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世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方① *大事なこと編*

2021年が始まって1ヶ月が過ぎましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

順調にスタートダッシュが切れたという方も、中々スタートダッシュが切れないという方も、のんびり過ごしてリフレッシュが出来たという方も、このタイミングで一度自分を見直してみませんか?

…ということで!今回の記事から3部作で【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】を使って、私が実際に取り組んでみた自己分析をご紹介したいと思います。

はじめに

そもそも私が【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】を読んで実践してみようと思ったのは、Schooの授業でこの本が紹介されていたことがきっかけです。

「Schoo」とは 4,600授業以上の動画教材で 「仕事に活きる」知識・スキル・考え方を学べるサービスです。

私は普段からSchooを利用して、話題になっているビジネス書の紹介動画を見たり、グラフィックレコーディングを勉強したりしています。Schooは、"何か勉強したいけど、何を勉強したら良いのかわからない"そんな方におすすめのサービスだと思います。

そして、私は就活していた頃から約5年くらい自己分析をちょこちょこしていて、今も会社の休業日が多く自己分析をちょうどやり直そうとしていたタイミングでした。

私は色々な自己啓発系の本を読んできたので、本屋で見つけた時は『また同じようなものでしょ。』なんて思っていたのですが、Schooの授業で筆者が本の内容を話されている動画を見て考えが変わりました。

その後、実際に本を購入して一通り読んでみて『この本を使えば自己分析を終わらせられるかもしれない…!!』と静かに興奮しました。

本の内容については、オリエンタルラジオのあっちゃんが分かりやすくまとめてくださっているので、動画の方が頭に入りやすい人はこちらをご覧いただければと思います。

この記事でも本の内容を抜粋してご紹介していますが、実際に自己分析・自己理解に取り組む際は、本を購入して内容を読んでから取り組むことをおすすめします!

【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】をおすすめしたい人

完全に私の独断なんですけど、【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】をおすすめしたい人は、こんな人かなと思います。

・現状の仕事にもやもやしているけど、やりたいこともなくて困っている人
・就活を始めようと思うけど何からしたら良いのか分からない人
・転職活動をしてるけど自分のやりたい仕事が分からなくなってしまった人
・自分なりの判断基準が欲しい人(自分軸が欲しい人)

逆におすすめ出来ないと思った人は、心身ともに疲れ切ってしまっている人です。理由としては、自分を知っていく作業は結構エネルギーがいるからです。なので、疲れ切ってしまっている人は、まずはたっぷり寝てたくさん食べてゆっくりお風呂に入って、自分をたくさんたくさん癒してあげてほしいと思います。体と心のエネルギーが溜まってから取り組んでみることをおすすめします。

私が心身ともに疲れていたときは、意識して早く寝るようにしたり、海辺でぼーっとしたり、とにかく自分を癒すことを心がけていました。

そうやって自分を癒していくうちに『やりたいことを見つけたいんだけど、まだそこまで動けそうにない。』って時がやってくると思うですね。そんな時に私が読んでいた本も併せてご紹介しておきます。

個人的には、このステップを踏んでから自己分析を進めるのが良いかなと思います!

やりたいことの見つけ方

本の内容をざっくり話すと『やりたいこと』は下の3つの要素を全て満たすもので構成されているとされています。

やりたいこと=大事なこと(価値観)x 得意なこと(才能) x 好きなこと(情熱)

さらに、下記の順に進めていき、

①大事なこと→②得意なこと→③好きなことの順で深堀りしていくことで、自分の『本当にやりたいこと』が見つかる

という流れになってます。もう少し詳細なステップはこんな感じです。

①大事なこと(価値観)を見つける  👈今回はココ!!
②仕事の目的を決める  👈今回はココ!!
③得意なこと(才能)を見つける
④好きなこと(情熱)
⑤好きx得意で「やりたいこと」をリストアップ
⑥「やりたいこと」を仕事の目的で絞る

私が今まで行ってきた自己分析では、3つの項目に分類し、なおかつ順序も明確にしたことはなかったように思います。私がよく行っていたのは、大事なこと、得意なこと、好きなことが一緒になった質問に答えていって、何となく以前よりかは自分のことが理解できるようになったような気がしていただけでした。そんな状態だったので『え?だからどうしたらいいの?』とゴールが見つからず、モヤモヤしたまま終わることが多かったです。

それが【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】を読んで、実際に自分で質問に答えていくことで、自己理解がどんどん深まっていく感覚を覚えました。

ステップを進めていく中でいくつか注意事項があるのですが、それは本の中でご紹介されているので、今回は割愛します。

前置きが長くなってしまいましたが、ステップ1の『大事なこと(価値観)を見つける』からスタートしていきます!

