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7年前、出産することでキャリアが断絶するのではないかと不安に思っていたわたしへ

長男の妊娠が発覚した7年前。
もちろん初めての出産に向けてワクワクしていたのだけれど、同時に不安もすごくありました。

当時、仕事がすごく楽しくて、他部署の方からも評価され始めた時期だったので、出産・子育てにより、そのキャリアが途切れてしまうのではないかと真剣に悩んでいました。

産休に入ることに対しても、そもそも仕事をしていない自分なんて想像できなかったし、なんだかアイデンティティが失われてしまうのではないかという不安もありました。

その後、2度の産休・育休を経て、当時の自分に対して思うことを書きたいと思います。


■築いてきた経験・知識はなくならない!

いちばんに思うのは

「大丈夫。これまで築いてきた経験・知識はちゃんと蓄積されている」
「今後もそれはちゃんと築かれていく」

ということ。

そもそもキャリアとは何かという話をしていくと、厚生労働省が提唱しているキャリアの定義の中に『時間的持続性ないしは継続性を持った概念』という表現が含まれています。

つまり、キャリアは「点」ではなく「線」であり、
特定の成果を表すものではなく、人生を通して「積み重ね」ていくものなのです。

7年前の私は、子育てをすることで、自分のキャリアがマイナスになるように思っていたけれど、そもそも「積み重ね」という概念で考えると「マイナス」になることなんてないんですよね。

ちゃんと、私の経験や知識は蓄積され続けているし、
むしろ人間としての幅も広がっている。

7年前の私より間違いなくパワーアップしている。

■時間的制限があることも悪いことではない


子育てをしながら働くことによって「時間的な制限」はできました。
どんなに作業が残っていても、お迎え時間になったらそこで終わりにしなければならない。

でも、限られた時間の中で最大限の成果を出すためにも、自分の強みを活かすことを常に意識するようになったし、タイムマネジメント力も格段に向上しました。

私にとって「時間的な制限」があることは、むしろメリットもたくさんありました。

■緩やかに歩むときとアクセルを踏む時があってもいい


もう一つ思うのが、キャリアはあくまでも「線」「積み重ね」だからこそ、緩やかに歩むときもアクセルを踏む時も両方があって良いということです。

我が家の場合は、長男が小学校に上がるタイミング(今年の春)で働く日数を減らす計画で進めています。
(それが今回会社を辞める決断をした理由の1つでもある)

働く日数は減らすことで「余白」を作りたいと考えています。

その時間的な余裕が、子どもたちに対する「心の余裕」にもなるし、新しく興味を持ったことにすぐに飛び込めるようにするための「余白」でもあります。



というわけで、今日は7年前の産休に入る前の自分に対して書いていました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます!

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