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十干について(part10 癸)
それでは十干のラストです。
癸は元の字がかなり面白い形をしていまして、フォークを四本クロスさせたような字がもとになっています。
その形から物事が一周して終わりを向かえた様子や収穫を終えて一段落した様子を表していると言われます。
おそらく農機具を屋内にしまい終えた様子を想起したのかなと思います。
また、通常農作業を終えるのは冬ということで、東洋占星術では癸を雪や雨に例えます。
そ
十干について(part9 壬)
ようやく落ち着いて記事が書けるようになりました。
今回は壬についてです。
字の成り立ちは糸巻きに糸が巻き付いて膨らんでいる様子からです。
そこから、植物が種を宿している様子に転化しました。
妊娠の妊の字もそこからですね。
おそらくそこから母→母なる海で壬を大海と読むようになったのではないかと思います。
壬の基本的性格も海から連想されます。
おおらかでどっしりと構えており、義理
十干について(Part8 辛)
庚に続いて金の陰性、辛の説明です。
元々は刑罰を受けた人に刺青を彫る際に使用されていた針のような道具から成り立っています。
ここから、からい、つらいなどの意味へと派生しました。
東洋占星術では宝石に例えられますが、これはカットに使う道具を辛に見立てたのではないかと思われます。
そんな辛の性格ですが、庚と同じく環境や指導者、本人の心のありようによって大きく運勢が変わってきます。
十干について(Part7 庚)
今回は庚という文字についてです。
この字は杵を両手で持つ姿又は植物が成長しきって新たな形に変化していく姿を表していると言われています。
そこから東洋占星術では固く鋭利なものや武器、刀などの意味へと転化していきました。
庚の人の性格は刀や武器そのもので早い段階からよい指導者にめぐり逢い向上心をもって努力を積むと銘刀と言われるような逸材となることが可能です。 しかし、よき指導者に巡り合えず
十干について(Part6 己)
今回は己についてです。
元の意味は糸を巻く道具から来ているそうです。
正直今回はどうしてそこから四柱推命上の意味に変わっていったのかわかりませんでした。
今後もしかしたら補足するかもしれません。
ひとまず説明すると、 東洋占星術では大地や畑に例えられています。
植物でいうと紆余曲折を経て成長した状態です。
性格としては『母なる大地』というようにとても穏やかで優しく、人を教え
十干について(Part5 戊)
それではいつも通り漢字の成り立ちですが、この字は鎌の形がもとになっています。
そこから、四柱推命では『山』の意味に繋がるんですが、これは『茂』の意味からの連想になるかと思います。
夏の山のイメージですね😃
戊の性格は、そのまま『動かざること山の如し』といった感じです。
常に泰然とし、存在感のある人であり、基本的な性格は穏やかです。 古くから山岳信仰があるように周りの人望を受け
十干について(Part3 丙)
今回は丙についてです。
丙という字はもともと机などの台や人の足が横にピンと張った様を表します。
また、横に張るところからの連想で地上に出てきた植物が葉を広げ始めた様子でもあります。
占星術的には太陽を表すとされているんですが、これが僕にはいまいち謎でした。
調べたところ、原義の台とは祭祀用の祭壇をさすようです。
そこで合点がいったのですが、太陽信仰に用いる祭壇を型どった字がその
十干について(Part4 丁)
今回は丁(ひのと)について書いていきます。
漢字の成り立ちを調べると釘の形を型どったもの、転じて安定している様子だそうです。
植物だと安定して成長し、茎が伸びている状態だそうですがいまいち占星術上で言われている月の意味へと繋がりません。
おそらく『灯』の字が始めにあってそこから連想で
蝋燭などの灯火 → 夜の明かり → 月 となっていったのではないかと思います。
それで丁の人
十干について(Part2 乙)
それではパート2の乙(きのと)についてです。
甲骨文字を調べるとわかるのですが、数学の『 ∫ 』を左右対称にしたような字がもとになっています。
意味としては芽が地上に出ようとして地中で曲がりくねっている様子を表します。
又は燕の姿とも言われています。
そこから、占星術では乙を草や花として扱います。
強い風が吹いてもなかなか折れないことから柔軟で芯が強い、地道
花の見た目のよう