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ついに見つけた!自分の闇の根源にあった「被害者意識」

不思議なもので、人は絶妙なタイミングで必要なこと・出会いが起きるようになっている。その時はの出来事も、あるときとしてつながることがある。そんなことを実感させてくれた出来事の一つが、まさに離婚騒動からのインナーチャイルドとの再会であった。

こうして私は、何かに導かれるかのように、インナーチャイルドを癒すことになったのだ。

セラピストとの出会い

インナーチャルドを癒す(セラピーを受ける)にあたり、実際にセラピーを受けた人の体験談・口コミがとても少ないことに苦慮した。東京なら、一体どなたにお願いするのが良いのだろうか?効果はあるのだろうか?

「インナーチャイルド セラピー 東京」、、そんなキーワードで手探りで検索していたところ、ふと気になるブログを見つけた。決して検索上位にあったわけではなかったが、ブログを見ただけで即決だった。記事の内容も、書き方も、なんとなく「自分に合う」という感覚を文章から感じた。

こうして出会った、セラピストのひかりさん。一般的なセラピスト・占い師のイメージを大きく覆すような、透明感あふれる笑顔の素敵なお姉さんだった。元占い師として活躍していた彼女は、”その場しのぎ”の心の平穏を求めて占いジプシー化する多くのお客様を目の当たりにし、本当に必要なのは、占いではなく、考え方のクセを根本から直していくセラピーなのではないか?と思い、インナーチャイルドセラピーを学ぶに至ったらしい。そう!私が求めているのはそれだ。

実際のインナーチャイルドセラピー

私は3回にわたり、1回約3時間程度のセラピーを受けた。具体的には、各回催眠の一種(ガイド付きの瞑想と似たイメージ)を使って、幼少期の自分に会いにいくのだ。それと合わせて、ペーパー上のワークを行い、自分の持つ被害者意識や親・パートナーに対する思いを丁寧に紐解いていく。

初めて会いに行った時のチャイルドは、浮かない顔をして、3歳まで住んでいたアパートの下で、自分の家に入ることを拒んでいた。理由を尋ねると、「パパとママがまた喧嘩しているから。パパが怖い。」と言っていた。

そう、ずっと心のどこかでわかっていたけれど認めたくなかったことの一つが、子どもの頃から父親にずっと怯えていたということ。

では、なぜそう思うのか?そして母親のことはどう思っているのか?幼い頃の両親の口癖は?夫に対しては?本当はどうしてほしかったのか?こうしたことを一つずつ見ていく。そして、それが何を意味するのか解説を受ける。びっしり書き込まれたワークシートは、今も私の宝物だ。

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私の思考の根底にあったもの

ワークは何もかも目からウロコだった。自分は、いつも相手の顔色を窺い自分の意思で生きてこなかったこと、被害者意識のカタマリであったことに気づかされる。そして、夫と私はよく似た者同士であったことにも。(いわゆる、”パートナーシップは鏡”)

自分の本心の周りに、「(私が勝手に思う)親の価値観」「(私が勝手に思う)常識」が大量に貼り付き、その中で「うぅ〜〜〜苦しい〜〜〜」と生きている状態であった。そして、他人の目ばかりを気にして、自分を全く優先できていなかった。

ちなみに、自分の被害者意識に気づく(認める)ことはもちろん、それと決別することはかなり辛いこともでもある。被害者意識を持っていることに頭で気づくことと、そこから抜け出す決意をすることは全く別物である。結果的には、抜け出すと自分で決意しなければその人は変われないのだ。しかし、決意ができずにドロップアウトしていく人も多いと言われている。

人はどれだけ「こんな私は嫌!変わりたい!」と思っていても、潜在意識は「変わりたくない」と思っている。被害者意識を持ち続ければ、いつまでも両親のせいにして、自分で責任を取らなくて良いため、”メリット”があるのだ。

たしかにこの時、変化を拒否して、私の潜在意識はかなりザワついたと思う。でも、もう今しかない!今こそ自分が変わる時である!という思いの方が勝ったのだろう。私は自分が変わること(被害者意識と決別すること)を選択した。

離婚に対する私の意思は…?

こうして、徐々に自分の本心に近づき意思はかたまっていく。なんとなく感じていた夫への回答「YES」は、決して思考ではないと。

こうして2回目のセラピーの後、私は両親に「離婚しようと思う」という意思を告げに実家に帰るのだった。

(続く)Next:ついに!パッカーン!離婚話をしに実家に帰ったときのこと


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