星になったレオくん〜50歳脳卒中で片麻痺リハビリ中〜
2022年7月6日49歳の時に脳卒中で倒れ、1週間後めでたく50歳に。
後遺症で右片麻痺になり7ヶ月のリハビリ入院。12月25日から手のリハビリも兼ねてnoteをはじめ、2003年2月10日に退院。現在は通所リハビリ継続中。これまでの経緯と入院闘病記はこちら↓
4月12日
前回「21才、愛猫の姿に思うこと〜50歳脳卒中で片麻痺リハビリ中〜」という記事を書いてから10日後の4月12日、愛猫のレオが亡くなりました。
享年21才。人間でいうと100才。大往生です。
この記事にも書きましたが、レオはわが子同然。生後2週間からミルクをあげ育て、21年間。悲しい時も、うれしい時も、ずっと一緒に歩んできた家族です。
結婚して間もなく飼い始め、妊娠、出産、育児、離婚、病気、入院、、、生きていればいろいろあるけれど、レオくんだけは文字通り変わらずずっと寄り添ってくれました。
抱っこが大好きだったレオくん。
そんなレオらしく、最期はわたしの腕の中で、静かに亡くなりました。
その日わたしは通所リハビリの日だったので、実家の母に来てもらい、わたしが出かけている間みてもらっていました。
それまでもずっとそばに付きっきりでしたし、夜もムスメと交代で見ていたので、後ろ髪引かれながら。
わたしが帰宅するのを待っていたかのように、母と交代して数時間後、静かに息を引取りました。
猫のいない日常
亡くなった翌日、お寺さんに連れて行き荼毘に付しましたが、最後までまるで眠っているような穏やかな顔でした。
あの日から1週間。
レオのいたソファを見るたびに、ああもうレオくんはいないんだ…と切なくなります。
小さい頃から実家では猫を飼っていましたし、猫がいる生活の方が圧倒的に長いので、まさしく心にポッカリと穴が空いたようです。
子どもたちは生まれて初めて、猫がいない生活を経験することになります。生まれた時には、すでにレオマオ2匹がいましたから。
まだまだレオの存在をつい追ってしまうし、寂しさは拭えませんが、猫のいない日常に少しずつ慣れていくしかないんでしょうね。
入院を乗り越えて
わたしは昨年7月に脳出血を起こして、それから7ヶ月という長期に渡り入院しました。20歳の高齢猫をうちに残して。
わたしが入院する数ヶ月前、20歳の誕生日を迎える直前にレオが体調を崩して、もう20歳を迎えるのは無理かもしれないということがありました。
その時はなんとか持ち直し、3月に無事20歳を迎えることができましたが、その4ヶ月後、今度はわたしが倒れることになったのです。
入院中は子どもたちと実家の母がレオの面倒を見てくれましたが、何度か体調を崩して危ないことがありました。
わたしが退院するまで待ってくれただけでなく、21歳の誕生日まで迎えられたのが奇跡だったのかもしれません。
ペットを飼う責任
突然の入院という経験をし、ペットを飼う責任についても考えるようになりました。
もちろん最後まで責任を持って飼うというのは当たり前のことですが、飼うならば自分に万が一のことが起きた場合のことを考えて飼わないといけないなと。
たとえば、もし一人暮らしで突然出先で倒れたらどうでしょう?今回わたしは家に家族がいる身でしたが、もしこれが一人だったら?
また、猫も長生きする時代です。レオのように20歳以上生きるかもしれない。
わたしはまだ50歳だけど、脳卒中になり後遺症を負ってしまった今、この先新しいペットを飼う気にはとてもなれないし、無責任だと思うのです。
ペットと終活
実はたまたま49歳の時、50歳になったら終活を始めようかと終活アドバイザーの資格を取りました。
勉強する中でペットと終活についても考える機会があり、この先ペットを気軽には飼えないなと思っていた矢先のことでした。
入院中リハビリでお世話になった同世代のST(言語聴覚士)さんには、「そんなこと考えるから倒れるのよー!」と言われましたが笑
これまで実家で飼ってきた猫たちも含め、何匹も猫を飼ってきたけど、レオくんが最後。
たくさんの思い出をたくさんの愛をありがとう。レオくんどうか安らかに…。
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