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自分の固定観念で他者の選択肢の幅を狭めるよりも、拡げられるように自分の価値観を磨いていきたい

こんな記事をみつけた。

「男らしく髪を短く」
「もっと女性らしい服装にしたら?」
何気なく耳にする、こうした「らしさ」に疑問を持ちスカートをはいて登校する男子高校生がいます。とかく「同調圧力が強い」とも言われる日本社会の中でスカートをはく理由とは?

彼が通う高校は多様性を尊重する取り組みから、制服は性別問わずズボン・スカート・ネクタイ・リボンを自由に選択・組み合わせできるということになっている。彼は、スカートをはくことを「選択肢のひとつ」と言い切り、自分の選択だとしている。

つまりは、ただ「男性がスカートをはいている」っていうだけである。
でも、この状態から周りの人たちはいろいろと勝手に感じ取ってしまう。

彼は何を考えているんだ
男らしくない、女みたいだ
スカートは女性がはくものだ
LGBTなの?
女装好きなの?

みたいなことである。確かに周りから見たら違和感なのかもしれないけど、それは周りの人たちが感じているものでしかない。彼自身がそうありたいと思って、その選択をしているのであれば、それをそのまま受け止める必要がある。自分が何か選択をしたときにも、周りにそうしてもらいたのと同じだ。

制服を性別問わず自由に選び・組み合わせができる制度をつくったとしても、それにより自分にとって違和感のある組み合わせを選んだ人を変わり者扱いしてしまっては結局何も変わらないし、多様性は尊重されていかない。

ひとりひとり違う人間であることを前提に、「らしさ」や「かくあるべき」だけで他者の選択の幅を狭めてはいけない。そして広がった幅において、それを選択した人たちを歓迎していかなくてはいけない。だって、これからの時代において、選択の幅はどんどん広がり、多様化していくから。

自分の固定観念で他者の選択肢の幅を狭めるよりも、拡げられるように自分の価値観を磨いていきたい。そういう方向に向かっていかないと、単純に時代に追いつけなくなって、これから先の未来を生き抜いていけないと思う。ひとつのカタチにこだわりすぎずに、どんどんアップデートしていくことに貪欲になりたい。



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