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定年後のキャリア

定年後のキャリア
 かつては新卒で入社した企業に定年退職まで勤め上げて、その後は年金で余生を楽しむといったキャリア形成がスタンダードと言われた時代がありました。現在は、一つの企業で定年まで勤め続けるといったケースは減少しているものの、60歳以降のキャリアについては誰もが考える節目となっています。多くの方が定年退職後のキャリアをおまけのように捉え、定年退職前の3年~5年前からなんとなく考え始めているようですが、実際はなんとなく考えて過ごすにはもったいないステージでもあるのです。

 60歳以降の自由時間を考えるときに面白いなと感じる試算が厚生労働省のHPに掲載されていましたので、一部引用しながら記載しますね。

20~60歳までの労働時間
 1日8時間労働を週に5日行うと1週間では40時間労働。年間50週で計算すると1年では2000時間となり、20歳から60歳まで40年間で計算すると8万時間となります。

60~80歳までの自由時間
 対して60歳から80歳までの20年では、1日の自由時間を12時間、年間365日で計算すると8万7600時間と上記記載した労働時間よりも多くの時間を自由に使うことができるとも言えます。

 定年退職をした後は「趣味を追及して過ごそうかな」「再雇用でとりあえず」となんとなくあやふやなままその時を迎えてしまうと、「経済的に無理がある」「新しい仕事との適応が難しい」といった場合も少なくありません。60歳以降も充実した時間とするためには、在職中の40歳位から少しずつ定年後のキャリアをどう描いていくか考えていく必要がありますね。

では、また。

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