「税は財源では無い」→これ重要です!
noteで「税は財源では無い」…だなら何?というタイトルの記事を見つけました。なので、「税は財源では無い」ことの認識がいかに重要かを書きます。
まず、元になった記事の認識では…
・税は財源であろうがなかろうが徴税額は減らない
・歳出が租税であろうが通貨発行であろうが金に色は無いので租税も通貨発行もどちらも同じ。
・上記の理由から財源が何かを区別する意味がない。
・「税が財源では無い」という反常識の言葉に酔って思考が停止している。
と言うような事を主張しています。これを読んで最初に思った感想が…
「税が財源では無い」事を知られると何か困ることでもあるんでしょうか?
になります。上記の通り税は財源では無い事は認めています。にも関わらずそんな事を考えるな!と言わんばかりの主張をしています。それと記事を一部引用しますが、
「租税が財源ならコロナ対策の大規模支出は不可能」というのも誤り。
というのを補足として書いていました。そしてそのソースとして下記の記事を引用してました。
この記事に寄れば一部は特別会計に融通していた資金を返済してもらったが足りないので…
60兆円近くを財務省証券で対応した!
と書かれています。財務省証券は国債です。つまり国債発行で財源を調達しています。
思いっきり通貨発行してると書いてます!
………何を示したかったのでしょうか…?
取り敢えず、元の主張を読み解いていきます。
・徴税額は減らない
→それは政策次第です!
なぜか決めつけてますが、そんなことはありません。例えば効果が薄いとは言え定額減税なるものを今やろうとしています。
・歳出が租税であろうが通貨発行であろうが金に色は無いので租税も通貨発行もどちらも同じ。
→それはその通りですが、逆にそれを言ったところだから何だ?になります。
・上記の理由から財源が何かを区別する意味がない。
→大いに意味があります。税が財源かそうでないかの認識は政策決定に重大な影響を与えます。税が財源と勘違いしてしまえば助かる物が助からない事態を引き起こしますし、現に引き起こしています!
・「税が財源では無い」という反常識の言葉に酔って思考が停止している。
→逆に「税は財源では無い」ことを主張している方で思考停止をしている方を見た事がありません。むしろその先の、どうすべきかを考えている方のほうが多い印象を受けます。
この思考停止に関して言えば緊縮派のほうが…
財源だのインフレだの為替だのあーだこーだ言って支出しようとしない言い訳をごねてる時点でよっぽどか思考停止しています。
となります。そもそも「税は財源ではない」ことを知ることができれば政策の手段が広まります。税=財源となると政策の手段が…
縛りプレイ状態になってしまい幅が狭まります!
ゲームや娯楽以外で縛りプレイをする必要はありません。ましては世界情勢はサバイバルの世界です。縛っている場合ではありません。
このように「税は財源では無い」という考えは決してだから何?と切り捨てて良いものではありません!非常に重要です。
いかがだったでしょうか?それにしても「税は財源では無い」というワードを軽視しようとするその発想は経済論争以前に…
言論封鎖をしたい意思が透けて見えるために薄ら寒い物を覚えます…😨
以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます😊
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