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【私小説】面白い人

気づいたらまた親のために生きてた
全然興味がない行政法の授業
ただ長くて疲れるだけの授業
法の裏描写までメモしてたら3000文字も優に超えていた
全然興味がないわけじゃない。でもなんでこんな終わらないの
努力が報われるなんて嘘だ。てか
親が法を知ってたら強いよね。とか社会保険労務士になったらとかいってくるからこんなやりたくもないこと―

また私は人のせいにしている
受験に落ちたのも、親が自分が出来なかった夢を叶えさせていからそんなことのために私を操ったから…とか思っちゃう
なんか涙が―
「覚えないといけないことは自分で書くようにして、何のために自分がPCにまとめているのか役割を考えれば効率化できるよ」
なにその発想
効率化なんて私が一番得意な事じゃん。なんでそんなことに気づかなかったのかな
なんか彼の考えにはいつも救われる
私の上をサラッと行く感じがかっこいい
彼が私の椅子の後ろに座ってきてくれた
一緒に授業を聞いてほしくて耳にイヤホンを突っ込んで30秒後
「俺これ系の授業無理!ラジオとか一番むりだ!
てかすごいよ!これでこんなにメモしてるなんて。偉そうなこと言ってごめんなさい!」
と騒ぎ出した
面白い人だななんて思ったけど結局涙なんてなくなっていた

~あとがき~
”適当に生きていそうに見せて結構考えながら効率的に生きている彼 それにあこがれるうまく生きるのちょうどが分からない私”を題材に小説を書きました。誰もが感じる気持ちをそのまま表しました。初心者ですのでお手柔らかにお願いいたします。

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