十干について(Part1 甲)
これから東洋占星術の基本となる十干十二支について書いていこうと思います。
よく算命学のブログでは取り上げられる話題だとは思いますが、何でその漢字がその読み方になったのかとか何でその意味になったのかがいまいち解りにくかったので、自分なりに行間を埋めつつそれなりに理由を考えていきます。
⒈甲という漢字の語源
元は甲冑や甲羅のように『固いものに覆われている』様子が語源です。
そこから、『芽が成長していく様子』と今では言われているのですが、おそらく発芽の一番始めの種から根が出て芽が出た瞬間のことを指しているのだと思います。
(絵でお見せしたかったんですがいいフリー素材が見つからなかったです泣)
⒉東洋占星術での甲の意味
東洋占星術では“こう“ではなく“きのえ“と呼びます。
呼び方のルールは決まっていて、東洋の基本思想である陰陽五行説に当てはめて読みます。
つまり、木火土金水の後に陰陽の意味を表す兄(え)及び弟(と)をつけて、
甲 『き』 の “え“
乙 『き』 の “と“
丙 『ひ』 の “え“
丁 『ひ』 の “と“
戊 『つち』の “え“
己 『つち』の “と“
庚 『か』 の “え“
辛 『か』 の “と“
壬 『みず』の “え“
癸 『みず』の “と“
で合計10種類です。
それで甲ですが、大樹や木材全般に例えられます。
原義の種が芽をだし、時間を掛けて大木へと成長した様です。
そこからの連想で性格を割り出し、
上にまっすぐ育つ →目標が必要、努力家、自立
木材→大黒柱→リーダー気質、親方気質(“甲“斐性がある人のことですね)
大樹になるまで時間がかかる→大器晩成
しなやかさが足りない、折れやすい→悪く出ると頑固になったり挫折感を味わいやすい
と読みます。
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