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自己効力感

上手くいくと思うかどうか 
 今日は連休最終日。いよいよ明日からまたお仕事をスタートする方も多いのではないでしょうか。 

 さて、皆さんは何か新しいことや困難な課題に取り組もうとするとき、「上手くいく」と思うことが多いですか?それとも「私には無理だ」と思うことのどちらが多いですか?
 実はこの自分に対する評価の答えを自己効力感と言います。これはバンデューラー氏が社会的学習理論で提唱している認知的要素のことで、私たちの行動に大きな影響を与えていると言われています。
 この自己効力感を高く持つことで、困難な問題が訪れても「何とかなるだろう」と考え、積極的に問題解決の方法を考えて行動に移していきます。その結果様々なスキルが身に付き、いろんなチャンスに出くわす場面も増えていきます。一方、自己効力感が低いと「自分には無理だ」と考え問題解決の行動をあきらめてしまうことにもなり、スキルの習得はもちろん、様々なチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。

では、この自己効力感を高めていくにはどうしたら良いか。4つのポイントを紹介していきますね。

4つの影響要因

■個人的達成
 自分の力でやり遂げた経験を個人的達成と言います。いわゆる成功体験で4つの中では特に強力です。これまでに何かをやってみて上手く出来た経験はどんなことがありましたか?

■代理経験
 自分では直接経験していなくても、先輩や同僚など他者がやっているのを見たり聞いたりすることで、自己効力感を高めることができます。ロール・モデルというと解りやすいかもしれません。ロール・モデルは必ずしも身近な人でなくテレビや雑誌などからでも可能です。

■言語的説得
 他者から「あなたなら大丈夫」など、認められる・励まされると自己効力感が高まります。心に響いた言葉はありませんか?

■情動喚起
 心の在り方であり、心理的に安定している。リラックスしていることが影響します。心や身体はベストな状態ですか?

 自分に対するネガティブな捉え方は、すぐに修正できるものではないのも事実ですが、少し楽観的に取捉えて、新しいことにチャレンジできるといいですね。

では、また。

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