こんなにもあこと呼ばれるとは思わなかった

あこになったのは約8年前。当時在籍していたのは派遣コンパニオン会社だった。その前に働いていたガールズバーの「あこさん」という歳上で童顔で可愛らしいお姉さんを忘れられず「あこ」という名前を選んだ。あこちゃん、と呼ばれるのは少しくすぐったくて、でも好きだった。

AcoになったのはBARBARAに在籍してから。今回の店では愛されるキャストになりたかった。水商売であ行から始まる名前は売れると言われている。引っ越し屋さんと同じで連絡先を見たときにまずあ行の名前は目に入るからだそうだ。そのジンクス？も信じ迷わず「あこ」を再度選んだ。アルファベット表記の方が可愛いから、とママのアイデアにより私はAcoとなった。

なんとなくnoteはあこ表記にしている。仕事モードでは書いてないので。SMのときはAcoかなー、となんとなく考えているところ。

私は私自身のことは嫌いだがAcoは好きだ。

実際の私は陰気でネガティブで精神障害者手帳を所持するレベルのどうしようもない人間。Acoは明るくて酔うとネガティブが爆発して面倒だけどまあ面白いからと話を聞いてもらえて、普段はそこそこ愛想良くて真面目で周りに恵まれて、烏滸がましいかもしれないけど愛されてると感じる。Acoに会うために遠方から来て下さるお客様もいる。お客様は愛おしくて仕方ない、いつも感謝してます。言葉を借りて(見てないでしょうが)ありがとうございます。

実際の私は愛されることをうまく知らない。親からも、関わってきた男どもからも。だからAcoは凄いし好き。Acoが私になれたらいいのに。

でも私は嫌いだけどAcoを作った自分は愛おしい。鼻に70万、クマ取り40万に顔のバッカルファット除去で10万円。脱毛やレーザーはもう覚えてない。タトゥーも25万、ピアスは10万？スカリフィケーションは15万くらいかな。これは2人の共同作業だと思う。先に弄ったのは私。

そうしてAcoは出来ていった。私達が愛しくなる。どっちも自分なのにね。

これが正しいとは思わない。人間の身体を変えるのは神に抗うことだと言ったのは『蛇にピアス』のシバさんだったと思う。私は私自身を愛せない程度のゴミ設計で産み落とした神にこれからも抗い続けたい。負けない、死なない。

眠れなくて書いてたら気づいたら朝8時前に驚愕、寝ます。

#名前の由来