堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな…

堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな話を時に真面目に、時にユーモアを交えて書いていこうと思います。 筑摩書房さんより出版されている「空海散歩」という法話集の5~10巻に少しだけ寄稿しています。

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電子書籍発売中、それと、お悩み相談はじめました

こんにちは。 タイトルの通りですが、アマゾンKindleにて電子書籍を発売中です。 有難いことに、レビューもいくつか頂いています。 商品ページに書かれている通り、仏教のことから、お坊さんという立場を離れて、日々考えることを書き綴ったり、少し不思議な話に言及したりと、煩悩の数になぞらえて、108の短い説法を用意しました。ぜひ、ご一読いただければ幸いです。 推しであり本の帯にコメントを頂いた、おりられオジさんこと、アニキからも、紹介文を頂いてます。 と、まぁ、本の紹介はこ

    • 炎の形はなんでしょうか

      先月の28日に護摩祈祷を修法しました。 その際に、お寺のスタッフが写真を撮ってくれたのですが その時の一枚が上の画像です。 周りに指摘されるまで気付かなかったんですが 立ち上がった炎の形が拝んでいるお坊さんの姿に 見えるという意見を頂きました。 そこで、SNSにあげたり、オンラインコミュニティの仲間に 意見を求めたりして、様々な見方があることに気付きました。 ・立ち姿のお坊さん ・右に90度、回転させると口を開けた龍の姿 が主な意見でした。 実際のところはどうなんだ

      • 人の属性それぞれ

        久しぶりの更新です。 先日は月一のセミナーに参加してきました。 プラネタリウムで、宇宙に思いをはせたり 粘土細工をしてみたり。 粘土を触るなんて、小学生の頃以来だなぁと 少し和みました。 この手の図画工作の類は超苦手なんですが 苦手なりに、何とかなったと思います。 仕上げに、お不動様をあらわす梵字、カンを 爪楊枝で粘土細工の表面に書き入れました。 本当は流れカンマンを書ければベストなんですが スペースの都合で断念。 その後の懇親会で、人それぞれに属性があるんだよと 講師

        • お悩み相談、その2~高野山に興味があります~

          今回はBさんのお悩み?相談です。 密教と高野山には以前から興味があったというBさんからのご相談でした。高野山でお坊さんでない一般の人って、どういう生活をしているのかを知りたいという事で、あれこれと説明させて頂きました。 どうやら、高野山に移住したいというお気持ちがある様でした。高野山に限らないけれど、自然の豊かな場所で落ち着いて生活をしてみたいという事で、もし仮に高野山に移住したとして、どういう仕事があるのか、どんな暮らしになるのかを僕自身の周りの人々のケースを例にして、

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        電子書籍発売中、それと、お悩み相談はじめました

          たまには気分転換を。 アイコンを変えました。 れいなさんが描いてくれました。 のほほんとした表情が的を射てて 気に入ってます

          たまには気分転換を。 アイコンを変えました。 れいなさんが描いてくれました。 のほほんとした表情が的を射てて 気に入ってます

          お悩み相談 その1 職場の新人に見下されています

          こんにちは、堯友です。 先日から始めましたお悩み相談ですが、最初のお悩み相談です。 相談者を仮にAさんと致しましょう。 Aさん「先日、職場に新しい人が入ってきて、私の下に配属されたんですが、私のいう事を全然きいてくれないんです。私が『あれをやってもらえますか』とお願いしたときに、舌打ちしたり、返事もせずに不貞腐れたように乱暴な態度で業務を行うんですよ!どう、思いますか」 そうなんですか、それは大変ですね。それって、何かきっかけになるようなことがあったんですか。何かで、その

          お悩み相談 その1 職場の新人に見下されています

          不思議な焼き物を頂きました

          以前、とある方との縁で知り合った川口緋呂さんという方から、生まれたての龍の像を購入したという話を書きました。 その後、先日、また川口さんに会う機会がありまして、その際に梵字を焼き付けた粘土細工を頂きました。本職の方にお渡しするのは恥ずかしいのですが、とおっしゃいながら手渡されました、その包み紙をほどくと、そこに出てきたのはトップの画像の粘土細工でした。さすが、画家さん、見事な梵字です。 焼き付けられた梵字は『ユ』。全ての梵字を読めるわけではないので確証はなかったのですが、

          不思議な焼き物を頂きました

          お悩み相談 詳細について

          先日、お悩み相談をお受けしますという告知を出しましたが それについて、あれこれと補足をさせて頂きます。 こちらの画像はれいなさんという方に造っていただきました。 美大の出身で、デザインもかじっていたとのことで 驚くぐらいの速度で作ってくださいました。 すごく、すっきりとしたデザインで、気に入っています。 僕がこの手のものをつくろうとしたら、きっと何時間もの格闘の末に 妥協という名の産物が出来上がることでしょう。 で、お悩み相談の詳細です。始めはGoogleフォームをカレン

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          パペットと話してみよう(冷え切った家庭編)

