見出し画像

【abeo工房考察】 なぜ世界は「電気自動車」推しなの? (3) 日本自動車メーカーの動き

間が空きましたが前回の続きを書きましょう。


1回目/2回目のあらすじ


前回の2回はこちら


1回目・2回目で

・2050年まではパリ協定の目標を軸に変化が起きる。
・規制を見越した各自動車メーカーの動き
・全体のパイが減っていく自動車業界の合理化の判断
・アメリカが混乱した理由

などを書いていきました。

よろしければ上記2点をよんでいただければ深掘りできるかと。


知っておこう。パリ協定の範囲、決まった時期。


COP21ロゴマーク


温暖化問題の取り組みの軸はパリ協定ですが、
これは自動車業界だけでなく全てのものが対象で進んでいます。

つまり、インフラやエネルギー政策なども絡んでおり、
結果、風力発電や太陽光発電へのシフト、そして各企業の対応も含まれています。

つまり、「全部」です。


この「全部」が対象のこの取り組みに対し、「ハイブリットをつくれなかった欧州が日本車潰しのために電気自動車シフトをしている」なんて言えますかね?

まぁ、言うてる人がいるんですが、如何にこれらが視野の狭い考えか?
とってもわかると思います。


パリ協定の目標、「2050年にカーボンニュートラル 」に対する議論もぶっちゃけ不要です。

これらは「気候変動に関する法的拘束力のある国際条約」で、既にの目標でも対策としては遅すぎると言われています。
それに今頃チャチャ入れるのは遅すぎですよね。

簡単に書くとルールを作る場でルールを作る側に居るときにそれらは考えることです。

決まったことを後からごちゃごちゃ言うのは「偉い人が集まって決めた会社の決めごと」を後からルール変更しようとしているわけで、普通は無理ですよね。

え?その偉い人の考えがダメって?
「それはあなたの考えですよね」で済まされそうな思考かと。

そもそも2016年に発効されたパリ協定。
今は2022年。 
6年も何をしていた?・・と突っ込まれるような話。

現時点でそれらで騒ぎ出したのであれば、6年間 問題視していなかったということなので、その環境意識のほうを問題にすべきだと思われ。


ということで、それら取り組みに対し、
「こうならばさらに環境負荷削減」や「このほうがエコロジーかつ効率的!」・・という議論はいいと思いますが、「これは無駄」「意味がない」といった考え方は生産性がなく進歩がないので好ましくないですよね。

評価はしても批判はいらん・・と思います。
もちろん評価のあとは改善ですよね。

それがいろいろ良い方向に進んでいくことだと思います。


と、いうことでそれらの世界の動きに対し、日本自動車メーカーがどう動いたか?・・を書いていきましょう。


パリ協定に対しての日本自動車メーカーの動き(1)


さて、日本自動車メーカーもパリ協定の動きを無視するわけにはいきません。
なにせグローバルな商売ですからね。

乗用車メーカーはスズキ・スバル・ダイハツ・トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱。

ここから先は

1,984字
マガジンでの購読でちょっと割安です。

世界は電気自動車にシフトしています。 なぜ同じ方向に向いたのか? そしてその目的は?・ 日本自動車メーカーは何故遅れていると言われているの…

よろしければサポートおねがいします!m(_ _)m