの人は「プロジェクト」という言葉に、重要度を感じ、プロジェクトの資料を先に進めると思います。

「早く仕上げてよ」と「早めに修正して欲しいだけど」の言葉のニュアンスから見ても、プロジェクトの方が優先度が高く感じます。

そして、プロジェクトから進め、資料を提出すると、上司に激昂されました。

実は、計画書の提出期限が明日で、プロジェクトの提出期限が来週でした。

人は、同時にプロジェクトを進め、計画書を修正することはできません。どちらにせよ、優先順位を決めないといけません。その時に邪魔するのが、アイコンシャス・バイヤスです。

プロジェクトという言葉に大きな仕事と感じ、「早めに」「早く」という言葉のニュアンスで優先順位を無意識に選択しています。

そして、無意識に選択しているので、それが正しい選択であると信じて疑いません。

上司の指示の仕方にも問題があります。

上司は期日を知っています。人は自分が知っている事は、皆も知っている。というバイヤスがかかります。よって期日の説明が抜けてしまっています。

この様に、指示出す側、出される側、双方にバイヤスがかかり、仕事の障壁として、しばし問題になります。

何より、本人達は何が悪いか気付かない場合が多いです。

双方ともに無意識下で発生している心理的作用ですので、どちらとも相手が悪いと思っています。

上司は、期日が早い方から普通進めるやろ。と思っています。

しかし、その説明をしていないことに気づいていない。

部下は、普通大きい仕事の方が大事やろ。と思っています。

しかし、それは期日を聞き忘れ、勝手に自分が優先順位を決めたことに気づいていない。


この様に、アイコンシャス・バイヤスという無意識の偏見によって、仕事は元より、人間関係が悪くなることは大いにあります。

実際、私も前職の頃は、このようなことが多くあり、結果として心の病にかかり仕事を辞めることに至りました。

今思えば、あのとき、上司が言っていたことは、これだったのか!と思うことは多くあります。


このバイヤスが更に厄介なのは、仕事の難易度や事象が複雑化すればするほど、かかりやすくなり、解けにくくなるという事です。

冒頭で質問した、消防士・看護師。という程度の質問であれば、ちょっと意識すれば、バイヤスはかかりません。

しかし、新規プロジェクトなど難易度が高くなると、タスクが増え、その数だけアイコンシャス・バイヤスが発生します。思考の数が増えれば増える程、その数は指数関数的に増加し、どこでバイヤスがかかったか分からなくなります。


まとめに入っていきます。

この記事の題名に含まれる、「日本にある差別の真実」と記載していますが、これが「差別の真実」です。

人は、様々な生い立ちを経て今があります。

納豆食べる人間が信じられない。この程度は差別ではないと思っているかもしれません。

しかし、イスラム教。と聞いたらどこか恐怖を感じませんか?

これは、納豆を食べる人間が信じられない。と言っているのと、本質的には同じです。

無意識の偏見が、少し肥大化するだけで「差別」として仕分けされます。

消防士は、筋骨隆々の若い男性

看護師は、笑顔あふれる白衣を来た女性

別に差別では無いように聞こえます。しかし、これが少し方向が変わるだけで差別になります。

えっ?女性なのに消防士しているんですか?

えっ?男性で看護師ですか?

ここまで来ると立派な偏見ですし、下手すれば差別です。


これは、仕事中にも多く発生しています。

この差別の本質を理解できると、仕事は今より断然楽に進めれますし、障壁は減ります。

そして、この唯一の方法は1つしかありません。

自分が今していることを疑うことです

なぜ、プロジェクトの資料作成から進めたのか?

これを自分に問うだけです。

そして気づきます。あれ?こっちの方が期日早いのか?と。

そして上司に、期日を確認しにいきます。すると、計画書の修正の方が期日的に早いことに気づけます。


会社勤めであれば「日報」など自分の1日を振り返る業務があると思います。プライベートなら「日記」として1日の自分を振り返る事ができます。

この様に、自分の行動を振り返り、「なぜ?」を問う事を癖付けることで、バイヤスに対しての免疫ができます。

そして、新しい発想に結びつきます。

多くの成功者は、この癖付けが上手い場合か、そもそもその人自身のバイヤスが成功する様な思考であったか。のどちらかです。


「差別」というと仰々しいですが、私も含め全員が心に秘めている心理です。まずは、その心理が自分にもある。ことを自覚することから始め、向き合う事で仕事はスムーズに進み、大きな成功を掴むことができると思います。

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