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策士は得をする?

今回は前回の"囚人のジレンマ"を、ゲーム形式で実験したというお話をします。

囚人のジレンマについてはこちら↓


実験を行う2人に対して以下のようにルールを定めます。

①協力した場合、2人共に3点を与える。
②片方裏切った場合、裏切った方に5点を与え、裏切られた方は0点。
③両方裏切ったら2人共に1点を与える。

このように、実際にこれをゲーム形式で実験すると、③の共倒れの確率が高くなるそうです。

さらに、長期戦になるほど、被験者は以下のことが分かってきます。

①相手を利用し続けると、仕返しされる。
②相手の協力無しでは共存できない。
③率先して協力しないと、相手に協力されない。

ですが、いつも協力的だと、相手は裏切りやすくなるので、時々報復する必要があります。

しかし、報復しすぎると、不振を招きます。

相手が協力してきた場合の報償も必要です。

実験結果では、いちいち報復、報償を考える策士より、相手の出方に応じて、ほどほどに鈍い反応をする人の方が有利という結果が出たそうです。

私たちもより善い生き方を目指して、色々考えると思いますが、この実験結果を見ると、ぼちぼちで生きていれば大丈夫なのではないでしょうか?

あまり深く考えず、ゆっくり、自分のペースで生きていけば良いのではないでしょうか?

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