お悩み相談 その1 職場の新人に見下されています
こんにちは、堯友です。
先日から始めましたお悩み相談ですが、最初のお悩み相談です。
相談者を仮にAさんと致しましょう。
Aさん「先日、職場に新しい人が入ってきて、私の下に配属されたんですが、私のいう事を全然きいてくれないんです。私が『あれをやってもらえますか』とお願いしたときに、舌打ちしたり、返事もせずに不貞腐れたように乱暴な態度で業務を行うんですよ!どう、思いますか」
そうなんですか、それは大変ですね。それって、何かきっかけになるようなことがあったんですか。何かで、その方の機嫌を損ねてしまったとかってことは。
Aさん「そんなこと、全然ありませんでしたよ。最初に来た時から、返事もぞんざいだし、本当に『私が何かした!?』って感じです」
なるほど、思い当たることは特にないんですね。でも、それなら、どうしてその新人さんはそんな態度をとるんでしょうねぇ。新人ですし、自分の立場が悪くなる一方でしょうに。
Aさん「そんなの、こっちがききたいくらいです!しかも、腹立たしいのは社長が近くにいる時は猫をかぶって、おとなしいんです。私と二人でいる時だけですよ、そんな態度をとるのは」
なるほど、Aさんは技術職という事らしいですが、失礼ですが、その新人さんのほうが腕前が上ってことはないですか。
Aさん「それもないですね。これまでの仕事の年数は知りませんけど、少なくとも腕前は私のほうが上ですね」
そうですか、では、年齢的なものはどうでしょうかね。
Aさん「それは確かに、私のほうが少し年下ですね。私が数か月前に入社したばかりで、ほとんど差がないうえに、自分のほうが年上ってことで、対抗心を抱いてるってことですか?」
今の話を聞く限りは、その可能性が高そうですね。でも、それは悪いプライドの出方かもしれませんね。
Aさん「そうなんですよ。もう、その新人さんと一緒に仕事をするのが大変で!」
ふむ、一度、お互いに腹を割って話をするのも一つですけどね。当事者だけですと、どうしてもヒートアップしがちなので、できれば事情を話して、上の役職の方にも同席していただいてね。
Aさん「腹を割るのはいいですけど、そうすると、私は結構言いたいことを言ってしまいますよ」
それはそれで、ありだと思います。僕も若い頃ですが、一度だけ、職場で声を荒げて、腹の立った相手にケンカ口調になったことがあります。雨降って地固まるというやつで、結局はそれが功を奏して、その人とは和解して仲良くなりました。
Aさん「えー、お坊さんでもケンカ口調で怒鳴ることなんてあるんですか」
まぁ、あの頃は若かったですし、お坊さんでもなかったですけどね。つい、カッとなってしまったわけですが、それがきっかけで仲間と認められたわけです。不思議なもんですよね。ケンカしろとまでは言いませんが、心の中にため込んで、悶々とするよりも言いたいことを言ってしまったほうが、すっきりと仕事ができるんじゃないですか。
Aさん「そうしてみます。実はお坊さんがおっしゃってくださったように、上司が話し合いの席を設けてくれることになってはいたんですが、どういう態度で臨めばいいのか、迷ってたんです」
そうなんですね。では、愛をもって、その場に臨んでみてください。相手をやり込めるために話をするのではなくて、相手が、そして職場がよりよい空気になってほしい、そういう想いをもって、接してみてくれませんか。
Aさん「わかりました。やってみます」
後日談
Aさんからは、相談したその日の晩は決心がついたからか、気持ちよく眠れたそうです。そして、臨んだ話し合いの場。新人さんへも言いたいことを伝えて、そして、新人さんの言葉もしっかりときいて、これから仕切りなおして、新しい気持ちで仕事をしていこうという事に落ち着いたそうです。
今までのいきさつもありますし、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいかも知れませんが、Aさんの持ち前の明るさで乗り切ってくださることと思います。
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