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和合亮一さんの「詩の礫」から派生した 礫を起点に波紋のよう奇想は巡る
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2022年7月の記事一覧

人間と胡瓜

人間と胡瓜

Tシャツの脇汗のしみが

恥ずかしくて

腕組みしながら

両手を

脇の下に滑り込ませては

みたものの

これは

かえって

逆効果

汗は止まるどころか

自分の熱で

また汗が染み出してくる

いっそ

全部濡れてしまえばいい

ライブ

アライブ

私は永久機関

熱は冷めない

夢も覚めない

いつかの雨はいつもの雨

いつかの雨はいつもの雨

たん
とたん
たんたんたん
雨は降り出した
寝る前に
コップ一杯の水をって言うけれど
雨に打たれながら
寝てしまえば
身体は勝手に
水を吸収するんじゃないか?
もしくは溺れてしまうのだろうか?
まるで
デジャブのように
決まったリズムで
雨は踊り跳ねている
連続性
つまりは

溜息は煙と一緒に吐き出してしまえばいい

溜息は煙と一緒に吐き出してしまえばいい

人前で溜め息はつかないっていうマイルールがあってあなたに対してのリアクションではないんですあくまでも私の問題なんですよと思っていても受け取り方受け取られ方はそれぞれであるし言ってしまえば私も周りの誰かに溜め息をつかれたら身に覚えがなくても気持ちが落ち着かなくなるような不安が過ぎるような気がするし考えすぎなのは承知の上何だけれど反射的に少し気持ちに波が生まれてしまうなので私は溜め息はつかない周りに人

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