見出し画像

【ダナン旅行記#8】ダナンとの別れ、マカオの悲劇で旅の最終日

皆様こんにちは。
ベトナム、ダナン旅行記も遂に最後となりました。移動を合わせた計7日に及ぶこの旅行もいよいよ最終日。

途中、少しばかり日本が恋しくなった事もありましたが、最後は帰るのが寂しくて仕方ない。

最終日という事でホテルのビュッフェを食べ、気持ちよすぎる二度寝をし、12時近く日本人の経営するお土産屋さんへ行きました。

前日、ミリオンゴッドゲーミングに全ての金を注ぎ込んだ僕にはお土産を買う金は1円もない.....

帯同した友人Kくんに50000VND(3000円)を借りました。

僕は借金をした。

カフェ&雑貨

日本語の通じる店員さんがいる事で居心地は良いし、なにより店主のセンス抜群な品揃えに目のやり場が困る。

当初頼まれていたお土産が買えない事情と謝罪の連絡を日本の友人に入れ、最低限のお土産を購入。

採算に渡りお世話になったスムージーの最後は、マンゴーとドラゴンフルーツのミックスにしました。

しかし味はバナナスムージー。
こんな事なら最初からバナナを頼めばよかったと、そんなバナナ。でも美味しかったです。

お土産を買えていないのにスムージーを飲んだ事、本当にごめんなさい。葛藤はあったのです。


そして会議は開かれた。

「最後にもう一度、勝負に出ないか」と。

僕はミリオンゴッドにて既に1300000VND(8000円)を失った。旅の予算から考えて、人に笑いながら話せる額ではない。おまけに借金がある。

それでも友人はこのまま終わっても良いのかと僕に言うのだ。

たった一度当たればお土産を買う事が出来るし、飯もたらふく食べられる。もちろん負けも0に戻る。

気がつくと僕はここにいた。

もちろん負けた。ものの10分だった。



が、ここでまだ友人Sは僕に問いかけた。
このまま終わって良いのかと。

「最後は二人で勝とうじゃないか」

友人に追加融資を受け、二人それぞれで200000VND(1200円)をこの度最後の勝負として決意。

猛暑の中、僕たちは汗をかきながら勝利を信じてATMへ10分程歩いた。

与太話ですが、日本の業務用スーパーは「GYOUMU」として海を渡っていました。

二人で同じ台を打つことにして、前日に当てた友人S君は僕が先を打つか、後に打つかを決めさせてくれた。

僕はもちろんこう言った。

「最後に締める」

最後にバチっと当てて、この旅を締めるのがストリートしては綺麗だから。

換金所

結果最初に打った友人S君だけが当たった。

僕は5分くらいで負けた。

大金を手に換金所から出た友達と、同情される僕。コーラを1本奢ってもらい、残りの旅資金として200000VNDを貰った。これで残りのお土産と飯を買えるようになったのだ。人から貰ったお金である。

僕はホテル代を合わせ、2人の友達に合計2万円近くの借金をした事になりました。

事実とその軽率さから久しぶりに泣きそうになりましたが、勝ちというのは意外とすぐに忘れてしまうもので、この負けが記憶に残り続けると信じて、失敗を忘れず、いつの日か笑えるように生きたいと思います。

もうその辺でこの話を着地させて勘弁してください。

ホテルに戻り、汗や諸々をシャワーで水に流して出発の支度。お世話になったインスタントジャージャー麺を最後に食べ、ホテルのチェックアウト。
改めてこの部屋が5泊5000円は安いですね。

旅の酸いも甘いも思い出しながら街を眺め、タクシーでダナン空港へ向かいました。この地を旅立つ最後の1秒まで、聞こえてくる、見える景色全てを楽しみながら。

国際線は流石の綺麗。
ベトナム最後の食事は「highland coffee」にてバインミーとコーヒーのセット。
他のバインミーに比べて小さくて細いですが、中に肉が詰まってて美味しかった。コーヒーは甘すぎたので水で薄めました。

キャリーケースを預け、免税店に入るとこれだけで約500円.....円安を感じますね。

そしてひとまず乗り継ぎ地点のマカオへ旅立ちます。

1時間30の短いフライトを終えマカオ到着。

到着するや否やどこへ向かえば良いか分からず、掲示板を確認するためにGoogle翻訳を向けると警備員にすごい剣幕で怒鳴られました.....

そして携帯の中身を確認される始末。

恐らく写真がダメだったようです。ベトナムに比べて荷物検査もかなり高圧的に感じ、気持ちが沈み気味でした。

初めての経験で若干緊張感が増し、居心地の悪さを感じていた次第です。そこから別の場所でもなんだか写真を撮るのが怖くて、怯えながら一夜をマカオ空港で明かしました。

どうしてかとてつもなく冷房が効いていて寒すぎる、それなのに半袖の中国人の観光客。とにかく居心地が悪いトランジットになりました・・・

マカオを旅立ち、いよいよジャパンへ。
途中機内食が出て、座席もなかなか良くてマカオ空港の飛行機は快適でした。空港で寝られなかったのでぐっすり寝られてあっという間に日本に無事到着。

マカオで一気に疲れたので日本語表記の看板を見ただけで一安心。いよいよ帰ってきたんだと。そして僕たちには最後の任務があったのです。

そうです、吉野家。これがとんでもなく食べたかった。ベトナムはバインミーを筆頭に料理が美味しかったので不満はないですが、やっぱり一度覚えた日本食の味は忘れられません。

ずーーーと楽しみにしていた吉野家を一瞬で頬張り、ようやく旅を終えました。日本のご飯には敵わないですね。

こうして僕の人生2回目の海外旅行、ベトナムダナン旅行完結です。今回も世界遺産や日本にはない建物、文化をより感じられてまさに自分の理想としていた海外旅行ができました。ベトナムを一度経験していた事もあって不安も少なく、純粋に感動したり疲れたりと楽しむことが出来て大満足。自分の知らない物を五感全てで体感できる旅はやっぱり最高です、まだまだ海外旅行の夢は終わらない。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

49,559件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?