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【人生のほんの一日】20230609 ピアノレッスン、そしてスーパー新生徒さんも加わってさらに楽しくなってきた件

1ヶ月ぶりのピアノレッスン


ピアノの先生が過労で体調を崩され、5月はレッスンがお休みだった件を以前書きました。

先週は私がテレビ番組の収録のため不在でレッスンお休み。
今日は久しぶりのレッスンでした。

練習中の楽曲はたくさんあるので、レッスンがお休みでも練習材料に事欠くことはなかったのと、結構気合いを入れて進歩させた曲もあるので、先生に聴いていただくのを楽しみに、午後からレッスンスタート。今日は夕方から別のお楽しみスケジュールもあるので、ちょっと早めのスタートです。

最初はこの1ヶ月の出来事いろいろおしゃべりをして、とりあえず久しぶりなので、1ヶ月の練習楽曲を全て弾き、進捗状況・成果を聴いていただきました。

弾いた順に列挙していきます😊

坂本龍一 「andata」

インスタピアノ同好会の弾き合い会で弾こうと思って結構練習していたので、先生に最後に聴いていただいたときよりは格段に仕上げに近い状態で弾けました。

先生も進歩に驚いてくださってうれしかったです。指替えのテクニックでレガートを切れずにつなぐための運指を教わっていたのですが、私には難しくて、弾き合い会に照準を合わせて、指使いは私が決めたままで変更せずに、レガートに歌うことを意識して練習をした結果として、「意識してちゃんと繋がって歌えているのでこれで大丈夫」とのことでした。

引き続き、精神性の高い演奏目指してレッスンを進めていきます。

スカルラッティ ソナタ K.466

本番のつもりでかなり気合いを入れて弾き、少しゆっくりめですがミス少なくノンストップで弾ききれました(いい演奏というレベルにはまだ至っていない)。

「どの曲も見違えるくらい進化していて頑張りましたね!」と褒めていただきました🤗 
ただ褒められればいいってわけではありませんが、この曲は5月からかなり頑張ったので、先生がそれをちゃんと理解してくださり、労いの言葉をかけていただけたことが次へのモチベーションにつながるんですよね。

たぶん、ピアノの先生の中には、今回の私の演奏程度なら「まぁ、譜読みはできてこれでスタートラインってとこですね」とか生徒の気分が下がるようなデリカシーのないことをいう方もいると思うんですよね(実際そういう先生がいた)。

そういう言葉をかけても生徒は伸びないし、萎縮するだけじゃないかなぁ。誰にもいいことありませんよね。
ピアノの先生選びは本当に大切と思います。

ちなみにこの曲は意外と配信などの音源が少なくて、私が目指すイメージの演奏になかなか出会えなかったのですが、上に貼ってあるファジル・サイさんの演奏はまさにドンピシャでツボにハマりました。


バッハ 平均律 第1巻 2番 BWV847、6番 BWV851

2番のプレリュード&フーガはほぼノーミスノンストップで弾けて、こちらも先生に成果をお見せすることができました。

6番はプレリュードもフーガも今までよりもかなり遅く、私自身がリアルタイムで楽譜を2段ともしっかりと読んで慎重に弾ける速度で通しました。
かなり遅い演奏ではありますが、この方式で弾くとまずはミスや弾き直しが格段に減るので、ここ数日はこのように練習していますとお伝えしたら、「今のところその方向性で着実に進むのが良いです」とのことでした。


スクリャービン エチュードop.2-1

この曲も、今の私にできるほぼ最善に近い演奏ができました。
先月によりも格段にこなれた演奏になっているし、各声部のメリハリがついて確実によくなっていますよ、とのお言葉をいただきました。

5月にかなり頑張って仕上げてきた甲斐がありました。

パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ

ファンキーは、仕上がり速度から比較するととてもゆっくりですが、私の先月比で見れば格段に速度も上がり、リズム感と安定度も増した演奏ができました(あくまで自分比)。

ボレロは、超絶ゆっくりですがほぼ止まらずに最後まで通せました。先月の時点ではリアルタイム譜読みに近い状態だったので、自分比でいうとかなりの進化です。


ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番

4番のラストで自分自身ちょっと泣いてしまうくらいめっちゃ魂込めて弾きました(多分先生もちょっと泣いていた)。

3番は、精神性の部分まで踏み込めた演奏ができたように思います。
4番は、全体的にゆっくりめで慎重に通しましたが、それでも苦手な真ん中あたりが局所的に遅くなる演奏でした。
とはいえ、表現もエモーションも込めた演奏でミスはあれども最後までノンストップで通せたので、先月からくらべれば相当良くなっています。

