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ゆるいヨガ哲学講座10サントーシャ(知足)満足と向上心のバランスをとる方法を知る

どうも。

ヨガ式習慣専門家のべっしーです(^^)

ゆるいヨガ哲学講座もついに10回目を迎えました!

ここまでしっかりと付いてきて下さり、本当にありがとうございます!

もうあなたは、ヨガ哲学マニアですよ(笑)

今回のテーマはニヤマ(禁戒)のひとつサントーシャ(知足)についてお伝えしますね。

足るを知る。

つまり、いま身の回りにいる人やものに感謝できると、いつでもしあわせでいられるというヨガの教えです。

地位や、お金、名誉はどれだけ得られれば満足できるのでしょうか?

もっともっと、は苦しそうです。

でも、求めなすぎて資産がまったくないのも違う気がしますね。

さっそく、サントーシャ(知足)とは何か観ていきましょう!

サントーシャ(知足)とは?

人は足りないものに目を向けがちになりますよね。

たとえば、

「月にあと5万円あれば、もっと楽なのに…。」

「もう少し、顔がかっこよければモテたのになぁ…。」

お金や、地位、名誉、ルックスなど上をみればキリがありませんね。

【もっと、もっと】を続けていたら、いつまでもしあわせになることはできません。

この【もっと、もっと】の意識をどうにかしないとですね。

サントーシャ(知足)をするとどうなるの?

ヨガの根本教典である「ヨーガ・スートラ」にサントーシャに徹するとどうなるかが書かれています。


「サントーシャ(知足・感謝)により、無上の喜びを得られる。」

ここまで、ゆるいヨガ哲学講座を学ばれてきたあなたならば、お気づきと思いますが、ヨガ哲学では【感謝】することはとっても大切な教えです。

私の先生は、人の本質は【感謝】そのものであるとおっしゃっていました。

人=感謝

ヨガの目的は、「心を静めて、本来の自分を取り戻していく」ことなので、感謝が大切なんですね。

今、まわりにある

・身体
・心
・魂
・空気
・水
・食べ物
・家
・服
・家族
・隣人

いま、安全な日本に暮らせていてこうやってnoteを書いていられる事は様々な人や物のおかげで成り立っています。

快適な姿勢で、ゆったり呼吸をしてゆるんでいるとこの"かけがえのなさ”に気づきやすくなりますよ。

もっともっとは本当に苦しい

「もっと、もっと」は不幸のはじまりで、本当に苦しいです。

たとえば、深夜に晩酌をしていてポテチを一口つまむつもりが、気がついたら「もっと、もっと」と食べすぎて二袋めもいっちゃった挙げ句、カップラーメンもなんてことはありませんか?

何とも言えない罪悪感&朝のダルさがツライですよね(笑)

このくらいならば、まだ笑っていられますが焼き肉の食べ放題とかで、本当に限界まで食べてしまうと後悔するくらいキツイ。

また、ついつい飲みすぎて二日酔いの時も前日の自分を恨むくらい具合が悪くなるもの。

では、どうしてこの「もっと、もっと」が起こるのでしょうか?

もっともっとが起こる原因は?

それは、資本主義社会は「より多くのものを消費させること」でなりたっているからですね。

企業が存続するには、「生きるためにはそんなに必要じゃなくても、たくさん買ってもらう」必要があります。

そのため、CMや広告、マスメディアを使って私達に買わせるように情報を流しつづけています。

私もまんまとのせられて「新しい服が欲しい」とか「もっと性能が高いパソコンが欲しい」とか次々買っていました(笑)

必要という判断ではなく、欲しいで消費しまくっていたんですね。

お金が無駄になくなっていきます。

また、テレビやネット広告からいつも「もっと買いなさい!」と情報を浴びまくっているので無意識にも「もっと買いなさい!」が刷り込まれていき常に物を買わないと満たされなくなってしまいます。

いつまでも満たされないのはとても辛いことだと思います。

いくらモノがあっても、この心の渇きは満たされません。

それでは、どうすればよいのでしょうか?

サントーシャは、いま与えられているものに意識のカーソルを向ける教え

よくよく自分の身の周りを観察してみると、生きていくために本当に必要なものは既に与えられていると気づけます。

シンプルに、生きるのに必要不可欠なもの。

思い浮かべてみてください。

・空気
・水
・食べ物

これらがないと人間はすぐに死んでしまいますが、ちゃんと与えられていますよね。

さらには、

・家
・服
・友達
・娯楽

などもほとんどの人は与えられています。

このように、サントーシャの教えは、本当に必要で既に与えられているものに意識のカーソルを向けて感謝し、満足することです。

「ああ、こんなにも与えられているんだ…。」

と肚の底から感じれば、【もっと、もっと】が静かになっていきますよ(^^)

このサントーシャの教えを頭の片隅にいれて、時折思い出しましょう。

そして、既に与えられている豊かさに感謝し、満足しながらゆったりと呼吸をしてゆるんでいると胸の内側からしあわせな感情が溢れてきます。

満足と、向上心のバランスを取る


今あるものに、満足しきってしまうと何もしなくなってしまうのでは?という疑問が湧いてきませんか?

座って、呼吸をしているだけでしあわせ過ぎるならば何もしなくなってしまうかも。

実は私も、お寺での修行後にそんな状態になったことがあります。

1日中座って瞑想しているのがしあわせなので、他に何もしたくなくなってしまいました。

ただ、そんな仙人のような生活はいつまでも出来ませんよね(笑)

じゃあ、どうすれば良いのでしょうか?

その答えをかのお釈迦さまが伝えてくれています。

「生きる目的を人格の向上にすると上手くいく」と。

人格が向上すると自我が無くなっていくので、自分とまわりの人・物と最適なコミュニケーションを取れるようになります。

そして、今ある環境に満足しているから、心に余裕が生まれて自然と人の役に立とうと思えるようになってきますよ。

そうすると、能力が驚くほど向上します。

満足と向上心、バランスよくいきましょう♪

穏やかな呼吸で良い一日をお過ごしください~



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