流れるように
去年から弾き語りを人前で披露するようになってから、色々な曲を練習している。
それは楽しき時間であるし、ちょっとずつ上手くなっている自分を確認するのは有意義な時間だ。
自分はアコギでの弾き語りを主にやっている。
色々な曲を練習しているとコード進行のパターンみたいなものも、頭の中に何となく残るし、トニック・サブドミナント・ドミナントなど音の流れを意識するようになってきた。
コードをコードとしてではなく数字(ディグリー)でとらえると、もっとコード進行が頭の中に入ってくるのであろう。
そしてピックで弾くのか、指で弾くのかで音のニュアンスが随分と変わってくるし、ジャカジャンとストロークするのか、一音一音をバラバラにアルペジオで弾くのかでこれまた雰囲気が大分と変わる。
もっと自分の鳴らす音の幅を広げるためにも、日々日々練習をしていかなければならない。
そんな感じで月日が経つうちに、自分が主に練習しているのがローコードを中心とした楽曲中心であることに気付く。
ローコード、オープンコード、開放弦を含むコード。
なので主にギターのヘッド寄りを中心とした感じで弾いていた。
人によっては、もっとスケールを利用したり、ハイコードを使ったりしてアレンジをされる方もいらっしゃると思われますが、自分は未熟な身。
楽譜や動画をアレンジできないので、元からギター全面(12フレット位まで)を使った曲はないだろうかと探していた時期があった。
そういえば…
随分前に「ザ・ビートルズ」のスコアブックを手に入れていたことを思いだす。
忙しさにかまけて本をチラッとしか見れてなかったので、何かないだろうかと探してた所…
「ホワイトアルバム」
ビートルズ後期のアルバム。
自分なんぞがアルバムのことを語るよりも、歴史や音楽性のことはよっぽどお詳しい方がいっぱいでいらっしゃると思われます。
あまり概要には触れずに…
メンバーの個性が爆発しているアルバム。
多種多様な音楽がアルバムに詰まっているなか、ポール・マッカートニーのアコギを主体とした名曲もアルバムに入っている。
「マザー・ネイチャーズ・サン」と、「ブラックバード」…(他にもあるかも?)
取り分け「ブラックバード」が、自分の探していた感じの曲だとスコアを見て感じた。
12フレットまで使い、指弾きで流れるように奏でられる「ブラックバード」はぜひともプレイしてみたいと、早速練習に取り組んでみた。
やってみた時に、多分今までもずっと語られてきたことだと思うが…
最初親指、人差し指、中指で一本ずつをバラバラに弾くアルペジオ主体で練習していた。
音の響きは一音ずつ指で弾くので、美しい。
少しずつ練習していくと段々とさまになってきた。
この調子で…
と思った矢先に動画解説や、ポールの「ブラックバード」の動画を見ていると、親指と人差し指の2本、「2フィンガー」で弾いているということに気が付いた。
それも、アルペジオ主体ではなくコードストロークとアルペジオを交えて弾いているのである。
動画解説は本当に現代の力…。
参考になる。
確かにコードストロークを交えることによって、ギターの力強い響きも加わるので、よりしっかりとした音色になる。
そして自分が参考にしているポールの動画では、よりギターのサドル側で音を鳴らしているので、硬質な音を生んでいた。
ギター1本で強く聴かすための工夫なのかな、なんて当たってるかどうか分からないような推測をしつつも、その動画を繰り返し見ていた記憶がある。
早速練習しようと、2フィンガーで試してみたが、まあ普段2フィンガーですることがないので慣れるのに一苦労(笑)
やがて少しずつ慣れていくと、今度は流れるように音をつなぎ合わせてプレイする難しさに直面した。
ストロークとアルペジオを駆使して弾いていると、どことなく音がブツッと途切れたり、フィンガリングがイマイチで音が途切れたり…。
こりゃあ難しいなと(>_<)
そして自分だけかもしれないが、右手の人差し指の爪の長さも結構関係しているんじゃあないかと、「ブラックバード」を弾くようになってから気を付けるようになった。(遅いか…)
色々と気付きを与えてくれる…
どうにかこうにかと弾き語れるようになった気がするんで、去年人前でプレイしてみたものの…
まだまだ修行不足(笑)
流れるような音使いとは決して言えなかった。
また機会を見つけてトライをしよう。
あっ…
人それぞれで、人によっては3フィンガーでアルペジオで弾かれる方もいらっしゃると思われます。
どうか、こんな意見もある程度に思って頂ければ、ご容赦下さい。
それにしても「ホワイトアルバム」
これだけ多種多様な曲が入ってると、今聴きなおしても素直に才能ある方々の集団だったんだなと感じる。
「バック・イン・ザ・USSR」や「ヤー・ブルース」、「ヘルター・スケルター」に「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」など凄曲が数知れず。
ジョン・レノンの歌う「ジュリア」や、ポールがひたすら同じフレーズを抑揚を上手くつけながら歌う「ホワイ・ドント・ウィ・イット・イン・ザ・ロード」なども好きだ。
やはり後世にこれだけ影響力を持っているのには理由があるのであろう。
いずれにせよ、今後も「ザ・ビートルズ」のレパートリーを増やしていきたい。
「ブラックバード」を練習しなおそう…
・ブラックバード
・ヤー・ブルース
・ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(E・クラプトンと共演)
動画を入れてみました。
ジョージとクラプトンが競演する様子もあります。
よろしければご視聴下さい!
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