あっき~

本棚でたまたま見つけたツーリング記録ノート。記憶から消えていくのはもったいない。でも、…

あっき~

本棚でたまたま見つけたツーリング記録ノート。記憶から消えていくのはもったいない。でも、行ったところを単純に時系列で書いてもつまんないので記憶に残っている事を中心に書いていたのだが、旅するネタがなくなってきたので弓道のことを徒然と書いていくことに。旅記事もあきらめてません。

マガジン

  • 弓を引くこと

  • 旅をすること

    私の記事の旅に関することをまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

きっかけは発掘されたノートから

本棚を整理していたら1冊のノートが出てきた。 大学生の頃、バイクに乗っていてツーリングに出かけた日記というか記録というか。 当時はブログとかSNSとかなかった時代なのでこういう手書きで記録を残すようにしたんだろうな。ずいぶんマメに記録しているなと我ながら思う。走行距離とか平均燃費とかまで記録してた。すげーな、俺。 そういえば人見知りのくせにいろんなところに出かけるのは好きだった。 旅行好き、と言えるレベルまでは出かけてはないけど、ちょこちょこ旅してたなぁって。 こういっ

    • つれづれ弓道:伝統的なものと新しいもの

      伝統の中の新素材 弓道はとても伝統的な武道に思えるが、道具などは今どきだったりする。 弓。カーボンの弓が主流だ。グラスファイバーの弓もあるが、カーボンのほうが人気な気がする。 学生は基本的に新素材の弓を使ってるし、弓道始めてからそこそこの段位になるまでもお世話になる。扱いやすく、故障も少ないので弓道人口の大半は使っていると思う。 高段者になると竹製の弓を使うが、この竹弓にもカーボンを内蔵させた弓がある。カーボンを内蔵することによって矢の勢いが衰えず、安定した使い勝手が得ら

      • つれづれ弓道:安定した中りがほしい

        試合で結果を残すには 初めての試合は高校の新人大会だった。 「一本も当たらなかったら坊主な」 今だったら確実に問題になるやつだ。 結局それは毎年言われる冗談だったらしいのだが、お陰で緊張しまくり。 弓道の通常の試合は体配等は問われず、的中数だけで競われる。 私は毎回レギュラーになれるほど的中が良かったわけではなかった。 いくつか試合に出たが目立った成績を残してはいない。 社会人になった今、実は高校時代より的中率は上がっている。 たぶん正しかろう射をしようとしているせいじ

        • つれづれ弓道:中る中らないも自分次第

          中らないのが当たり前? どこの誰が言ったのかは忘れたけど、 「アーチェリーは的中することが前提で弓道は的中しないことが前提だ」と。 語弊はかなりある気もするが、何となく言いたいことはわかる。 的中することが前提なのでアーチェリーはより中心にあてた人が高得点になり、その逆の弓道は的のどこにあたっても的中数1。そういうところからきてるのかもしれない。 そういうわけで弓道はなかなか中らないと言われている。 Youtubeで大学生が当たり前のように的中する動画がたくさんあるが、

        • 固定された記事

        きっかけは発掘されたノートから

        マガジン

        • 弓を引くこと
          14本
        • 旅をすること
          24本

        記事

          つれづれ弓道:的に中る、枠に当たる。

          当たり?中り? 矢が的に当たるとは書かず、中ると書く。 不思議な書き方に見えるが特殊な書き方ではないらしい。 いわゆる的中を示す時、通常は中ると書くとのこと。 ちなみに食中毒のときの「あたる」も中ると書くらしい。あと、野球とかで今日はあたってるな、とかも中ると書くらしい。 普段生活していて「中る」なんて書かないな。 でも、「的に当たる」と書くのもすごい違和感がある。 これは弓道をしている人間は皆そうだと思う。 弓道の場合、「あてる」とはあまり言わず「あたる」ということが

          つれづれ弓道:的に中る、枠に当たる。

          つれづれ弓道:道具あれこれ その2

          しっかり弓具沼 (つづき) 弓を頂いてしばらくは道具を購入することはなかったのだが、徐々に欲がでてくる。 最初は小さく、二段昇段の自分へのご褒美にギリ粉入れを購入。ギリ粉というのはかけに使う松ヤニで、滑り止めだ。入れ物なんて何でもよくて、100均の小さなプラスチックケースで十分なのだが桜の木でできたそこそこするものを買ってしまった。 こんなやつ ↓ 三段になった時は和服を買って、四段合格時には遠的用(長い距離競技用)の矢を、五段の時はオーダーメイドのかけを買った。そし

          つれづれ弓道:道具あれこれ その2

          つれづれ弓道:道具あれこれ

          そして弓道沼へ 弓を引くのが面白くなってきて、毎週のように道場に出かけるようになっていくとどっぷりとはまっていくものである。 弓は道場のものを借りて、袴とかけ(右手に着けるグローブのようなもの)は高校時代のものをそのまま使っていた。矢は自分に合う長さがあるので購入した。で、そのうちに自分の弓が欲しくなる。 だいたい初心者であれば何年かは強い弓が引けるようになるまで弓を借りて、強いものに徐々に変えていって落ち着いてきたら購入することが多い。 だが、経験者であれば自分がどれ

          つれづれ弓道:道具あれこれ

          つれづれ弓道: 忘れたものと忘れたいもの

          経験があってもすぐにできるもんじゃないんだよ しばらくぶりに復帰したからといってすぐに弓が引けるようになるかと思ったら大間違い。筋力は落ちてるし、いろいろ忘れてるし。あと、やはり慣習というか、いろいろな決まりごとが違ったり。まぁ、これは学生と社会人というより道場ごとの違いなんだけと。 あとは所作が昔と変わってたりするものあったりする。 あと、弓道には流派みたいなものがあったりして引きかたや体配が違う。再開した道場は高校の頃と同じ流派で戸惑うことはなかった。これは幸運だった

