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ケネス・ワプニック博士の語録

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『A Course in Miracles』をもっとも理解していたその第一人者であるケネス・ワプニック博士の言葉を引用したnoteコラム
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#自我を咎めずに見る

「自我を咎めずに見る」という訓練について

「自我を咎めずに見る」という訓練について


親切でいなさい「親切でいなさい」とワプニック博士は云います。

ちなみに、これは行動レベルでのことを云っているのではないということを覚えておかなければなりません。

もちろん、行動レベルでそうあることに越したことはありません。

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)は、あくまでも心のレベルにおける訓練なのだということを忘れてはなりません。

というのも、もしコースの教えを行動レベルのものと

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「兄弟の中に愛を見る、兄弟の中のキリストを見る」ということについて

「兄弟の中に愛を見る、兄弟の中のキリストを見る」ということについて

自我/幻想を看過して見るコース(奇跡のコース/奇跡講座)では、「兄弟の中に愛を見なさい、兄弟の中のキリストを見みなさい」というふうに述べられています。

なので、私たちはついその言葉通りに、「相手の中に愛を見る、相手の中のキリストを見る」というような実践をしてしまうことになります。

ここで私たちがよくよく理解しておかなければならないことは、相手を自分とは異なる他者として知覚しているなら、他者の中

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自我そして自我がしていることに対して「イッツ・ノット・OK」と言いなさい!

自我そして自我がしていることに対して「イッツ・ノット・OK」と言いなさい!

真理を否定していることをOKとはしないコース(奇跡のコース/奇跡講座)の実践で私たちは何をしていくのか?

というと、「赦し」の実践を通して自我を咎めずに見るということをしていくということです。

その自我とは、まさに私たちのことです。

それというのも、私たちは、今や自我と同一化してしまって、もはや自我となってしまっているからです。

その自分(自我)は、毎瞬のように、攻撃、裁き(ジャッジメント

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無慈悲、不親切、自己中心的、不正義な自分とどう向き合っていけばいいのか?

無慈悲、不親切、自己中心的、不正義な自分とどう向き合っていけばいいのか?


無慈悲で、不親切で、自己中心的、不正義な自分コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいく上で私たちが知っておかなければならないことは、「自分はこの世界に居る」と信じているということ自体が、すでに自我と同一化した状態になっているのだということです。

つまり、今や私たちは「自我」というニセモノの自分と同化してしまって、それを自分だと信じ込んでいるということです。

ですから、そのニセモノ

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それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために

それの何が問題なの?と、そう言えるようになるために


自我が問題なのではありませんコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の実践において私たちがしなければならないのは、自我を直視するということです。

それはどのような実践をしていけばいいのか?

そして、何のためにそういう実践をしていくのか?

ワプニックさんは、コースの実践について、以下のように云っています。

このコースは、自我を否定していく道ではなく、自我を咎めずに見ていく道なのだというこ

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