【代表の荒井に突撃インタビュー!#1】採用と組織についての考え方「人間本気になれば大差なし」
こんにちは!
ACROVE採用担当の藤原です。
公式noteをご覧いただきありがとうございます!
今回は、採用や組織の在り方について、代表の荒井にインタビューしてまいりました✨
Q 荒井さんが大事にされている組織についての考えを教えてください。
私の組織の育成のテーマは「人間本気になれば大差なし」です。中学の頃の陸上部の先生からの言葉で、人間の能力は大した差はなく、何事にも本気で取り組めばどんなことでも一流のレベルまではできるという意味が込められています。
私のこの言葉との出会いは、中学校一年生の頃でした。私は小学校では足は速い方ではありましたが、学校で1番になるまでのレベルではなく、どこにでもいる中学生として中学校から陸上を始めました。たまたま入った公立の中学校でしたが、当時陸上競技部は7年連続県大会優勝、全国大会も常連校という強豪校でした。
しかし周りを見渡すと何も特別な環境があったわけではありません。横浜の片田舎のベッドタウンの住宅街にギリギリ200mのトラックを作れるかどうかの小さなグラウンド。そのグラウンドもサッカー部と兼用で、利用できない日は周りの田んぼの周りを走っていました。どこにでもいる中学生の、どこにである環境。それでも毎年全国大会に出場できているチーム。その根本に根差していた考え方こそ「人間本気になれば大差なし」でした。
人間本気になれば大差なしとはなにか
皆さんは、キャロル・S・ドゥエック著の「マインドセット」という本を読んだことはあるでしょうか。
これは、伸びる人間と伸びない人間を比較して、どんなマインドセットを持っていれば伸びる人間なのかということを研究した本です。
ここではマインドセットを2種類の「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」に分別しています。硬直マインドセット=fixedmindsetの人は、人間の能力は固定的(fixed)で変わらないと信じています。能力の否定は人格の否定や存在意義の否定になってしまうため、自分の能力が他者より劣っていると思う分野では挑戦しなくなってしまいます。
一方で、しなやかマインドセットの人は、すべてのことは努力を通じて一流になれる、それこそ「人間本気になれば大差なし」というマインドセットを持っています。自分自身の今ある能力も、過去の努力から得たものなので、それを他人に教授することもできるし、新しいことを他人から素直な心で学ぼうとします。
ビジネスにおいても人生全体においてもしなやかマインドセットの人がより大きな成功を収めるのは明らかです。
私も硬直マインドセットだった
こうして言うのは簡単ですが、私も硬直マインドセットだった時期がありました。
中学校で、前述の通り、個人でも全国大会に出場し駅伝では日本一になり、鳴り物入りで高校に入学した「高校時代」です。私は当時、周りから「センスがある」と褒められて入部・入学しました。だから「人間本気になれば大差なし」という言葉を忘れて、「自分は他人よりセンスがあるんだ」と毎日自分に言い聞かせていました。自分が負けるということは、自分の存在意義や生まれながらのセンスを否定することだと思うようになり、その結果、自分より強い選手に勝負を挑むことが怖くなり、試合でもミスをすることが怖くなってしまいました。
そうして自分でも気づかぬうち硬直マインドセットになってしまい、途端に周りに抜かされました。
結局、私は高校生で陸上競技は辞め、大学時代にACROVEの前身となるanomaをスタートさせ、ビジネスの方面で道を進めることとなりました。
道を進める前に、「私はなぜ失敗したんだろう?」と考える機会がありました。その時に改めて「人間本気になれば大差なし」という言葉を思い出し、このマインドセットがなければどんな分野でも活躍できなくなる、と気が付きました。
この気づきから、自分で組織を作るときには「人間本気になれば大差なし」という言葉のもと、失敗から学べる組織を作っていきたいという風に考えました。
Q「人間本気になれば大差なし」の言葉のもとACROVEの組織にはどのような特徴があるのでしょうか。
ACROVEはまさに「人間本気になれば大差なし」のコンセプトを体現できる組織です。
一般的にはメンバーからリーダー、リーダーからマネジメントなど縦にキャリアアップをしていくことが多いと思いますが、ACROVEでは、プラットフォーム事業(EC売上最大化のご支援)・ロールアップ事業(自社ブランドのグロースアップ)・経営(ACROVE、またはグループ会社の経営)など横にキャリアアップするキャリアも存在しており、まったく異なる部署や職種にチャレンジできる環境です。
つまり、縦にも横にも異動可能であり、どんなことでも学ぶことで結果を出せるということが体現された組織の配置になっています。
採用の考え方
一方で上記のような環境を提供したら誰でも結果が出るようになるわけではなく、ここで必要になるのが「しなやかマインドセット」を持つ人を採用することです。
ACROVEでは、「しなやかマインドセット」つまり「素直な心」を持っている方、「人間本気になれば大差なし」を体現できる方を採用するという基準を設けています。
こうしてしなやかマインドセットの方が集まり、好きなように好きなようなキャリアを歩んでいくので、結果どんなことでも「人間本気になれば大差なし」を実現できる組織になります。
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Q この組織環境で活躍できている方をご紹介いただけますでしょうか。
そもそも「しなやかマインドセット」の方を採用しているので活躍している社員はたくさん在籍しています。その中でも中島さんはEC未経験から本体役員にまでキャリアアップしました。理由はやはり「しなやかマインドセット」があった上で学ぶことができていたからだと思います。もとはファイナンスやコンサルのキャリアだったところ、ACROVEでは子会社でヘアアイロンを販売するなど全くこれまで関わってこなかった領域でも結果を出すことができています。
▼中島さんの10問10答
Q 採用への思いを伺えますでしょうか。
多くのスタートアップは短期的な成長を急いでいるからなのか、あまりにも組織が固定化されすぎていると感じています。(例えば、インサイドセールスの方が何となくそのままインサイドセールスのマネージャーへ昇格する等)この体制だと、縦のキャリアしか描けずポジションも詰まってしまいますし、いつの間にか、この分野で結果を残さなければいけないというプロフェッショナルと見せかけた硬直マインドセットの人になってしまうという危惧があります。
日本全体の経済活動に視野を広げても、このような硬直マインドセットの人が増えることは良くないことであると考えています。
なので、ACROVEでは今後500人、1000人と社員の人数が増えたとしても、「しなやかマインドセットを持つ人」「素直な心を持つ人」を採用し続け「人間本気になれば大差なし」の考え方を実践できる組織でありたいと思います。
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