ステップ1:大事なこと(価値観)を見つけるー5つの質問に答えるー

5つの質問に答えて「価値観キーワード」を見つけ出します。

実際に私が答えた内容も併せてご紹介しつつ、進めていきます。

Q1.尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?

父…仕事に対する向き合い方をすごく尊敬している。普段はいろいろと思うところがあるけど(笑)、『仕事に対して真っ直ぐ向き合っている姿』はすごくかっこいいなと思った。

星野源さん…私は源ちゃんのファンなんだけど、彼の『自分にとってマイナスだった部分を歌や芝居等の表現に昇華させてしまうところ』がすごく素敵だなと思うし、『周りにいてくれる人たちを大切にしつつ、自分もしっかり楽しんでしまうところ』がすごく好きだなと思う。

会社の先輩…『私は私。でも周りの同僚のことも信頼している。』という姿勢がかっこよくてたまらなく好き。

【価値観キーワード】▶︎『信念』、『創造』、『楽しさ』、『思いやり』、『自分らしさ』、『自立』、『受容力』

Q2.幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何ですか?それらが自分の価値観にどう影響を与えましたか?

小学校4年生の時に、担任の先生が『有言実行』『無言実行』とよく言っていたことが心に刻まれ、私は『一度始めたことは最後までやり遂げよう!』と強く思うようになった。(ちなみに、『無言実行』ではなく『不言実行』が日本語的には正しいと最近知りました。笑)

小学生や中学生、高校生の時に大人達から浴びせられた人格を否定されるような言葉。私の『向上心』の源にもなっているし、『自己肯定感』の低さにも大きく影響があったと思う。(思い出したら泣きそう)

【価値観キーワード】▶︎『信念』、『向上心』、『自己肯定』

Q3.今の社会には何が足りないと思いますか?

今の社会には"(見た目だけでは分からない)多様な生き方を認めていく力"が足りないと思う。例えば、『子供は元気で動き回って活発なもの』でそれが正しいというような考え方。そんなものは人によって違うし、1つのパターンに当てはめて勝手に人を評価するのはすごくおかしいと思う。"心の柔軟性"が足りないと思う。

【価値観キーワード】▶︎『柔軟性』

Q4.「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。そう思った具体的なエピソードも。

『挑戦』することを大切にしている(by 兄弟)、『自分の気持ちを正直に伝える』ことを大切にしている(by 母)

【価値観キーワード】▶︎『挑戦』、『誠実』

Q5.自分の子供を育てたり、他人に助言するときに一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?(抽出したキーワード)

*伝えたいこと*

あなたはあなたのままで素晴らしいよ(自己肯定)/自分が好きなことを生活に取り入れて欲しいな(楽しさ、自分らしさ)/何かを始めるのに遅すぎるなんてことはないから、やってみたいことにはどんどん挑戦してみよう(挑戦、好奇心)/動けない時があっても大丈夫。自分のペースを大切にしてね(自分らしさ、マイペース)/体を整えることも大切だから、"今"の自分にできることから運動してみよう(美意識、バランス)/まずは『自分がどうしたいのか?』で考えてみよう(本音)/あの人にはあの方法が合っていただけで、あなたにはあなたに会う方法があるよ(自分らしさ)

*伝えたくないこと*(反対のキーワードを洗い出す)

将来のためには今、我慢するべきだよ(好奇心)/仕事で嫌なことがあったなんて"みんな"一緒なんだから、それが"普通"なんだから我慢しなよ(自分らしさ)/趣味にお金を使うより、貯金した方がいいよ(挑戦)/新しいこと始めて危なくない?騙されてるんじゃないの?(挑戦)

