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シアスター・ゲイツ展 -02 巨大空間に[民藝]を感じてみる

 シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 2024.4.24(水)~ 9.1(日)

 4月のアーティストトークにも参加して、作家の肉声と、おおらかで親しみやすい人柄を垣間見ることができた。

 (たぶん、得るものが多すぎて)なかなかまとめることができなかったのだけど、シンプルに展示順に振り返ろうと決めて、

 その2回目。



ブラックネス

 フロアガイドの、向かって右側の長方形の広い空間。

 そこには、「民藝」ワールドが広がっていた。


ドリス様式神殿のためのブラック・ベッセル

 近寄ってみれば、その美しさがより明らかになり、写真を撮っていても、とても楽しい。


7つの歌

 「ドリス様式神殿のためのブラック・ベッセル」の正面の壁には、重厚な7枚のプレートが展示されている。

 ここも、やはり空間ひとつでインスタレーションなのだと感じる。重厚さと、素材や手のぬくもり。民藝とアート。


これで終わり…ではなかった

 展示は、世界史のなかの民藝の歴史、シアスター・ゲイツと日本とのかかわりなどの詳細な年表へと続く。

 常滑焼といった、作家にとって特に重要なものについては、実物の展示もあり、見ごたえがある。

 通常の展覧会なら「これで展示は終わり」の合図だろう。

 ところが。

 角を曲がれば、そこには驚きの空間が出現したのだった。その様子は次回。



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