加熱していいの?市販の甘酒の使い方。
お肌に良いとか言われ、流行っている甘酒。
みなさんは飲んだこと、ありますか?
ニガテや、酒の香りが…
とか、私も米糀からつくられるものを飲むまでは思っていました。
甘酒には2種類あって、日本酒のしぼりかすに砂糖と水で溶いた酒粕甘酒と米糀を発酵させてつくる、米糀甘酒があります。
っていう話は甘酒のことをググるとどこでも出てきます。
そんな、甘酒はご家庭でつくる方もいらっしゃいますよね。
愛用している方こそ、自家製甘酒を楽しんでいらっしゃるのですが、よく耳にする質問がこちら。
「甘酒って、発酵食品だから加熱しない方が良いんだよね?加熱する料理に使っても良いの?」
確かに発酵食品で、酵素のちからで作られる甘酒。
特に、米糀の甘酒をつくるときは60度前後の温度管理が非常に重要で、温度が上がりすぎると酵素が働きを失ってしまって(これを、失活といいます)うまく甘酒をつくることができません。
一方、市販されている甘酒はもちろん製造段階では酵素が働いて、つくります。
ですが、パックに詰めるときに、加熱して殺菌しなくてはいけないという決まりがあるんです!
雑菌の繁殖を防ぐため、ですね。
こうじ菌も雑菌ではないのですが、細菌のうちのひとつ、パッケージングする際の加熱殺菌で死滅してしまいます。
と、いうことは市販の甘酒は加熱調理に使用しても、すでに殺菌されているので栄養成分は変わりない、ということなんです。
こうじ菌や酵素が死んでしまうと、良くないのでは?と思うかもしれません。
ですが、これらの働きは甘酒をつくる段階でお役目終了。
ビタミンやアミノ酸、ブドウ糖など、豊富な栄養はすでにつくってくれていますので、ご安心を。
加熱とか、あまり気にしすぎないことです。
だから、お料理にもバンバン使うことができます!
さらに、人間の胃というものはほんとうに強くって、胃酸でほとんどの菌を死滅させます。
だから、加熱済みだろうが、そうでなかろうがあまり関係ないということです。
それよりも、美味しく継続して発酵食品をとることが大切かなっと思いました!
発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^