          毎度、おなじみ、パペットカウンセリングのお時間です 本日のご相談は『あの頃は良かった』さんからのお便りです。 では、まずはご相談内容です。 こういうご相談内容なんだけど、オーちゃん、最近ではこういう家庭は多いみたいだね。 オーちゃん『そうだね、堯友さん。家族仲が冷え切ってしまっている、よく聞く話だね』 どうやら、お嬢さんも反抗期に入ってしまって、口をきいてくれないらしいけれど、どうしたものかな。 オーちゃん『それ自体は珍しくないというか、正常なことだと思うけどね』

          パペットと話してみよう(冷え切った家庭編)

          袖ふり合うも他生の縁

          袖ふり合うも他生の縁という言葉があります。 他生とは今生ではない別の生という意味で、ざっくりと言ってしまうと過去世のことですね。道ですれ違った時に、自分の袖と相手の袖が擦れ合うようなちょっとした縁も過去世での因縁によるものだという、非常にスピリチュアル感あふれる言葉です。 僕もそうですが、実際問題として、ほとんどの人が過去世の記憶なんて持たないわけで、そういう意味では過去世で因縁があろうとなかろうと「ふーん」という感じかもしれません。 何かの因縁があって、それが分かったとこ

          袖ふり合うも他生の縁

          課題いろいろ

          今日は僕の人生の課題というものに触れてみようかと思います。 色んな方から言われるのが、まずは人の相談に乗ることですね。 少し長いですが、下記は言われたことの要約です。 引用部分の鑑定を下さったのが、霊視経営コンサルタントのお二方です。 それぞれに違うアプローチで、その人の霊視をし、お二人で意見を すり合わせながら、様々な意見を下さいます。 人の悩み相談を受けるようになるという事は、例のごとくHakuhoさんにも言われていました。でも、人の相談に乗るなんておこがましいと、

          パペットと話してみよう(パワハラのご相談)

          久しぶりのパペットカウンセリングです。今日のご相談は『あーあ、会社に隕石が落ちて、つぶれてくれねーかな』さんからのお便りです。 というわけで、オーちゃん、今回はお勤めの会社でのパワハラ問題に取り組んでみようか。コンプライアンスという言葉が世間に浸透して久しいとはいえ、いまだにパワハラだとか、モラハラって言葉が世間ではよく聞かれるよね。 オーちゃん『そうだね、堯友さんもサラリーマン時代はパワハラで苦しめられたよね』 今でも、思い出すことがあるよ。会社が火事にでもなって潰れ

          パペットと話してみよう(パワハラのご相談)

          生まれたての龍

          先月、東京でとあるセミナーを受けまして せっかく東京に来たからと、知人が他の作家さんたちと 共同開催していた展示会に行ってきました。 その知人というのが、上記の川口緋呂さんという方で 主に龍神の絵を描かれています。とても迫力のある絵を 描かれていて、ぜひ機会があれば、本の挿絵をお願いしたいなと 考えている方です。 で、その緋呂さんの作品で、当日展示されていたものの中に 陶器の龍がありました。波間から顕現した生まれたての龍神が モチーフらしいです。 龍マニアの僕としては、

          パペットと会話をしよう(ある僧侶の野望編)

          画像に出てくるパペットですが、この子はカウンセリングパペットといいまして、自分の悩みや喜び、そういった様々な感情と向き合うためのツールです。もちろん、自分ではなく他人のそういった感情と向き合うことも可能です。詳細は下のサイトをご覧ください。 でも、どうやって使えばいいのか、いまいちわからないという方もいるかと思います。そこで、わたくし、今回はオータス君こと、オーちゃんと一人芝居をしつつ、あるお坊さんの密かな野望と向き合ってみようかと思います。 では、始まり始まり~。 「

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          パペットと話してみよう(不思議なご相談 後編)

          今回は不思議なご相談という事で、ペンネーム『まだ見ぬ世界』さんよりのご相談に回答させて頂いております。その後編ですね。 前編の内容はこちら 後編部分に相当するご相談内容をかいつまんで申し上げますと、自分の過去世から話しかけられているような感覚になるときが時々あって、しかも、その内容から察するに、自分は過去世で何か、やらかしてしまったらしい。でもだからと言って、何をどうしたらいいのか分からないという事でした。 では、早速ですが、オータス君ことオーちゃんと二人で、このご相談

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 後編)

          パペットと話してみよう(不思議なご相談 前編)

          今日のご相談はちょっと不思議なお話です。 相談者はペンネーム『まだ見ぬ世界』さんからです。 という、ご相談内容です。実は、後半部分の「前世でやらかしてしまっているような気がする」というお話は、一カ月ほど前にも、別の方からも似たような話を聞いていまして、これは記事にする流れかなと思った次第です。 では、さっそく、例の如く、オーちゃんと二人三脚で行ってみましょう。 さ、早速だけど、オーちゃん、今日の相談はどうみるかな。 オーちゃん「そもそも、堯友さんはこの話を信じてるの?世

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