少年の罪と罰と涙

息子から"素直になることの大切さ"を改めて気づかせてもらった💡

素直の本来の意味としては

ありのまま、穏やか、従順、真っ直ぐ
支障なく進行する、など。



私の勝手なイメージだけど…

幼児には「素直で良い子」などの褒め言葉として使うけど、成長するにつれて「素直になった方がいい」など注意が多くなる気がする。

素直さとは成長過程で失いがちなのかもしれない。

改めて気付いた大切なことは

⚫︎素直に罪を認めること
⚫︎素直に受け入れること
⚫︎素直に気持ちを表現すること

︎

■出来事①：3月29日


息子と雑談LINEをしていた時に
「昔は嫌ってて冷たくした覚えがある」と突然のカミングアウトをされた🤣

キッカケは初めて話した息子の生い立ち。

話そうと思った理由は特にないんだけど、妊娠中の話から中学生1年生の現在までをザックリと説明をしていて


保育園、小学校で心配要素があったと言うと
「それは何だったの？」と聞かれ答えた。

すると「それだけ？」と言うので
何か心配かけてると思うことがあったの？と聞くと「べつに」と答えるも

その直後に
「でも昔は嫌ってて冷たくしたって覚えがあるからそれがどうなのかなって思ってる」

と言った。

そういえば…
数週間前に1年越しで初披露してくれた小学校の卒業文集は友達をテーマにしていて

心の変化や成長が綴られていた。

自ら罪の意識を持てるのは素晴らしいことで、自律や自立が出来ているからこそ。

世の中には言い訳、逆ギレ、開き直り、責任転嫁など自分を正当化する人がいたり、そもそも気付くことさえ出来ない人もいる。

子供ならまだしも大人でも珍しくはなく、幼稚な精神ゆえに不満や悩みが生まれるから素直に罪を認めて精神を成熟させることがとても重要。

気付かない内に犯しがちな罪


◆相手の時間やエネルギーを奪う➡︎窃盗罪
(自己中心的、依存、他責など)

◆自分の言葉に責任を持たない➡︎詐欺罪
(約束を破る、言ったことを忘れるなど)


法に裁かれる対象じゃないだけで
やってることは同じ。
アニメにもある【七つの大罪】から
派生して様々な罪が生まれたと言われている。

罪を犯せば罰(代償)がある。

金銭などの物理的なこともあれば
悲しみ、苦しみ、後悔のように心を壊す元となる場合もある。

■出来事②：3月30日


出かける予定を立てていて
前日の確認では本人から時間指定があった。

ちゃんと起きる約束をしたにも関わらず連絡が来たのは指定時間の3時間後。

怒りはないけど不愉快な気持ちでいるという事実をそのまま伝えた。

結果的に食事だけ行くことになったので車で迎えに行くと、なぜか後部座席に乗り俯いたまま一言も話さない。

目的地に着き振り返ると…
声を殺して大号泣している息子の姿が😳

顔は真っ赤だし涙と鼻水でぐちゃぐちゃだし

思わず「え…えぇ？何で泣いてんの？」と
ティッシュを渡した😂😂😂

私だけ先に入店して2人分の注文を済ませ、
約20分後、やっと落ち着いた様子の息子が入店。

まだ真っ赤な顔をして恥ずかしそうに笑うので、泣いていた理由を聞くと

本当の気持ちと逆の言葉を
言ってしまったことが悲しい

と言って、また半泣き笑いの顔になった。

この背景にあったのは…


息子は小学校時代から長期休暇の時期には
父親の家で過ごすのが恒例になっていて、
私と食事をする為に前日から戻ってきていた。


起きれなかったのは
実家の猫が朝方に脱走して捜索していたから
(一緒に捜索した母から聞いた)



事情を知らなかったとは言え、
嫌な気持ちにさせてごめんと謝ってくれたのに
冷たくした。




息子は「もう行かない」と言ったけど
本心じゃない気がして無理矢理にでも
食事に連れて行こうと思い、何も言わずに
息子を迎えにいくと一台の車があった。


私はそのまま通り過ぎた。
私との予定がなくなって家にいる意味もなく
父親に迎えを頼んだのだと察知した。


息子はあんなに楽しみにしてたのに…
すぐ許して一緒に行こうと言えば済んだのに…
と目が潤んだ。


約束を守れなかった謝罪のLINEすると
そこで待っててと言う。

そして荷物を取りに来てもらっただけで
もう父親はいないと言って、後部座席に乗った。
でも私にはそれが嘘だと分かっていた。

照れながら泣き笑いをしている息子に
本当は迎えに来てもらったんだよね？と聞くと頷いた。

そして

イレギュラーで約束を守れない時には相手に事情を伝えるのがマナーだと言うと「そうだね」と返ってきた。

素直に受け入れる＝吸収できる、身に付く

人の言葉に対して自己主張をするより前に
「わかりました」「そうですね」
「やってみます」

未熟さを隠さず
「分からないので教えてください」

少し考えれば分かるけど
出来る人は多くない。

食事中も、食事後も、家に戻ってからも
「また涙が出そう」「あなたのせいだからね」
と言っては笑った。

私自身の話になるけど
20代になって自己啓発に関心が強くなり、色んな本を読んだり感銘を受けた話を参考に取り組んだ。

自己啓発（じこけいはつ）とは

自己を人間として、より高い段階へ
上昇させようとする行為である。

「より高い能力」「より大きい成功」
「より充実した生き方」「より優れた人格」
などの獲得を目指す。

他に、自己開発、自己啓蒙、自己変革
自己改革などの表現も使用される。

Wikipedia

精神的な自己啓発には
「自分と向き合う」「心の声を聞く」が代表的。
これは【素直な気持ちの表現】でもある。

もちろんそれも重要だけど
まずやるべきだったのは【罪を認めること】

今を良くしたい＝今に不満がある

それには必ず理由が付いてきて、だいたいは自分が引き起こしている。

その罪(非)を素直に認め、自分の程度の低さを素直に受け入れ、精算しなければ気持ちよく前には進めない。

その後に

本当はどうしたいのか？を考えたり、成功している人、経験している人の言動を【素直に受け入れること(真似すること】で私の人生は変わり始めたと思う✨

後から知った息子が泣いた本当の理由は、私の代わりだったそう🥹

あの涙は息子自身、そして私の罪を洗い流し清算してくれたように思う✨

明日から中学2年生💡
気持ちよく新年度を迎えるために必要な出来事だったのかもしれない✨

親子という枠を越えて、対等な存在でお互いに成長し合える関係がある今、

本当にありがたい環境で幸せを感じるし、これからも良い関係でい続けたい💕