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依存症

こんにちは。お久しぶりです。ACのあおです。また、日にちが空いてしまいました。久しぶりの投稿もみなさん読んでくださってありがとうございます。ここで、文字での分かち合いをすることができてとても幸せです。読んでくださってありがとうございます。

さて、今日のテーマは「依存症」についてです。私はACなのですが、原家族にも明確に依存症者はいません。祖父母が原爆体験をしているため、両親がACの特徴を有しているだけで、家庭内でアルコールの問題や薬物や借金の大きな問題などはありませんでした。(しかし、父はパチンコもやっていましたし、アルコールも飲んでいました)

そのために私は自分のACの問題を15年近く否認し続けていました。ACなどと言って、泣き言をいうのは甘えだと思っていたのです。でも、ようやくACだと認めました。何かうまくいかなくても、ステップを使ってまた始めればいいと思えるようになりました。今でも、栄養療法や、カウンセリングなどいろいろな方法を試しています。しかし、ACだと自覚や自認ができたことは、私に一つのアイデンティティを与えてくれました。何ども言うように、私がACだと言えばACです。

実は、すべての依存症の問題がそうです。自分が〜依存症だと認める、嗜癖の対象に対して無力だと認めることから始まります。私は、自助グループにつながるまで、ACの問題が他の依存症と関わるとは思っていませんでした。

しかし、依存症者の話にいつも共感していたのは事実です。ACの嗜癖の対象は目に見えないため、わかりづらいんですがACは人間関係に依存している依存症者という人もいます。

ACの回復のステップは他の依存症者と同じ12のステップを使います。(十二のステップを使わないグループもあります)私はたまたま12のステップがあっていたので、12のステップを使っている自助グループに参加しています。

仲間の中には、ACの問題の他に、アルコールや薬物、過食、ギャンブル、性的問題などの問題を抱えている仲間がたくさんいます。最初は、私は場違いなのではないかと思っていましたが、分かち合いを重ねていくうちにここにいてもいいんだと思えるようになりました。何より、仲間の話には、必ず一つは共感したり、私もそう感じていたと思ったり、勇気をもらえる言葉がありました。(もちろん違う人間なのですべてという訳ではありません、仲間の話で持ち帰りたいものを選ぶのは私自身ですし、私の話をもちかえるのも仲間自身です)

そういう仲間の話をリアルで話を聞いているので、テレビや報道などで薬物の問題でスキャンダルを起こしている有名人に対する世間の認識を見て心を痛めたり、むやみに批判したりする人に対して、裁く心が生まれたりもしました。でも、実はグループに繋がる前は、私もそうした依存症者の人たちをスキャンダルを起こす人を批判して、差別する心を持っていました。

もちろん、薬物などを使うことは許されるものではありません。しかし、私は依存に頼らないで生きる回復の道があるのだと知ってもらいたいんです。依存症は決して治りません。使わないで生きる回復の道があるだけです。そしてその回復の道のり、12のステップはシンプルなんですが、やり遂げるのは実はとてもとても大変です。大きな力と仲間と一緒でなければできません。でも、心からその人が回復したいと望めば、使わないで生きる道はいくらでもあります。

「スリップ」と言って、回復の過程にあっても嗜癖を使ってしまうことは実はよくあることなんだと、グループに通い始めてから知りました。私も以前は、再犯を繰り返すニュースを聞くたびに、「この人はもうダメなんだ」と思って、裁いていました。でも、自分自身をACと認めて、仲間と繋がることで、スリップは回復の過程にあるだけなんだと思えるようになりました。

実は、12のステップの書籍はたくさん出版されています。自助グループに繋がってから知りました。この12のステップは、人生に行き詰まっていたり、生きづらいと感じていたり、辞めたくても辞められないものがある人にとって、とても有効に働くと考えています。

少し長くなってしまいました。ここまで読んでくださってありがとうございました。

神様の祝福とお恵みが豊かにありますように。

ACのあお




サポートは全てミーティングの献金へ当てさせていただきます。 ACや依存症の問題で苦しんでいる仲間の為にも、サポートをよろしくお願いいたします。