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若者の傾向を知った上で、若手を活かすには

私は、研修講師として企業の新人研修に登壇することもあり、新入社員・若手の傾向について、知る機会があります。

そして、最近の若者の就活では「この企業は自分を成長させてくれるか」という目線で企業選びをしている、と言われています。

この若者が言う「成長」とは、「自分で勝ち取るものではなく、誰かが経験させてくれるもの」という考え方です。

あなたは、この若者の考え方を聞いて、どのように感じたでしょうか?

「仕事を通じての成長」とは、このような受身な考え方ではいけない、と思う方が多いのでは、と思います。

とは言え、時代の変化と共に企業側も変わる必要があるのも事実です。

実際、大企業では、このような若者の考えを受けて、「研修」を有効に活用しています。

つまり、大企業は、若者が望む「成長の機会」として「研修」を活用しているのです。

しかし、中小企業は、経費面や人員面でも「研修」を活用することは難しいと思います。

では、中小企業では、どのように若手に「成長の機会」を提供すればよいのでしょうか?


その答えの一つとして、「成長」を「活躍」という言葉に変えることをお勧めします。

つまり、若手に「活躍の機会」を与えるのです。

実務を通じての経験が最も成長する機会であることは、誰もが認めることだと思います。

言い換えれば、この実務での「活躍」を通じて、成長してもらうのです。

では、若手が「活躍」するには、どのような仕事を与えればよいのか?

それは、「得意なこと」を仕事として与えるのです。

経営学者のドラッガーも「人は強みによって雇用される」と説いています。

あなたの会社の若手は、どのようなことが得意ですか?

是非、若手の「得意な仕事」を与え、「活躍の場」を与えることを意識してみて下さい。

きっと、若手が「成長」でき、この会社を選んでよかった、と思ってもらえるはずです。

何より、若手の「得意な仕事」を知るためには、若手のことをよく知る必要があります。

そして、若手のことをよく知るためには、「よく見る」ことが必要です。
是非、若手をよく見て下さい。

この「見てくれている」という安心感が、若手の行動を後押しするハズです。

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