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なんとなく見抜いてしまう癖

わたしは最初に入った会社でも、その後転職した会社すべてで、採用面接官を必ず経験しています。
一番最初に面談をする側に回ったのは社会人2年目のころから。なので17年ぐらい面接官という一面を持ちながら仕事をしています。

初めて「お見合い」というものを体験したとき、なんだか面接に似ているなと思ったのでした。似ているけれど、もっとも「面接」と同じようにしてはいけない場、それが「お見合い」です。パーティ等での「1対1トーク」も同じくです。
初めてお目にかかり、話をしながらお互いを知っていく、自分に合うかどうかをそのトークで見極める。採用面接もほぼ同じ、初めて応募者にお目にかかり、話をしながらお互いを知っていき、同僚としてこの会社で働くイメージが沸くかどうかをそのトークで見極める。

まさかこれがこんなに不利になるとは思いもしませんでした。

合うか合わないかは1st Impressionでだいたいわかる

会社で面接官をこれほど長くやっていると、面接官をやっている同僚とも話していて賛同されるのが、「だいたい入ってきた印象でわかるよね」ということ。
履歴書や職務経歴書でこの人はすごいんじゃないかと思っていても、「はじめまして、よろしくお願いします」と言ったときにガラガラと崩れてしまうことがあったりもします、実は。その逆ももちろん然り。

これが「はじめまして、よろしくお願いします」と同じワードで始まるシチュエーションにえらく影響してしまうことに気づきました。
そう、第一印象で「無理」「OK」とまず振り分けてしまう癖がついてしまっているんです。「無理」と判断してしまうと、もうそのあとのトークタイムの苦痛なこと…。
当然、面接ではないので相手に話を合わせたり、頬が筋肉痛になるんじゃないかと思うぐらいニコニコしたり。

お見合いの場合はお断りすれば終わりですが、パーティの場合はマッチング命ですので(笑)、「無理」というのも相当「無理」とならない限り選ぶことになるわけで、マッチング後のトークが苦痛になるときもあります。

「OK」の中にも種類があって、「OKだけどたぶん合わない気がする」「OKだけど相手のほうがNGな気がする」「本当にOK」の3種類。話している間に、NGを含む4種類に分類できるほど、相手のことを見抜いてしまう癖がついてしまっていて、先日参加した個室型パーティは男性の参加者(しかもバツイチに理解がある方々)が12人もいたのに「本当にOK」が0人という偉業(!)を成し遂げてしまいました。
そのパーティでは、4組のカップルが成立しそのうちの1組に入ったのは入ったのですが、おそらく長続きはしないんじゃないかと思っています。

とはいえ、この癖は自分の中でも特技のひとつと思っているし、マイナスには全く捉えていないんですけどね!(`・ω・´)キリッ
そういう感覚って結構大事だと思うので。

細々とつぶやいているだけですが、読んでウンウンうなづいたりしてくれる人がひとりでもいればいいなと思って綴っています。もし何度もうなづくことがあったらサポートいただけると感動します!サポート代金はプレミアム代及び他のクリエイターの方のサポートに回します!