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すごいアドリブ力!283「問いを作るアドリブ力ー情報を武器に変えるー」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

無限のように存在する情報を、自分なりに武器に変えられたらとても心強い。
アインシュタインは言ったそうです。

「問題解決のために1時間つかえるとしたら、55分を問題の○○○○に費やし、5分間を○○に使うだろう」

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]デザイン、解決

(『感性思考』佐々木康裕(SBクリエイティブ株式会社)より引用 P127)

まえがき

問題を解決するために問いに答える、という時代が過ぎて、今では問いを設計することが重要になってきた。ではどうするか。

再定義

「例えば、『アメリカのファッション市場について調べておいて』と上司から言われたとします。
たいていはファッション誌やファッションサイトを見て情報収集するのではないでしょうか。しかし、それぐらいの情報なら上司も調べてみれば分かります。

ヴィンテージファッションが流行っているのなら、その背景にあるのは何か。もしかしたら、メルカリのようなオークションサイトで古着を買うのがアメリカの若者にとっては普通の感覚になっていて、新品の服を買うという習慣が薄れてきているのかもしれません。

それなら古着市場が盛り上がっているので、今までにないサービスが生まれる可能性もある。
そこまで予測したら、『アメリカのファッション市場で服を売るにはどんなサービスがいいか』という問いではないかと再設計できます。

前述した30代の男性のアプリも、『どんなニュースアプリが求められているのか?』という問いから、『30代男性が本当に求めているアプリは何か?』という問いになったら、そこから導き出される答えはまったく変わってきます。

第1講義の冒頭で紹介したヒューストン空港の例も、担当したデザインファームは問題を『待機時間を減らすには?』から『待たされている感覚を減らすには?』に再定義したのです。
このように、リサーチを開始する前に問いを定義するのは非常に重要なステップになるのだと思います。」
(前著より引用 P127-128)

あとがき

問題を解決するには、現状とあるべき姿のギャップを考える、ということをいままでは当たり前のようにやってきた。もちろん間違いではないが、今の世界は、過去を振り返るだけでは新しいものは生まれない。そこで、問題自体を再定義することが大切になる。

それを可能にするのが、「問い」を設計すること。言うのは簡単だが、再定義自体が難しい。これは何度も何度も繰り返しやってみるしかない。そこで基盤になるのが、安岡正篤氏が言っている、本質を見抜く基本を押さえることだと考える。

1.目先に捉われず、長い目で見る
2.物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的全体的に見る
3.枝葉末節にこだわることなく、根本を見る
(『ポケット修養論』藤尾秀昭(到知出版社)より引用 P80)

根源的、多面的、長期的、という言葉は、自分の本当の見る目を養うものだと思っている。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今日の一言

「今日の一言:問いを作るアドリブ力は、問いを再定義することで磨かれる」

今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、みずたまさんの画像です。ありがとうございます。

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