速く難しい伴奏パートに気を取られないで右手を熱情的叙情的に歌い上げられるようにしていきましょう!とのことでした。

ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲

今日はテーマから第31変奏までを弾きました。この曲は本当に気力体力が要る曲なのですが、ラスボス32変奏の手前まではなんとか息も絶え絶えながら到達できるようになってきました。

第15変奏あたりまでは結構弾き慣れてきているので、全体的にも弾けるようになってきているし、特に前半はだいぶこの曲の雰囲気が出てきました、とのことでした🤗

弾くレッスンはここまでで、その後、先生と打ち合わせ。

今年後半の予定に加えたい曲として、譜読みだけで放置してあった ショパン バラード第2番 op.38 をレッスン再開したいことと、

以前、1・3楽章を手がけて2楽章残しで放置してあった、ベートーヴェンのソナタ第17番「テンペスト」の2楽章を新規で手がけつつ1・3楽章も音楽的にやり直してソナタ全曲完成させてレパートリーにしたい旨をお伝えしました。

ソナタの全曲完成については、先生も以前からお勧めしてくださっていたことなので、「全部やりましょう!」ということになりました。

過去に発表会で第1・3楽章を弾いてどちらも大失敗しトラウマになっていたのですが、今ならもっと上手に弾ける気がしています。大曲ですが頑張ります!


スーパー新生徒さんも加わった件

そして、私のレッスンの後、本日のメインイベント! 
新しい生徒さんが、ウチのピアノを使って先生のレッスンを受けたいということで、先生と生徒さん&お母さま、そして一応レッスン室オーナーとなる私で初顔合わせと体験レッスンが行われました。

先月、私のnoteを見てくださった方(生徒さんのお母さま)から、私の先生を紹介してほしいとお問い合わせをいただきました。

私の先生は、いったん講師を引退された身で、現在は自分が教えたいと思えるごく少数の生徒だけをレッスンしているということを以前私もnoteに書いていたので、お子さんのためのより良いレッスン環境を求めて初めて私にメッセージをくださったのは、お母さまにとってとても勇気が要ったことと思います。本当にありがたいことです🙇‍♂️

メッセージで生徒さんのお名前を見て、以前演奏をお聴きしたことがあってめっちゃ才能豊かだなぁと思っていたお子さんだったので、私自身、今後のご活躍をぜひ応援したいと思い、先生に推し推しでご紹介させていただきました。

5月は先生が体調不良でお休みだったので、生徒さんには少しお待ちいただき、今日の初顔合わせと相成りました。

ひと通り私の自宅兼社屋の建物内をご案内して、まずは生徒さんも含め全員でお茶しながらいろいろ歓談。ほぼ初対面ですが、生徒さんもとても気さくでおしゃべりも盛り上がりました。いやー、楽しかった!

で、生徒さんにピアノも弾いていただいて体験レッスン。

2曲レッスンしてどちらもみるみるうちにとても良い味付けが加わり、生徒さんご本人もその変化を喜んでくれました。短い時間でしたが、とても演奏の進化を体感できたようです。

先生も生徒さんも「ぜひ!」ということで、来週から乙庭で(私以外の)ピアノレッスンも行われることになりました。

音大レベルを目指すピアノレッスンを受ける場合、レッスンやらコンクールやら楽譜やらピアニストによる特別レッスンなど、とても費用がかかりますよね。

私自身、以前から、才能とやる気のあるお子さんが機会損失をしないでピアノに打ち込めるように支援をしたいなと思ってきたので、今回、素晴らしい先生と生徒さんとのご縁を繋ぎ、楽しく創造性豊かにレッスンできる環境をご提供することができて、自分自身の夢にも近づけたようでとても幸せを感じた一日でした。


【メディア掲載・出演のお知らせ】
「趣味の園芸 テキスト 2023年6月号」の番組連動ページ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月③ ほしい風景を植物でつくる」にて私 太田敦雄が講師として執筆、6ページにわたり掲載されています。

2023年6月25、28日放送のNHK Eテレ「趣味の園芸」にもフルで出演します!



【今日のピアノ練習覚え書き】 

初見練習 
サン・サーンス 「死の舞踏」(連弾)

先日のインスタピアノ同好会の弾き合い会では連弾をする方が多く、私もなんだか感化されちゃいまして、年内にまた私の家で弾き合い会を開催予定なので、連弾曲を練習してみることにしました。

今日は、坂本龍一さんの「Happy End」昨日に引き続き、サン・サーンスの「死の舞踏」のプリモパート最初の1/3程度(各パート10ページ)。

私の会社の副代表も独学でピアノをやっているので、次回の弾き合い会での連弾披露を目論んでおります😅


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