テレビやラジオでの紹介が決まったお店が、OAまでにするべきこと

人は自分の知らないお店やサービスを使うことができません。

「お店のことをより多くの人に知ってもらう」というのは飲食店に限らず、事業をする上でとても大事なこと。

告知の方法はInstagramを始めとするSNSもここ数年で非常に発達してきていますが、やはり従来から存在するマスメディア、とりわけテレビの影響力というのは非常に大きいです。

やっぱりテレビの力はすごい

北海道内のローカル情報番組で、今一番力を持っているのは、多分UHB(北海道文化放送)の「タカトシランド」だと思います。

ご存知、お笑いコンビのタカアンドトシのタカさんとトシさんがそれぞれ週替わりのゲスト芸能人とペアになって、札幌の中の小さなエリアを回りながら、飲食店や面白そうなお店に突撃訪問するという番組。

一見、夕方の情報番組の1コーナーのような内容ですが、恐ろしいことになんとこれを金曜日の夜7時という超ゴールデンタイムに1時間番組でぶっこんできています。普通にすごい。笑

そんな放送時間なので、当然影響力もめちゃくちゃ大きいです。

夕方の情報番組で紹介されたお店がGoogle検索され、僕の運営しているブログにもたくさんのアクセスが入ってくることがありますが、夕方の情報番組放送時の訪問人数平均と比べると、先週タカトシランドの平岸特集でACE COFFEE ROASTERが紹介されたときは、なんと約6倍の人数が訪れました。

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店名の指名検索では食べログに次いで2位で、1位ではないのですが、それでこの訪問件数は恐ろしい影響力です。

前置きが長くなりましたが、タカトシランドをはじめとしてテレビ番組への出演が決まっているお店が、オンエアの日を迎えるまでにやっておきたいことをお伝えしたいと思います。

(以下、「テレビ」という切り口でお伝えしますが、ラジオや雑誌に紹介される場合も同様です)

テレビによる"一瞬の大拡散"から、来店までの3ステップ

番組や取り上げられ方にもよりますが、テレビでお店が紹介されるときは、長くても1分か2分程度のものです。それだけで視聴者が「あー、あそこね。今度行こ」となってくれればいいんですが、実際の来店のためにはそれだけでは少し不足があります。

自分がお客さんだったら、テレビで気になるお店の情報が放送されていたときに、実際の来店までにどんなステップを踏むか?という視点で考えてみましょう

多分、こんな感じになると思います。

1.紹介された店名(店名を覚えられない場合は、「○○(地名) カフェ」などの断片的なヒント)をGoogleやInstagramのタグで検索
2.出てきた店舗情報をお気に入り登録したり、スクリーンショットを撮ったり、Instagramのアカウントをフォローしたりする(保存)
3.時間が空いている日にその店のことを思い出す(想起)
4.行く前にもう一度調べて、行けそうだったらお店に足を運ぶ

最終的にお店に足を運ぶまでには、「検索」「保存」「想起」というステップを踏む必要があります。

それぞれの段階を、テレビ放送前に整えておきましょう。

 1.検索

最初にして、一番重要な項目です。テレビの視聴者が検索をしたときに、実際に足を運ぶ際に必要になる情報がきちんと出てくるように仕掛けておきます。

最低限、チェックしておきたいのは以下の項目です。

・Googleの検索結果、検索1ページ目に表示される全10ページの内容

・Google mapのお店情報

・食べログの店舗情報の掲載内容

・お店のInstagramアカウントの整理

(・お店のFacebookページの整理)

少し多くて大変なように思いますが、千載一遇のチャンスを活かすために頑張りましょう。

全てに共通して点検するべきことは、「お店を訪れるために必要な情報が不足なく揃っているか」「間違っている情報がないか」です。

Google mapや食べログの店舗情報は、追加・修正の申請をすることができます。ここを参照する人はかなり多いので、必ず対応しておきたいところです。

 2.保存

テレビでお店のことを見て「よし、じゃあ明日行こう」となる人はなかなか居なくて、大体は今度の休みに……くらいの感じになるでしょうし、今だと「状況が落ち着いたら」という判断で、来店時期がいつになるかわかりません。

だからこそ、「今日暇だな。どこか行こうかな?」というときに真っ先に候補に入ることが出来るように、手元に"保存"しておいてもらうことがベストです。先述しましたが、保存には

・食べログなどを、ブラウザでお気に入り登録

・Google map上での保存(「行きたいお店」など、自分の好きなようにリストを作成できます)

・店舗情報のスクリーンショットを撮っておく

・Instagramアカウントのフォロー

などがあります。この中で一番理想的なのは、「Instagram(SNS)アカウントのフォロー」です。

 3.想起

人は知らないお店に行くことができません。それは、テレビで一瞬紹介されて「いいな!」と思ったけど、すぐに忘れ去られてしまったお店も同じです。

テレビで見た瞬間の「行ってみたい!」という情熱は、時間経過とともに間違いなく冷めていくので、何度も何度も接触して、温め直すことが必要です。そのために一番有効なツールが、SNSです。

一度フォローしてもらえれば、通常の投稿やストーリーズをアップするたびに、フォローしてくれている人のタイムラインに自分のお店の情報が表示されます。

そこで、「あぁ、そういえば」とか「美味しそう!」とか、そんな風に思ってもらえたらシメたものです。来店確率がグッと高まります。

この観点から言うと、「1.検索」の段階で表示される情報から、お店のSNSアカウントに誘導する動線を作っておくこともとても大事です。Google mapや食べログにもURLを記載する欄があるので、そこも必ず埋めるようにしましょう。

接触頻度を上げるべく、毎日更新するためのヒント↓

テレビなどでのメディアで紹介されるのは、ゴールではなくスタート

かつて、インターネットやSNSがここまで発達していなかった時代は、テレビなどで紹介されることが全てでした。そこから先、お店のことを調べる術がほとんどないので、そこだけで情報収集が完了するように見る側も一生懸命です。

しかし、今は「あとでネットで調べればいいや」の時代。さらっと紹介されただけでは、簡単に人々の記憶から流れ落ちてしまいます。

だからこそ、放送された瞬間にピークを迎える「何ここ!行ってみたい!」を確実に捕まえて、いつになるかわからない来店を促すためのアプローチの第一歩にするべきなのです。

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今の騒動が無事に収束に向かい、自粛ムードが明けてきたら、各メディアで一斉に「地元のお店応援企画!」「○○の美味しいものを食べに外出しよう!(3密は避けてね)」みたいな企画が走り出すと思います。

そのために、今のうちに出来ることを粛々とやっておきましょう。

わからないこと、聞きたいことなどがあれば、InstagramのDMから質問お願いします!

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