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退職金制度は必要ですか

本日はこちらです。

退職金制度は私にとっては必要ない

今すぐに給与に回してほしい。と思っています。

僕は新卒で入った会社を10年ほど勤めたのち退職しました。その時に得られた退職金はしれていました。今勤める会社では当然ながら新卒で入社した人に比べると10年間運用期間が短くなるので、もらえる金額はその人に比べて少なくなるでしょう。

あまり細く計算はしていませんが、退職金制度の恩恵に与れない典型的な人間のような気がしています。それをいちいち嘆くつもりはありませんが、退職金制度を晴らしい仕組みだと感じることはありません。

それからマイホームも購入していませんし、これから購入するつもりもありません。つまり退職金でローンを最後に支払う予定もありません。今後人生で最もお金を使う時期は子供の学費がかかる高校生〜大学生くらいの時期だと見込んでいます。

65歳或いは70歳になって大金が入ってくる意味ってあるのでしょうか?

80歳で死ぬのなら余生を思いっきり楽しむ軍資金としてはいいのかも知れません。しかし100歳まで生きるとなれば軍資金としては不足です。

或いは医療や介護への備えでしょうか?確かにそうした備え自体は必要でしょう。しかし、それは本質的には年金や保険という制度が主軸です。

団体割引に思うこと

話は少し逸れますが、前職でも現職でも医療保険などは団体割引というものがあります。当然ながら退職するとその割引は効かなくなる時期が発生します。そしてまた現職で似たような団体割引の効いた保険を探して入るのが、転職者の一般的な動きだと思います。

ただ、絶対に損していることをわかっていますが、僕は現職の会社の団体割引に入っていません。転職してからは、そういう仕組みに違和感を感じるようになりました。

そして何よりそういう手続きが嫌です。いつか、もしまた僕が転職をすることが万が一あれば、また団体割引の非適用の書類を書かないといけません、その後に転職先の保険のカタログを読み込んでどれが一番良いかを考え直し、そしてまた団体割引申請書を書くことになると思うとうんざりします。

加えて、そもそも大企業勤めだから保険料が安いなんて不平等甚だしい仕組みです。保険会社だって利益を得なくてはならないから大口の顧客を安くするのは理解できなくはないです。

でもやっぱり社会生活の基盤の一部となるもの、嗜好品ではなく命や暮らしに重大な影響を及ぼすものを、そういう売り方している事は、僕の価値観には合いません。

そして何よりも・・・

僕は何者にも縛られてないんだぁ!

会社というものさえも僕を止められない!

自由であり続けるんだぁ〜!

が一番大きな個人的な思いです。

再び退職金制度について

税制や法律もありますが、非常にざっくりと言って、退職金制度は会社と会社員の関係の中での問題です。

なぜ上述のような団体割引の話を持ち出したかといえば、まさにこの会社と会社員の関係を前提に割引がなされているからです。

退職金も同じです。

当たり前すぎますが、その会社を辞める時に退職金というもものは支払われ、誰が支払うかと言えばその会社です。

そんなつもりはないのでしょうけれど、「金で人を縛ってんじゃないぞ、会社よ」というのが、僕の目に映る退職金制度です。

会社は金で人を惹きつけることはしてもいいと思います。

「この仕事ができる人をこの給料で募集します」とかですね。それは働く側にとっても野心的でいれるし納得感があります。

しかし、退職金制度とは会社が仕組んだ壮大なツケの制度です。「この仕事ができる人をこの給料で募集します」・・・ただし「何割かは月給で払うけど、残りの何割かは30年後に一括です」と言ってるようなものです。

なんでそんなに長い期間縛られなければならないのか?

すぐに支払ってほしいものです。

社会的な安全性として

それでもやっぱり退職金制度は社会的な安全性として、特に老後の充てにされる方もおられるのでしょう。現行の仕組みでは最後の退職金を見込んだ将来設計をされている方もいると思いますので、そこまでも否定するつもりはありません。

しかし、もし年金が死ぬほど貰えたら、或いは医療や介護に全くお金がかからない社会だったらどうでしょうか?おそらく退職金としてお金が必要な方は少ないのではないでしょうか?

これは現役世代も同じことです。将来的に医療や介護のお金の心配がない、そして死ぬほど年収が高い世界ならば、貯蓄もできるし、投資もできます。親の介護だって誰かに任せることができるかも知れません。そしたら働き続けることができます。現職の給与を前提にした転職にもチャレンジできます。

当然払える税金の額も上がります。

税収が上がれば高齢者の年金や医療費を賄えるのではないでしょうか?

要するに退職金というプールを取り崩し、現役世代の収入にすぐに反映させることができれば、「税収増→個人の医療費や介護費の負担減→社会への安心感増→現役世代の更なる前進と飛躍→さらに税収増・・・」という良い循環が生まれるのではないか?と期待します。

僕に恩恵があることも重要ですが(笑)、何よりも社会的な安全性を作り出し、良い循環を生み出す意味でも、退職金制度をなくしていく方が、良いように思います。

ということで、また。

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