堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな…

堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな話を時に真面目に、時にユーモアを交えて書いていこうと思います。 筑摩書房さんより出版されている「空海散歩」という法話集の5~10巻に少しだけ寄稿しています。

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電子書籍発売中、それと、お悩み相談はじめました

こんにちは。 タイトルの通りですが、アマゾンKindleにて電子書籍を発売中です。 有難いことに、レビューもいくつか頂いています。 商品ページに書かれている通り、仏教のことから、お坊さんという立場を離れて、日々考えることを書き綴ったり、少し不思議な話に言及したりと、煩悩の数になぞらえて、108の短い説法を用意しました。ぜひ、ご一読いただければ幸いです。 推しであり本の帯にコメントを頂いた、おりられオジさんこと、アニキからも、紹介文を頂いてます。 と、まぁ、本の紹介はこ

    • パペットと話してみよう(冷え切った家庭編)

      毎度、おなじみ、パペットカウンセリングのお時間です 本日のご相談は『あの頃は良かった』さんからのお便りです。 では、まずはご相談内容です。 こういうご相談内容なんだけど、オーちゃん、最近ではこういう家庭は多いみたいだね。 オーちゃん『そうだね、堯友さん。家族仲が冷え切ってしまっている、よく聞く話だね』 どうやら、お嬢さんも反抗期に入ってしまって、口をきいてくれないらしいけれど、どうしたものかな。 オーちゃん『それ自体は珍しくないというか、正常なことだと思うけどね』

      • 袖ふり合うも他生の縁

        袖ふり合うも他生の縁という言葉があります。 他生とは今生ではない別の生という意味で、ざっくりと言ってしまうと過去世のことですね。道ですれ違った時に、自分の袖と相手の袖が擦れ合うようなちょっとした縁も過去世での因縁によるものだという、非常にスピリチュアル感あふれる言葉です。 僕もそうですが、実際問題として、ほとんどの人が過去世の記憶なんて持たないわけで、そういう意味では過去世で因縁があろうとなかろうと「ふーん」という感じかもしれません。 何かの因縁があって、それが分かったとこ

        • 課題いろいろ

          今日は僕の人生の課題というものに触れてみようかと思います。 色んな方から言われるのが、まずは人の相談に乗ることですね。 少し長いですが、下記は言われたことの要約です。 引用部分の鑑定を下さったのが、霊視経営コンサルタントのお二方です。 それぞれに違うアプローチで、その人の霊視をし、お二人で意見を すり合わせながら、様々な意見を下さいます。 人の悩み相談を受けるようになるという事は、例のごとくHakuhoさんにも言われていました。でも、人の相談に乗るなんておこがましいと、

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        電子書籍発売中、それと、お悩み相談はじめました

          パペットと話してみよう(パワハラのご相談)

          久しぶりのパペットカウンセリングです。今日のご相談は『あーあ、会社に隕石が落ちて、つぶれてくれねーかな』さんからのお便りです。 というわけで、オーちゃん、今回はお勤めの会社でのパワハラ問題に取り組んでみようか。コンプライアンスという言葉が世間に浸透して久しいとはいえ、いまだにパワハラだとか、モラハラって言葉が世間ではよく聞かれるよね。 オーちゃん『そうだね、堯友さんもサラリーマン時代はパワハラで苦しめられたよね』 今でも、思い出すことがあるよ。会社が火事にでもなって潰れ

          パペットと話してみよう(パワハラのご相談)

          生まれたての龍

          先月、東京でとあるセミナーを受けまして せっかく東京に来たからと、知人が他の作家さんたちと 共同開催していた展示会に行ってきました。 その知人というのが、上記の川口緋呂さんという方で 主に龍神の絵を描かれています。とても迫力のある絵を 描かれていて、ぜひ機会があれば、本の挿絵をお願いしたいなと 考えている方です。 で、その緋呂さんの作品で、当日展示されていたものの中に 陶器の龍がありました。波間から顕現した生まれたての龍神が モチーフらしいです。 龍マニアの僕としては、

          パペットと会話をしよう(ある僧侶の野望編)

          画像に出てくるパペットですが、この子はカウンセリングパペットといいまして、自分の悩みや喜び、そういった様々な感情と向き合うためのツールです。もちろん、自分ではなく他人のそういった感情と向き合うことも可能です。詳細は下のサイトをご覧ください。 でも、どうやって使えばいいのか、いまいちわからないという方もいるかと思います。そこで、わたくし、今回はオータス君こと、オーちゃんと一人芝居をしつつ、あるお坊さんの密かな野望と向き合ってみようかと思います。 では、始まり始まり~。 「

          パペットと会話をしよう(ある僧侶の野望編)

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 後編)

          今回は不思議なご相談という事で、ペンネーム『まだ見ぬ世界』さんよりのご相談に回答させて頂いております。その後編ですね。 前編の内容はこちら 後編部分に相当するご相談内容をかいつまんで申し上げますと、自分の過去世から話しかけられているような感覚になるときが時々あって、しかも、その内容から察するに、自分は過去世で何か、やらかしてしまったらしい。でもだからと言って、何をどうしたらいいのか分からないという事でした。 では、早速ですが、オータス君ことオーちゃんと二人で、このご相談

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 後編)

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 前編)

          今日のご相談はちょっと不思議なお話です。 相談者はペンネーム『まだ見ぬ世界』さんからです。 という、ご相談内容です。実は、後半部分の「前世でやらかしてしまっているような気がする」というお話は、一カ月ほど前にも、別の方からも似たような話を聞いていまして、これは記事にする流れかなと思った次第です。 では、さっそく、例の如く、オーちゃんと二人三脚で行ってみましょう。 さ、早速だけど、オーちゃん、今日の相談はどうみるかな。 オーちゃん「そもそも、堯友さんはこの話を信じてるの?世

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 前編)

          僕は皿男!?

