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Day 62

この日はメモリアルデー。戦没者追悼記念日。

最初は南北戦争で亡くなった北軍兵士を称えるために始められ、WW1以降はあらゆる戦争・軍事行動で亡くなった合衆国兵を含むらしい。
何をして過ごすのか何人かに聞くと、安息日的な、家でゆっくりすると回答した方が10割だった。(当社調べ)

映画や本

ひょんなことから出会った本や映画が今まで沢山ある。

直後に必然性を感じることが多いが、それを自分が認知するには何年かかかる場合もある。それは地層の中に眠っている化石を後から見つけるような、ある種のチーズを嗜むには互いに時間が必要であるような感覚に近い。

ただなんだかんだで結局は必然性というより自分がその作品をいつ受容できるかだと僕は思う。必要な時に必要なものに出会っている感覚が強いのは自ら渇望している意識が強いので運命的だと感覚的と捉えがち、認識が強まっているだけな気がするのだ。

それはさて置き、今日は家で久しぶりに日本の作品に触れ続けた。その中で気になったものをいくつか紹介していこう。

1本目はこちら。

『そうして私たちはプールに金魚を、』

実際にあった事件をモチーフにしている作品。15歳の少女4人がキレイだと思って夏祭りで盗んだ金魚をプールに放ってみるが…というのがあらすじ。

この30分弱に凝縮された内容、そしてそれを運ぶ技術がサイコウだった。
青春、閉塞感、若者の問いや踠きが美しく描かれ、多くの人が自分と重ね合わせるのだと思う。カメラワークなど全体に散りばめられた技術が終始惹きつけ全速力で駆け抜けていく。

監督は長久 充さんという方。僕はもうファンになりまひた。

彼の新作映画『ウィーアーリトルゾンビ』が来月公開らしいが、映画館で観たかった…

2本目はこちら。

最近、解散(活動休止?)で話題となったバンド「きのこ帝国」。

僕は解散を機に知ったが、メロディーも詩も安心で心地よい作品が多かった。すごい優しい人たちだなと思う。

僕は前から匂いや味の記憶には興味がある。自分はこれらの記憶ができないが、ある友人が覚えられると言ってて数年前に驚いた。僕にとって匂いや味は、その瞬間しか知覚できなくて、思い出そうと頑張っても想起・追体験ができない。だからこそ、その瞬間が再び訪れた時に過去の思い出がフラッシュバックして沢山の感情で渋滞を起きる。そして、そのいずれかに必死にしがみつこうとする自分を面白がったりもする。

またいつかの秋に、秋が恋しくなったらこの曲を聞くんだろうなと思う。
トゥトゥトゥ〜が頭から離れないや。

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