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【植栽家の日常】20230304 今日の出荷品に見る面白プランツ

2月末からたくさんのご注文をいただいていて、今日もスタッフ総出で発送作業や外仕事で大忙し😅

ポットにビニールかけしたり、状態チェックや枯れ葉や花ガラ取りや注文品の読み合わせなど、たかが発送作業ということはなく、集中して個々の植物を間近につぶさによく観察できるいい機会なんですよね。

またご注文内容にお客さまそれぞれの個性やセンスが感じられて、いろんな方の個性に触れるのはとても楽しいですし、私自身勉強になります😊

今日の出荷品から、面白いものをいくつか紹介しますね。

ロロペタルム '黒雲' 
ロロペタルム、和名でいうとベニバナトキワマンサク。日本だとよく生垣に使われるアレですね。

黒雲は、その中でも葉色のダークみが強く、赤ピンク色の花とのコントラストも美しい品種。黒雲っていう品種名もカッコよくてお気に入りです。

上写真のお客さまは黄金葉の常緑グラス、カレックス 'エバリロ' と合わせて買っていらっしゃり、組み合わせ的にもとてもハイセンスですね😊✨✨


ベルゲニア 'ブレッシンガムルビー' 、
ユーフォルビア アミグタロイデス 'プルプレア'
ユーフォルビア 'アスコットレインボー'

冬に赤黒みがかる常緑葉が美しいシリーズ。
特に、アスコットレインボーはユーフォルビアの黄覆輪品種として知られていますが、冬に赤みが乗ることはあまり知られていないんですよね。

このお客さまは、上写真プラス数種を買っていらっしゃり、植物にお詳しいし、とても通な園芸観をお持ちの方と思いました😊✨✨

ナンディーナ '織姫'
ナンディーナ、和名でいうと、ナンテンですね😊
縁起物の庭木とかおせち料理の飾り葉で使われるアレです。

ナンテンは江戸時代から続く古典園芸の分野でも面白い葉芸品種が作出・珍重されてきました。

織姫は、錦糸南天と呼ばれる糸葉系統の品種です。
ナンテンとは思えない細葉がとても面白いですし、春〜秋は真緑、冬には真っ赤になる葉色の変化も楽しめますね。私もとてもお気に入りの品種です。

前出のロロペタルム 黒雲  や ナンディーナ 織姫などは、日本の園芸文化から生み出された品種で、日本では手に入りますが、逆に海外ではとても手に入りにくい植物です。

SNSなどで世界につながれる時代。日本の素晴らしい品種を上手に取り入れた庭植栽を海外に向けて発信しても楽しいですね😊✨✨







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