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動画の裏側~後編~

こんにちは。
en+プロジェクト 杉山です。

前回の「動画の裏側~前編~」に引き続き「動画の裏側~後編~」です。

前回は、動画の制作前の準備についてお届けしましたが、今回はいよいよ制作に入ってからのお話です。

◎ 制作担当者への共有

ACTING AWARDの動画制作がひと段落した2月1日、動画制作担当のSチーム 村中さんとミーティングを実施しました。

事前に共有していた曲と合わせて、イメージを伝えていきましたが「ここはどうしますか?」「ここはどんなイメージですか?」「これってこんな感じですか?」と沢山の質問が返ってきました。

その度に「あー、ごめん。そこまで考えてなかった」「どうしようかなー」「ちょっと考えるわ!」と頼りない返事や「ここはこうやってバーッてなって、ドーンってくる感じ。」と擬音語満載の返事。

ただそんな頼りない返事に対して「あ、じゃあ、こんな感じでどうですか?」「バーッてこんな感じか、それともこっちのイメージかどちらが近いですか?」と的確に返してくださるので、本当に助かりました。

◎ 大きなミスが発覚

制作がスタートすると、基本的には村中さんへお任せです。

都度「こんな感じですか?」と確認してくださるのでるが、ほぼイメージ通り!時々「欲を言えば…」と要望を伝えてみると、またその通りに仕上がってきます。今回、改めてすごいなぁ…と感じました。

そんなこんなで、制作が進んでいたのですが、ひとつ大きなミスが発覚!

2008年から2022年まで振返る、その後、曲調が変わる部分で2023年に切り替えたい。2008~2022年の部分は1年あたり【 7秒 】です。とお伝えしていたのですが、ここに重大なミスが…。

今年で15周年ってことは、2008~2022年は14年。100秒前後を14年で割って…って、いやいや、違いますよね。

2008~2022年ということは、ここで既に15年ある訳です。
2023年で16年目に入るので、どう考えてもその前に15年あるんですよ。

それなのに、15周年の「15」に引っ張られすぎて、2023年2月で15周年だから、2008~2022年までは14年!と思い込んでしまい、約100秒を14年で割って、1年あたり7秒という秒数を算出してしまっていたのです。

気付いたのは2014年まで制作が進んでいたタイミング。それでも「まだ前半なので大丈夫ですよ~」と修正してくださいました。(私なら発狂する…)

動画制作担当と言っても、専門的に動画をつくっているということではなく、他の担当業務がある中での制作。そして、毎日遅くまで残って作ってくださっている中での大きなミスの発覚。

本当に本当に申し訳なかったです。(何度も言いますが、私なら発狂します)

◎ 完成はギリギリ

今回の動画が完成したのはACTING GIGの前日。

前週末の時点でほぼ完成していたのですが(いや、むしろもう完成で問題ないよね?っていうレベル)「細かい修正をします」とのことでギリギリまで最善を尽くしてくださいました。

当日、流れるのはほんの数分。

しかし、その数分のためにギリギリまで粘り、より良いものをと突き詰める姿勢は正にアクティングのバリュー「We act the best for you」を体現しているのではないでしょうか。

最善を尽くす…と言えば。
今回のACTING AWARDの受賞者発表の際に流れていた動画。

LINE風の動画なのですが、そこで使われているスタンプは全て村中さんの手作り。めっちゃ似てるやん!!!と思わず言ってしまうくらい特徴を捉えていました。(約1名、ちょっと美化されていましたが笑)

「スタンプ作ろうと思うんですよ」と言われたときに、写真を加工して作るものだと思っていたのですが、よくよく聞いてみると「イラストを描こうと思っている」とのことでした。

イラストが描ける時点ですごい!ってなるんですけど、タイトなスケジュールで動画をつくりながら更に一人ひとりのイラストを描こうと思えるのが本当にすごいなぁ…とちょっと感動しました。

ほんの数秒のためのこだわり。
すごいですよね。

◎編集後記

動画やデザインといった「完成形」を目にすることが当たり前になっているものは、作っている過程や作り手には、なかなか目を向けてもらえないものです。

モノづくりをしていると完成するまでの裏側がどんな風になっているのか、どんな工程で進んでいくのかがわかりにくいもの。

だから、たまに「これくらい、すぐできるでしょ」「ちゃちゃっと作っちゃって」「え!そんなに時間がかかるの!」という言葉を耳にすることもあります。

ただ、これは、相手も悪気があって言っているわけではなく、わからないから、見えないから出てくる言葉だと思っています。

イベントの仕事に置き換えると、クライアントやお客様が目にするのはイベント当日の状況。

しかし、そこまでには安全安心にイベントを運営するための人の配置を考えたり、スタッフのスケジュールを管理したり、人員のバランスを見たり…色々な裏側があります。

そして、当日を迎えるまでにステージや会場を準備したり、終わった後には撤去も待っています。

「何でそんなに時間がかかるの?」
「いや、かかるでしょ」

ってなりませんか?

ひとつひとつのイベントが出来上がり無事に終わるまでの間にも沢山の裏側があるように、動画づくりやデザインといった仕事にも「裏側」があります。ひとつのものを創り上げるという意味では同じかもしれませんね。

時々、こんな風に「何かの裏側」をお届けできたらいいなと思っています。

それでは本日はこの辺りで。
ご覧いただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

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