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セミナーでいただいたご質問への回答です

久しぶりにセミナーを開催しました!
6月18日(土)「育てにくい子がみるみる勉強にハマる!マル秘学習法」
主催は、一万年堂出版さまです。
オンライン開催(録画配信あり)ということで、大変多くの方にご参加いただきました。
ご参加してくださった皆様、ありがとうございました!

また、事前にご質問をお送りいただきましたところ、とてもたくさんのお声が届きました。
内容を拝見すると、日々大変な思いで子育てをしている様子が伝わってきます。お子さまのことを真剣に考えているからこその苦しみ、思い悩む気持ち。痛いほどわかります。

セミナーの最後にQAコーナーを予定しておりましたが、時間の関係で残念ながらすべてのご質問にお答えすることができませんでした。
そのため、セミナー中にもお伝えしましたが、今後noteを使って随時回答をしていけたらと思っております。フォローしてお待ちいただけたら幸いです。
(すべてのご質問に回答できない場合がありますので、あらかじめご了承くださいませ)

本記事にて、早速ひとつめの回答をいたします。

当日のQAコーナーの様子

Q.やる気のある時とない時の差が激しい子への対応

やる気のある時とない時の差が激しい。効率よく促すポイントやコツがあれば、教えていただきたいです。

A.     やる気のあるの関り方に目を向けて

33年間、わが子を含め多くの生徒さんと向き合ってきましたが、子どもというのは、つくづく、自分勝手で気まぐれな生き物だと思います。
『手がかからなくて聞き分けの良い子』は、相当できたお子さんか、親を意識して良い子に振舞っているお子さんです。
子どもが自分らしく振舞うと、気まぐれだったり、わがままをいったりと親にとっては手がかかることがあります。
毎日きちんと勉強してほしい。
どの親御さんもそのように思っていますが、そうはいかないのが現実です。これは、お子さんが悪いわけでも、あなたの躾ができていないわけでもありません。たいていの親御さんに共通する大変さではないでしょうか。 
実は、
『子どもが自宅で自分らしく過ごせること(多少の我がままや気まぐれ)』はとても大切なことなんです。学校は集団行動なので自分のペースでは過ごせません。
外で頑張れるためには、家でリラックスする必要があるのです。
ただ、リラックスされっぱなしでも困りますよね。そこで、
『うまく導くこと』
が必要になってきます。 効率よく促すポイントについては、拙著である「子どもを伸ばす母親力の磨き方」のP52~に詳しくご紹介しておりますので、ご参考にしていただけたら嬉しいです。

今回のご相談で 「やる気のある時とない時で差が激しい」とありますが、そのようなお子さんは少なくないと思います。
きちんと毎日同じ課題をやらせようと思ったらうまくいかないのは当然です。  お子さんがやる気になった時がチャンス!!!
うまく盛り上げ、気持ち良くはかどるよう努めてあげてください。 仕事を抱えていたり 家事で忙しかったりして そのように出来ない時もあると思いますが、可能な範囲で『子どもファースト』で対応してあげてください。 

次に、勉強のやる気が出ない時は
『やりたくない気持ちを尊重してあげること』
が重要なポイントです。
大人だって、疲れてやりたくない時に家事を強要されたら、嫌になると思います。お子さんも同じです。
「誰だってやりたくない時はあるよね! お母さんもご飯作りたくない時もあるもん。あなたはやる気になったらできるから、やりたくない時ぐらいはゆっくりしたら?またできそうな時に頑張れば大丈夫だよ」
と、声がけしてあげてください。 学校の宿題の場合は、早く寝かせて次の朝にやらせてあげたらいいと思います。
それでもできなかった場合。「無理しなくていい」と宿題を軽視すると、お子さんにとってよくないので、きちんと連絡帳に「疲れていてできませんでした。本日昨日の分と合わせてやります」と書いてあげてください。
とにかく、お子さんの気持ちを尊重してあげるのです。
そうすれば、お子さんも気持ちや体調が回復したら、頑張ろうと前向きに思えるはずです。
『損して得取れ』で、多少のことはあっても、お子さまの『頑張ろうと前向きに思う気持ち』を育んで欲しいのです。
それでも、うまくいかない場合は、お子さん自身に何か悩みを抱えているとか、重大な何かがあるのかもしれません。お子さんをよく知っている人に相談してみるのもいいと思います。

回答のまとめ

今回のまとめになりますが、 無理にやらせよりは やる気になった時に関わってあげる方が、学力・親子関係・お子様の未来にとっても絶対に良い方向に向かいます。
無理矢理やらせると、できるときのやる気も減っていってしまいます。けれども、やりたくない気持ちを尊重してあげると、できるときのやる気が増していきます。  お子さんも成長していくので、気持ちのムラは減っていく可能性が高いです。
やりたくない気持ちの方が圧倒的に強いようであれば、どうしたらやる気が出るかなとお子さんに聞いてみてもいいかもしれません。 
 お子さんだって勉強を頑張れて、できるようになりたいと思っているに違いありません。
毎日コツコツ同じ量やってくれた方が親にとっても有難いですが 、子どもは機械ではありません。
可能な限り、寄り添い、付き合ってあげてください。 

☆セミナーの様子☆

今回は、阿部教育研究所から私と若野先生が登壇させていただきました。
(若野先生と私は小学校時代からの親友で、ともに阿部教育研究所を作ってきました)
若野先生からは「家庭学習の工夫」についてお話をしました。
内容は、算数・国語・理科・社会・英語・全教科に共通するもの。
多くの具体例を紹介いたしました。
参加していただく方のお子様の年齢が幅広かったこともあり、一部当てはまらない内容もあったかもしれません。が、これらの例をぜひご自身に当てはめ、応用してご活用いただけたらと思っています

若野先生からは具体的な事例を豊富に紹介!


若野先生のセミナーに続いて私からお話をさせていただきました。
お弁当に例えると、
若野先生のパートが「ごはん」や「おかず」をいかに美味しそうに作るか。私のパートは、そのお弁当を「どのようにすれば楽しい食事になるのか」題して「子どものやる気スイッチの入れ方」です。
こちらも具体例を出しながらポイントをお伝えさせていただきました。

参加した方からは、
「新たに取り入れたいと思うアイディアを沢山いただきました」
「具体的な事例が参考になりました。早速試してみます」
「子供を否定しないポジティブな捉え方、声かけとても勉強になりました」
などなど、大変うれしいお言葉を多数頂戴いたしました。
(アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました)

セミナーの中でお伝えをしたのですが、私自身も子育てにはかなり苦労し、あれこれと考えを巡らせました。(今も現在進行形ですが 笑)
今回のセミナーを通じて、私と同じように苦労されている保護者さまの辛さが手に取るようにわかり、少しでも心が軽くなるようなお手伝いができれば。と強く感じました。
まだまだ伝えきれない想いがたくさんあります。
今後もまたこのような機会を作りたいと思っています。

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