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『四百三十円の神様』
加藤元さんの作品。加藤元さんの作品を読むのは初めてだ。
四百三十円の神様、あの川のほとりで、いれずみお断り、ヒロイン、腐ったたぬき、九月一日、鍵は開いた、の7つの話が収録されている。
「あの川のほとりで」では、父親に遊んでもらったことを思い出しながら読んだ。
「いれずみお断り」では、最後の2行でグッときた。
「腐ったたぬき」がとても面白かった。たぬきに恩返しをされるおじいさんの心境などを想
『緑の窓口 樹木トラブル解決します』
下村敦史さんの作品。
市役所に新設されて「緑の窓口」の配属になった天野と先輩の岩浪。
2人はある日、樹木医の柊紅葉と出会う。
天野は花言葉をたくさん知っていて、さりげなく披露できる知識があっていいなと思った。
クヌギの木が倒れた原因を突き止める話が印象に残っている。
天野と紅葉はいいペアだと感じた。
紅葉と紅葉の母の過去のわだかまりが解決して本当に良かった。
印象に残っている文
『私が結婚をしない本当の理由』
志駕晃さんの作品。志駕さんの作品は初めて読む。
スマイル結婚相談所には、結婚相手を探しに多くの男女が訪れている。社長の岸本はさまざまな客の要望を聞きながら、結婚相手を紹介していく。
宇都宮がマッチングした家事手伝いの女性の、お見合いの数理という考え方がとても興味深かった。
「娘があまりにも幸せになることを望まない親」という言葉が印象に残っている。
希と岸本は良い夫婦になるのだろうと感じた。
『テロリストの処方』
久坂部羊さんの作品。
「勝ち組医師」を狙った連続テロ事件が起こる中、全日本医師機構の総裁となった狩野のもとにも脅迫状が届く。
医師の免許更新制度や医師の階級制など、狩野は興味深いことを考えるなと思った。
裏社会を牛耳るグループに対して、琴美は強心臓だなと感じた。
奄美大島に行ったことがないので、いつか行ってみたいと感じた。
安達が自分の思いを浜川に語るシーンが、とても印象に残っている。
『賞金稼ぎスリーサム!』
川瀬七緒さんの作品。
麻布署捜査課の刑事だった藪下は、寝たきりの母を介護するため刑事を退職した。
ある日、下町の元ペットショップ店主相原の自宅が火災に遭い、放火犯だと疑われてしまう。
藪下は警察マニアの淳太郎と共に事件の真相を追うことになる。
淳太郎のキャンピングカーで一度生活をしてみたいと感じた。
淳太郎が大川自治会長と呑みに行ったと聞いて、笑ってしまった。
ねじりバネの罠の説明を聞
『動物学科空手道部1年高田トモ!』
片川優子さんの作品。
大学の動物学科に入学した高田トモは、空手道部に入った。ある日学科の飲み会で、築山くんという男の子と同じテーブルになる。
産業動物に対する主将の言葉が、とても印象に残っている。これからは肉を無駄にしないようにしたい。
築山くんはトモのことをよく見ていて、素敵な人だと感じた。
午前2時まで飲み会をした後に、朝の5時からランニングはキツすぎると思った。
印象に残っている文