          つれづれ弓道: 忘れたものと忘れたいもの

          つれづれ弓道:どこでもできるってわけでもないのね。

          弓道が盛んな地域とそうでないところ 私が住んでいた高校は比較的弓道が盛んだったと思う。各高校に弓道部があったし、市立の立派な弓道場があった。 県内に10人立ちの県立弓道場が2ヶ所あるというと驚かれる。確かに単に県立道場、って言ったらどっちに行ったら良いのか迷ってしまう。ややこしい。 そういうところで育ったものだから高校には必ず弓道部があるもんだと思ってたらそうでもないらしい。これは随分大人になってから気が付いた。 そりゃそうだ。弓道場を置こうとしたらそれなりの広さの土地がい

          つれづれ弓道:どこでもできるってわけでもないのね。

          つれづれ弓道:出会いと偶然と。

          社会人で弓を引くようになる 高校を卒業して大学へ進学するも弓道を続けることはなかった。県立の道場が近くにあり、顔を出してみたものの通うことはなかった。 いま思えばもったいないことをした。そこそこ立派な道場で審査なども行われる道場だった。今後も訪れることもあるかもしれない。そういう意味で慣れておけばよかったかも。 大学生活はサークルや研究等、いろいろと楽しいことが多くそこに時間を割くまでにはならなかった。 大学の研究室でお酒飲んだり、隠れて麻雀するくらいなら弓を引けば良かっ

          つれづれ弓道:出会いと偶然と。

          つれづれ弓道:有言実行の先生

          人に教えるということ 高校時代に指導していただいていた先生が、「学生を指導すると自分が上の段位にいけなくなる」と周囲から言われた、と言っていたことがあった。 これはどういう意味で言われたのかはわからない。自分の稽古量が減るためか、競技としての弓道の考え方になってしまうためか、真意はわからない。 確かにいま教えていただいている先生達は自分の稽古時間を指導に回している感はある。 弓道というのは〇〇教室、〇〇道場というのと違って習い事ではない。みんなが集まって稽古をしているとい

          つれづれ弓道:有言実行の先生

          つれつれ弓道:どの位置で引くか

          皆で力を合わせて 弓道は個人競技のように思われるが、学生の大会は基本的に団体戦。3人ないし5人のチームで合計的中数を競う。 この時、バラバラに弓を引いているようで実はそれぞれがつながってたりする。いわゆるポジションのようなものが存在する。 一番手が必ず中てることによりチームを盛り上げる。特にチームの一番最初の射は必ず中てる必要がある。 二番手もそれに続く。もしくは1番手が外しても空気を変えることができなければならない。 三番手ももちろんそのまま切れないように的中させるか

          つれつれ弓道:どの位置で引くか

          つれづれ弓道 : 独特な世界

          声を出すということ 社会人の弓道になく、学生の弓道にあるものがある。声出しだ。まぁ、なんというか、声援?声援なのかな?? 味方が的に中ったら声を出す。 よく聞くのは「よしっ!」というかけ声だが、私の学校は「しゃ!」でした。これがよっしゃーの略なのか「射」と言っているのか未だに謎だ。 高校の頃、トレーニングと平行して行われたのがこの声出しの練習だ。 とにかくお腹から声を出すように指導される。ただ「シャ」と言うだけではだめで、とにかく大きく発声する。もはやシャなのか、セァな

          つれづれ弓道 : 独特な世界

          つれづれ弓道:教えていただいたこと

          師の教えはずっと 高校時代、教士という称号をもった先生にコーチしていただいていた。簡単にいうとすごい先生だということだ。 高校生でそのような先生に指導されたのはとても幸運だと今では思う。 高校の部活はやはり試合に勝つことが目的で、そのためには射技や体配を犠牲にすることがあるのだけど、先生に見ていただいていたせいか、かなりちゃんとした学校だったと思う。 とにかく的に当てることだけを突き詰めて、試合に勝つのが良いと当時は思わないこともなかったけど、今となっては非常に良かった。

          つれづれ弓道:教えていただいたこと

          つれづれ弓道:歩き方、座り方そして立ち方

          弓を引くだけではないということ 弓の引き方が決まっているのと同じようにそれ以外の動作も決まっていたりする。道場内への入り方、歩き方、座り方。入って出てくるまでの所作が全て決まっている。 道場に入る時は上座から遠い左足から、出るときは同じく上座から遠い右足から出るのだ。それによって上座におしりを向けない。 座るときは右足を半歩引いてから座る。これも半歩引くことによって上座をおしりを向けない形になる。 的の前だと的から3歩程度は的が上座で、少し離れると射場が上座。ややこしい。

          つれづれ弓道:歩き方、座り方そして立ち方

          つれづれ弓道:弓の引き方

          決められた動作を決められた通りに動く 和弓は好き勝手に引いて良いわけではなく、決まった動作通りに引かなくてはいけない。射法八節という動作を8つに分けた形に従う必要がある。トレーニングと平行してこれを覚えるために弓を持たずに動作だけを繰り返す。 八節、と言ってもあいだあいだに細かい動作が入ってくる。動作は8つではなく実際にはその倍以上はある。 そのうち無意識に体が動くようになるから、と言われても毎回、次は何だっけ?となる。 なんせ8つとか言いながら「胴づくり」という動きは実

          つれづれ弓道:弓の引き方