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「人事制度」は経営の一部。あなたの会社に合った制度導入を!

「経営者として、人事制度を『人を育てる仕組み』として機能させていますか?」では、医師であり、官僚・政治家でもあった安政から昭和にかけて活躍した後藤新平の名言「金を残して死ぬのは下だ。事業を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ」を挙げ、

この言葉を経営者に置き換え、上の上の経営者は「仕組み」を残す人であるとお伝えさせて頂きました。

より具体的には「人を育てる仕組み」を残すことが、上の上の経営者です。

そして、この「人を育てる仕組み」の最も重要であり、基本となるものが「人事制度(人事評価制度)」です。

しかし、残念ながら「人を育てる仕組み」として「人事制度」を設計・運用できている会社が少ないように感じています。

何故か?

最も大切な視点として、「人事制度」は「人を育てる仕組み」でもありますが、「経営の仕組み」の一部でもあることを抑えておく必要があります。

すなわち、「人事制度」を設計する段階から、「経営」との関係性を踏まえた「制度」とする必要があります。

ところが、人事制度を設計する立場の社労士や人事コンサルタントの専門家の多くは「経営」までを俯瞰することができていません。

あくまでも、「制度」を導入することのみを生業とする専門家が多いのが現実です。

このため、本来は、会社の経営の実態に合わせた「制度」とする必要があるところを「人事制度とはこういうものです」という言葉を盾にして、経営者の疑問に答えることなく「制度」が絶対であるかのような対応をする専門家が存在します。

繰り返しますが、そのような提案をする専門家は「経営」との関係性を無視して「制度」を導入することのみを目的としていると言わざるを得ません。

その結果、「制度」は導入したが、会社の実態に合わず、運用できない、という被害を受けている会社は少なからず存在します。

あなたが、もし今後、人事制度の導入や改正をご検討しているならば、このような事態を避けるために、まずは、経営者として、最低限の「人事制度」の基礎知識を備えておく必要があります。

そして「経営」に寄り添う専門家に「制度」設計してもらえるように、専門家を選ぶ力を養う必要があります。

・あなたは「人事制度」の基礎知識を知っていますか?
・近年の人事制度のトレンドである「ジョブ型」制度は、日本の中小企業には合っていないのはご存知ですか?
・そして、その理由はわかりますか?

経営は、スポーツと同じく「心・技・体」のバランスが重要です。「人事制度」は「体」です。スポーツに応じて適正な「体」があるように、経営に応じて適正な「人事制度」があります。まずは、このことを知って頂ければと思います。


以上



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