【価値観キーワード】▶︎『自己肯定』、『楽しさ』、『自分らしさ』、『挑戦』、『好奇心』、『マイペース』、『美意識』、『バランス』、『本音』

ステップ1:大事なこと(価値観)を見つけるー価値観のキーワードー

5つの質問を通して、私が抽出した価値観キーワードは下の通りです。

『信念』、『創造』、『楽しさ』、『思いやり』、『自分らしさ』、『自立』、『受容力』、『信念』、『向上心』、『自己肯定』、『柔軟性』、『誠実』、『挑戦』、『好奇心』、『マイペース』、『美意識』、『バランス』、『本音』

私なりにこの価値観キーワードを分類すると、こんな感じになりました。

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せっかくなので、以前から気になっていたマインドマップツール(MindMeister)を利用してみました。実際に取り組んだ時は、付箋に価値観キーワードを書いてペタペタ貼ったり剥がしたりして分類していました。

こんな感じで価値観のキーワードが分類できたら、価値観ランキングを作って優先順位を決めます。

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私の場合は『1.美意識、2.柔軟性、3.好奇心、4.自己肯定』でした。

自己肯定をして安心できてはじめて好奇心に沿って行動することができます。そして、自分の好奇心に沿って進んでいき、柔軟性を持って周りの人の考え方等を取り入れて自分の器を広げていくことができます。最後に、自分の幸せと周りにいてくれる人の幸せの両方の調和を取り入れてこそ美しい状態なのではないかと思います。

私が最近しっくりくるなと思っていたスローガン(?)である『自分も人も大切にできる人でありたい』にも当てはまるなと思いました。

ワンポイントアドバイス

大事なことを深掘りしていく中でのワンポイントアドバイスというか、実際に私が取り組んでみてちょっとつまづいたところを共有しておこうかなと思います。

1.質問には答えられたけど、そのエピソードから抽出できる価値観を何と表現していいのか分からない。

▶︎質問に一通り答えた後に、巻末特典の『大事なこと(価値観)の例100リスト』を参考にしました。「ドンピシャにこれだ!」というものが分からなくても一番近い価値観を選んでみました。

2.価値観キーワードは洗い出せたけど、価値観のグルーピングができない。

▶︎まずは、本に書いてある分類を参考に分類してみて、あとは自分が同じグループに感じるもの同士を集めてみました。切り口によっていろんな分類ができると思うので、どんな分類をするのかは人によって違うのかもしれないなと思います。なので、自分が『同じグループな気がする!』と思ったものをまとめちゃえばOKかな、と。笑

ステップ2:仕事の目的を決める

次のステップでは「仕事の目的」を決めます。具体的には、自分が「価値を提供しようとした経験」を具体的に10個書き出します。

私の場合はこんな感じでした。

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ちなみに、"算数セット"というのは、教科書の開きたいページとノートの開きたいページを重ね合わせて閉じただけのものです。笑

価値を提供しようとした経験が洗いだせたら、そこからわかる「提供しようとした価値」を抽出しました。また、「提供しようとした価値」の中でも一番多く出てきたものを「仕事の目的」にすればいいとのことなので、私だと『好奇心』と『楽しさ』が『仕事の目的』になります。

【仕事の目的】

私は人の好奇心を刺激したり、『楽しいな♪』と思えるものを提供することで、その人自身が自分の可能性に気づいたり、可能性を広げたりするきっかけになりたいなと思います。

最後に

今までスラスラと自分のことを書いて、自分なりの結論を出しましたが、正直『本当にこれで正しいのか?』という気持ちはあります。

だけど、本の中の【「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い】を読むとその気持ちはじわじわ解消されました。

きっと自己理解・自己分析に取り組んだ人の分だけ全く違ったゴールがあるんだろうなと思います。私の場合もただの一例にしか過ぎないので、ぜひ本を手に取って、ご自身で自分だけの自分探しのゴールを見つけて欲しいなと思います。

残りの『得意なこと編』と『好きなこと編』も別記事で書いていこうと思いますので、ご興味のある方は見ていただけると嬉しいです。

とても長い文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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