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【人生のほんの1日】20220911 趣味も本気でやって楽しく発信していくと新たな人生の路が拓けるんだなという話

趣味が仕事になっていく人生について考えさせれた勉強会

昨日の投稿で、社内勉強会で私がプロの園芸家・植栽家になるひとつのターニングポイントとなった書籍「モウズイカのガーデニング狂時代」を取り上げました。

この記事を書きつつ、私は人生のある時点から自身の趣味がそのまま仕事になっていて、好奇心旺盛にハマったいろんな趣味ライフを発信することで、職業も含め人生の新たな路が拓けてきたんだなーと感じました。

私は普段、あまり過去を振り返らないようにしているのですが、今回の勉強会は意図せず私の半生を振り返るようなものになりました。改めていろいろな想いも去来したので、書き残しておこうと思います。

もしかしたらそんな私の生き方さえも、もこれから「趣味を仕事にして生きていきたい」と思っている人に何かしらの参考やヒントや勇気になるかもしれないし😊

ただの趣味の園芸家から、ちょっと注目してもらえるプロ園芸家・植栽家への路…は、 一見自然の成り行きのように進みました

前述の勉強会の記事でも書いたように、無名の趣味園芸家だった私はモウズイカさんに見出してもらったのを機に、ネットの趣味園芸家の間で少し一目置いてもらえる存在になりました。立ち位置的には、「既成価値に反するような独特の園芸観を持ってるけど、闇雲なわけではなくちゃんと知識もある人」みたいな感じで、クリエイティブで型破りな園芸家枠?というか、私的には望ましいポジションにまずは身を置けた感じがしました。

コネが命のワケではないですが、その分野の「発言力ある権威の方」に認めてもらうことって出発点としては大切なんだなぁ、と今になって思います。

モウズイカさんご自身が私の園芸観をほめてくださったことで、私自身、自分の園芸に自身を持てるようになりましたし、周囲の人たちの私に対する接し方も一気に変わるのが分かりました。

そして、ポッと出園芸家の私の発言も無視されずに、園芸上級者の皆さんも私の発言に対していろいろ反応してくれたり考えてくれるようになりました。

権威に積極的に近づくことが大切ということではなく、自分のやりたいことを信念をもって貫き、そしてそれを勇気を持って発信していれば、いずれは「分かる人には分かってもらえる」ということなんだと思うんです。

その後、当時の本業が忙しくなりすぎて、いったん自庭の植栽を撤収し、園芸から離れていた時期が数年ありました。今でいう断捨離みたいなものでしょうか。

で、庭付きの集合住宅に引っ越したのを機に、ちょっと園芸魂が再燃してその建物に似合うように考えながら小さな庭作りを始めました。

2008年の植栽開始当初 撮影:藤野高志 2008.11ArchiTV2008「写真と,建築」2等 受賞写真

周辺道路から見えるその植栽自体が園芸家である私からのメッセージのアウトプットだったのですが、近隣の方にもよく声をかけていただくようになり、この建物を設計した建築家からも自身の設計事務所の植栽計画のオファーをいただき、プロの植栽家への一歩を踏み出しました。

ホント趣味がそのまま仕事になった感じですよね。私は大学で建築設計を学んでいたので、建築デザインも好きだし図面も書けるので、それまでの学びや「好き」を全て生かして仕事にできました。

また自庭の植栽の様子をブログで発信してもいたのですが、それも雑誌編集者の方の目に留まり特集記事にしていただいたりして、ただの趣味の園芸家から、「ちょっと動向が気になる注目の園芸家」枠に入れたかなという実感がありましたね。
その辺のことは↓の自己紹介にも書きました。よかったらご参照ください。

私は海外のナーサリーからも自身で植物を輸入して植えていたりもしたのですが、だんだん「太田さんの庭に植っているあの植物が欲しい」というお声もいただくようになり、需要があるのだったらこの際「好きなことを仕事にしちゃおうかな」と思い立って、ブログタイトルと同じ「ACID NATURE 乙庭」という園芸店を起業するに至りました。

起業して数年後には私の本の出版のお話をいただき、大変産みの苦しみがありましたが、それまでの日本の園芸書にはなかったような「私らしい」本を出版することができました。人生において出版社から自著を発行してもらえることなんて本当に有難いことですよね。


そんなこんなで結構、「なんだかうまくいっちゃった」感もある私の園芸家人生ではありますが、ただの偶然でうまくいっちゃったわけではないと思うんですね。

やはり園芸や植栽に対する私の考えやセンスを誰かにキャッチしてもらいたくて、自庭の植栽やブログなどを通して発信をしていたことが、「見つけてもらえる」キーになったのでしょう。

趣味であっても本気で取り組んで自分の意思を持っていれば、なにかしらの成果に結びつくのだなと実感しています。

私自身、本当に好奇心旺盛というか多趣味で、ハマっちゃうとかなり詳しくその分野について学び、自分らしく応用してその趣味を楽しみます。自身が楽しい趣味と思ってやっているその学びのレベルと独創的な部分が知らず知らずのうちに職業にしてもやっていけるレベルに到達していたのかなとも思います。

もちろん起業してからもすっごい努力や苦労もしましたけど、元来好きなことであれば、人並み以上に頑張れますよね。

ここ数年は、もともと興味をもっていたアロマテラピーやメディカルハーブについても専門的に学び、やはり趣味レベルで楽しめるように自身の生活に取り入れて、独創性も交えて楽しんでいます。それもまた、知人からオファーをいただいてアロマブレンディングのワークショップを開催できたりとか、やはり趣味から仕事へとつながりつつあります。

たぶんこういう生き方が私には天職なのかなとも思えるので、引き続き、楽しく学んで楽しく発信していく人生を過ごしていこうと、あらためて思うのでした。

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