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和合亮一さんの「詩の礫」から派生した 礫を起点に波紋のよう奇想は巡る
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#詩のようなもの

エブリバディルッキングミイラ

エブリバディルッキングミイラ

吐瀉物はコンクリートの上で干からびて
固まっている
土に還ることもできず
晒されている
誰のかも知らない
ゲロなんて
見たくもないけど
すでにそこに
あるということ
その事実は既成
風雪
風雨
に曝された
木乃伊は
埋葬されたくはない

関係はさんかく

関係はさんかく

私達の関係は三角
線と線に線を足して
囲われた
余白は
孤独を思うよ
何処にも行けない
孤立を歌うんだ 
第三の目
さよなら
ありがとう
どこまでいっても
平行線