          先日、月に一度行われる、あるセミナーに参加しました。 そのセミナーの講義の途中で、仏教の話だったと思いますが、話の流れで僧侶である僕に、講師の方が同意を求めてくる場面がありました。 「ねぇ、堯友さん」 そういいながら、講師の方は僕のいない方向をくるっと向きました。 堯友が誰なのかは皆もわかっているので、僕のほうと講師の方のほうを向きながら、皆さんも『ん?』という顔をしていました。もちろん僕もです。 それと同時に、講師の方が僕のほうに向きなおりました。 「あぁ、ごめんごめ

          パペットと話してみよう(さよなら編)

          さっそくですが、本日のご相談内容です。 ペンネーム『久遠』さんからのお便りです というわけで、本日は久遠さんのご相談をオーちゃんと語っていこうと思います。オーちゃん、今回のご相談だけど、どう思ったかな? オーちゃん『うん、まずはそのグループとの関係性で疑問なんだけど、そのグループの人達っていうのは才能のある人じゃないと受け入れてくれないのかな』 グループの在り方もそれぞれだから、確かなことは言えないけれど、そんなことはないんじゃないかな。才能が要求されるなんて、よっぽど

          パペットと話してみよう(さよなら編)

          部屋と神様と私

          こんにちは、堯友です。 今日も相変わらず、神様に関わる電波な話をします。 『なに言ってるんだ、こいつ』と思われた方は「はいはい、いつものやつね」と生暖かく見守っていただければと思います。 それは昨夜、布団の中でゴロゴロしていたときのことでした。時刻でいえば、午前2時頃だったと思います。今日が仕事休みなので、思いっきり夜更かししていました。そんな、草木も眠る丑三つ時に、彼はやってきました。 『こんばんは、堯友さん』 あ、よりにもよって今日来たのか。夜が明けたら、部屋を掃除

          色々なスピリチュアルメッセージ

          こんばんは。 あれこれと思うところがあって、何人かの人から頂いた 自分宛てのスピリチュアルなメッセージを整理していました。 僕は自分の声が苦手なので、例えば会話を録音していても 結局は聞き直すことなんてほとんどないのですが、今回は 自分の心の棚卸も兼ねて、頑張って自分の声と戦いつつ メッセージを整理しようと思ったのです。 ちょっと長い引用ですが、今年の2月くらいに頂いたメッセージを自分の感想を挟みつつ書いていきます。 会話の中でのメッセージなので、内容がまとまっていませ

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          パペットと話してみよう(毒親編)

          では、本日のご相談内容です。 ペンネーム『毒親育ち』さんからのお便りです。 では、ですね、早速、わたくし堯友とパペットのオーちゃんこと、オータス君でこの方の悩みを紐解いていこうと思います。 「さて、オーちゃん、今回のお便り。『毒親育ち』さんのお話、どう思ったかな」 オータス君『そもそも、どうしてお母さんは自分の子供にこんなひどい言葉を言ってたんだろうね。不思議だねぇ』 「うん、そうだね。僕もごくごく普通の家庭で育ったから、子供に平気でこういう事を言っちゃう人って、どう

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          初指名、いただきました

          今回は初のご指名を頂いた話をしようと思います。 指名といっても、別に水商売的なやつではありません。 自分に名指しで、護摩祈祷の依頼を頂きました。 昨日のことなんですが、僕が寺務所に入った時にちょうど電話の 受話器を置いた事務員さんが「おめでとう」と言ってきました。 話がわからずに、「なんのことですか」と聞き返したら その電話の内容というのが、僕を名指しでの護摩祈祷の依頼と いう事でした。 僕のいるお寺では毎月28日(お不動様のご縁日)に護摩祈祷をしていまして 先々月、4

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          ある少女とヌイグルミ

          今回のお話は小説というか、小話です。 その少女、いや、まだ幼女といったほうがいいだろう。その幼女、カオルがそのヌイグルミと出会ったのは迷子になったのがきっかけだった。 久しぶりに父母と3人で来たデパートに浮かれて、あちこち見ているうちに 両親を見失ってしまったのだ。さっきまでのウキウキ気分はどこへやら、不安に押しつぶされそうになり、泣き出した時にそのおじさんは現れた。 『泣かないで。どうしたの? お父さん、お母さんとはぐれたのかな』 そのおじさんは手に持っていたヌイグルミ

          ある少女とヌイグルミ