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パペットと会話をしよう(ある僧侶の野望編)

画像に出てくるパペットですが、この子はカウンセリングパペットといいまして、自分の悩みや喜び、そういった様々な感情と向き合うためのツールです。もちろん、自分ではなく他人のそういった感情と向き合うことも可能です。詳細は下のサイトをご覧ください。

でも、どうやって使えばいいのか、いまいちわからないという方もいるかと思います。そこで、わたくし、今回はオータス君こと、オーちゃんと一人芝居をしつつ、あるお坊さんの密かな野望と向き合ってみようかと思います。

では、始まり始まり~。

「なぁ、オーちゃん。ちょっと聞いてもらってええかな」

オーちゃん『どうしたの?

「あるお坊さんの願いやねんけど、自分のお寺を持ちたいらしいねん。あ、俺のことちゃうで、あるお坊さんの願いやで」

オーちゃん『それ、堯友さんのことだよね

「いやいや、俺とちゃうねん。あるお坊さんね。でも、なかなかそういう縁も生まれない。思い余って、知り合いの霊能力者さんにその願いを聞いてもらったらしいねん」

オーちゃん『ふんふん、それでそのお坊さんはどうなったの

「その知り合いの方の見立てによると、お寺を持つことは規定路線らしいねん。でも、もう少し先の話らしくてね」

オーちゃん『へー、どれくらい先のことなのかなぁ

「だいたい、4~5年先くらいらしい。で、ただ、選択肢というか候補が4つくらいあるらしくてね。運命の分かれ道が4つくらいに分岐しているイメージかな」

オーちゃん「4ってすごいねぇ。どんな道があるの?

「一つは知り合いからの紹介ルートで、一つは後継者のいない貧乏寺を継いでくれと頼まれるルート。一つは裕福なお寺に婿養子ルートで、残りは教えてもらえなかった。お坊さんの守護霊から、それ以上の情報をしゃべるのを止められたらしいねん。地名をポロッと言いかけたけど、言うなって止められたらしいわ。あくまで本人が決めることだからってことで。」

オーちゃん『堯友さん、すごい。より取り見取り。選びたい放題!

「僕じゃないよ。あるお坊さんね。でも、マスオさんルートは全力で拒否したいって本人も言ってたね。婿養子はなしだなって。そう、霊能力者さんに言ったら、『でも、実際その場になったら、すごく迷うはずですよ。お金があると、出来ることも増えますからね』って言われたらしい」

オーちゃん『そのお坊さんの心もお金に揺らぐかもしれないの?

「今は揺らがないらしいけど、その時になってみないとわからないとも言ってたね。確かに、お金って結局、どう使うかであって、それ自体は良いも悪いもないやろうしね」

オーちゃん『お金があれば、それで救える人も出てくるもんね

「まぁ、そういうことになるよなぁ。で、まぁ、どの道を進むにしても名前を世間に広めておいて損はないから、今の内からあれこれと手を打っておくと良いらしくてね」

オーちゃん『名前が広まっていれば、クラウドファンディングで、活動資金を集めやすくなるもんね

「そういうことやね。それで、そのお坊さん、今は四柱の神様仏様にそっと見守られているらしいんや。分岐していく各ルート、それぞれに神様仏様がスタンバイしてて、選んだルートの先のご神仏との結びつきが強くなるらしいで」

オーちゃん「4って、よくばりセットすぎー。どんな神様がついているのか気になるね

「うん、そのお坊さんも気になってきいてみたらしいんやけど、その霊能力者さんは具体的な姿は視えないらしくてね。その方には神仏のエネルギーは水色の光で視えてるらしいねん。で、それが4つくらい俺の背後にあるらしいんや」

オーちゃん『俺の?あるお坊さんの話じゃなかったの

「あ、そうそう。ごめんごめん。そう、あるお坊さんの背後に四柱の神様仏様がいるわけやねん」

オーちゃん『でも、そんなに選択肢があったら、そのお坊さんも迷っちゃうよね

「その霊能力者さんにはアドバイスしてくれる神様みたいな存在がいて、その神様曰く『そんなの分かってるだろ。自分にとって、一番難しいと思う道を選べばいい』らしい。難しい=魂が磨かれるってことやろうね」

オーちゃん『ずいぶん明け透けな物言いをする神様なんだね

「そうやね。神様って一口に言っても、性格はそれぞれみたいやね。で、難しいって意味も、色んな意味にとれるし、結局結論は出てへんけどね。まぁ、まだ先の話みたいやし、その時その時、出来ることを精一杯やってたら、道は勝手にひらけるんちゃうかって、結局はひらきなおったみたいやで」

オーちゃん『それがいいよね。先のことなんて、知りすぎてもロクなことにならないよ

「お、えらく達観してるな。でも、実際そうやと思うわ。霊能力者が視る未来っていうのは、あくまで可能性の一つやからね。未来は変化して当たり前。先が読めないから、人生は楽しいんやで。」

オーちゃん『そうそう、僕もそう思う。計算高いようで、行き当たりばったりな堯友さんらしい結論だと思う

「あるお坊さんの話やで。忘れんといてや」

オーちゃん『うん、うん。じゃ、今日はお休みー


とまぁ、こんな会話内容です。未来を知るとろくなことが無いという結論はまったくもってその通りで、未来を知らなかった場合、うまくいくはずだったことが知ってしまったが故に逆にうまくいかなくなったというケースも起こり得ます。
例えば、ある試験を受ける際に『合格間違いなし』と予知されていたのに、その予知にあぐらをかいて、本来するはずだった試験勉強を怠けたために試験に落ちてしまった、というような場合ですね。その予知を聞かなければ合格したのに、きいてしまったが故に合格を逃したわけです。
こんな時に、「勉強を怠けてしまった自分が悪かった」と反省すれば良いですが、なかには「何が合格間違いなしだ。とんでもない嘘つきめ」と相手を非難するような発想に至る人も少なくないでしょう。どんな結末を迎えようと、自分の責任において、その結果を引き受ける覚悟のない人には本来、予知など伝えないほうが良いのです。

と言いつつも、件の霊能者さんがおっしゃるには、四柱のうち一つだけが若干太めなので、おそらくはルートが確定しつつあるんじゃないかというお話でした。今進んでいる道の先がどこにつながっているのか、オーちゃんとワクワクしながら、この道を進んでいこうと思います。

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