その「なおす」基準は誰が決めたものですか?
こんにちは、生きづらさ専門カウンセラーのしのぶかつのりです。
今日、あなたにお届けする「生きづらさから脱け出す言葉」は、
「なおさなきゃ!」
その「なおす基準」は、
誰が決めたものですか?
です。
生きづらい方たちが、よくおっしゃる言葉。
それが「なおさなきゃ!」。
心が敏感なのを、なおさなきゃ。
空気が読めないのを、なおさなきゃ。
コミュニケーションがヘタなのを、なおさなきゃ。
でも苦しい。
なぜなら、その「なおす基準」が、他人によって決められたものだから。
つまり「自分の感性をねじ曲げることになるから」です。
たとえば、僕は植物嫌悪症です。
だいたいこの話をすると、みなさん「なおそう」としてくる。
でも僕は、なおしたくないんですよ。
だって、ものすごく不気味でだと思ってるものを、わざわざ好きになりたいと思わないでしょ?
たとえば、あの「黒くてカサカサした虫」いるでしょ。
多くの人はあれが大嫌いだと思いますけど、だからといって、わざわざあれを好きになりたいとか、あれを触っても平気な人間になりたいって思わないですよね。
僕も同じで、わざわざ植物が平気な人間になりたいと思わないんですよ。
ただ、自分が食事するところにあったらどかしてほしいとか、植物柄のソファーや食器や服は使えないっていう願いを聞き届けていただけたらラッキーだなって思って、静かに暮らしてるんです。
でも、そういう要望を少しでも告げると、僕の感性の方を「なおそう」としてくる。
ご自身のやり方を変えようとせず、僕の方を「なおして」解決しようなさる方が多いんですよね、かなり。
もしあの「黒くてカサカサした虫」が苦手だって言っても、誰も「なおそう」とはしないじゃないですか。
逆に、あの虫がぜんぜん平気だって言ったら、ちょっとおかしいんじゃないって言われちゃうでしょ。
だから、「なおす基準」のほとんどは、「世間の感性」に合っているかどうかで決まるってことですよね。
もちろん、なおしちゃいけないわけじゃないし、なおした方が楽になれることも多い。
重要なのは、「なおす」か「なおさないか」よりも、その「基準」を誰が決めたのかっていうことなんですよね。
もし他人が決めた基準なら、自分が削り取られてボロボロになる可能性が高い。
だから「なおす基準」は自分で決められれば一番いいですよね。
他人の基準に合わさざるをえないときも、それをわかったうえで「あえてなおす」と「自分で決める」ことが大切だと思います。
なので、あなたが、自分の生きづらさを「なおさなきゃ」と思ったときには、この言葉を思い出してください。
「なおさなきゃ!」
その「なおす基準」は、
誰が決めたものですか?
今日もあなたに、「心地よい人生」が訪れますように。
生きづらさ専門カウンセラー
脱世間起業塾Adic塾長
しのぶかつのり
※コミュニケーションが苦手なため、コメントへの返信は控えております。すみませんです。
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