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気づけば、夫のキャリアカウンセラー気取り。

夫がGW前に、転職サイトを通じて応募したベンチャー企業のオンライン面接を受けたのだが、GW明けに不合格通知が来た。がっくりしていた。

こちらの記事で書いた、受けようかなぁと言っていた会社の1つであった。

夫は新卒で入った、航空×IT業界で15年働き、7年前にUターン転職をして役所の職員になったが、いろいろと思うところあって、2回目の転職を模索している。

彼は、自分のやりたいことや興味はわかっているようだが、業界や職種を絞ってはいない。

詳しいことはわからないが、選択肢を狭めないためにも、それはそれでいいよねと思っている。

夫は、両親から「あんたは公務員向き」と言われ続けてきたことや、自分の強みが何かを意識したことがなかったこと、年収を気にして身動きが取れないことなど、なかなか自分の本心と向き合う機会のなかった人だ。
そこを、可能な範囲で言語化の手伝いをしたい私。

冒頭の話に戻るが、不合格だったのは、
「この会社で何をしたいですか?」と聞かれたときに、ちゃんと答えられなかったせいじゃないか、と夫は分析していた。

確かになぁ・・・この会社に入りたい!と心底思ってたら、結構、語れたりするもんなぁ。

「自分の強みはこれで、それを御社でこう活かしたい」
「活かすことで、叶えたい社会や、自分のミッションにつながる」
そんなことを熱く語れて、会社の理念と共鳴したら、採用してもらえる場合があるんじゃないかと、少ない転職経験の中で思う。
起業にも通じる考え方のようだ。

そんな話をしていたら、
「そうだねぇ、強み、ミッション…そこは語れなかったわ」
と、夫は意外に神妙な顔をしていた。

そこから夫の前職の思い出話や、どんなことにやりがいを感じるのかなど聞いていたら、

「今ある方法に固執せずに、よりよい方法を提示して、クライアントに喜んでもらえたり、その先にいるお客さんの生活が改善したりすることが、嬉しい」というような言葉が出てきた。

へぇ〜…
この人とは、交際含めて15年ほど一緒にいるが、まだ知らないことばかりで、新鮮だな、と冷静に思ったりした。

夫が、もう10年以上前、前職の昇進試験の小論文で「三方よし」という考え方を大事にしている、ということを書いていたな、とふと思い出し、

あなたにとって、それが重要なキーワードなんじゃないの、それなら、意外とコンサルタントとかも向いてたりして…と話が面白くなってきたところで、子どもたちの邪魔が入り、セッションはタイムアウト。笑

それから10日ほど経ち、昨日、夫が
「コンサルタント会社の応募が気になって、受けようか悩んでいる。転職エージェントの担当者は、“経歴的にも出来ることだと思います、でも年齢的にも、最後のチャンスかと思います”って言われた」

へぇ!コンサルタント業界!
(マジか、全く選択肢になかったよね…?)

しかし…世間的には、厳しい年齢だろうけどさ、人の旦那のチャンスに勝手にリミット決めないでくれや、って思った私は、なかなかいい奥さんじゃないの。

夫の転職がうまくいけば、四方よし、五方よし、きっといいことがもっとあるはず。

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