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【写真】快晴. その5[夕景]@片瀬江ノ島,富士山シルエット

 快晴予報の日に、カメラと一緒に近場に出かけるようになった話を書いてきた。

 東京から足を延ばして、片瀬江ノ島にも行っていた。自宅(兼作業場)基点で、約1時間半後に着けると気づいたからだ。しかも、駅からビーチまでは、すぐ。

 ある夕方は、こんな、ムンクの「叫び」の背景ような風景が広がっていた。※すべての写真の加工は、最小限のトリミング等のみ

■カメラ新調、レンズ新調→片瀬江ノ島へ

 実はこの日は、新しいカメラの試し撮りだった。新宿の北村写真機店で購入して(その前に2回行って説明を受け、じっくり検討している。同店は、スタッフの知識とカメラ愛がとても心地いい店で、納得いくまで話を聞いて購入できるところが魅力だ)、そのまま片瀬江ノ島へ。

 旧・カメラからのスペックの向上は、そのまま仕上がりの(自己)満足となり、しかも初日にこれほど興味深い空と出逢えたことが、連日の夕景撮影につながった。

 そんなこんなで1カ月が過ぎたのだけど、「標準レンズだとZoomが物足りない」といった、贅沢な悩みが出始めた。

 再び同店で、自分のnoteの【写真】ページを参照しながら、撮りたいイメージを伝え、レンズを見立ててもらった(昨日と今日足を運んだが、その方なりの考えがあって、推奨されたレンズが違ったのも興味深かった)。納得して購入し、そして再び、片瀬江ノ島まで。

■強風、そして快晴の富士山

 到着は15時前。風がとても強い。海からは、激しい波の音。

 そしてうっすらと、しかし、きれいな富士山のシルエットが見えている。

 これは夕景も期待できそう、と、階段に腰掛ける。kindle本を読もうと思いきや、波と、サーファーと、ヨットと、休日でビーチに集う人々を観ているだけで、目が楽しい。

 しかし、本当に猛烈な風だ。砂浜から砂が舞い上がって、こちらに飛ばされてくるのが見える。当然、カメラのレンズには、海水と砂が付着する。

 実は、少し大きめのレンズの保護のため、店のすすめで、購入の際にレンズの上に一枚、ガラスのプロテクターを付けていた。安くはない金額で「要るのかな?」と思ったのだけど、付けて正解。

 プロテクターにびっしりと付いた砂を吹き飛ばし、接続部をブラシで払い、表面を布で拭きながらでないと撮り続けるのは難しかったし、砂粒は完全には取り切れないので、レンズをじかに拭いていたら、表面を傷つけていたかもしれない。

■貼り絵のような富士山シルエット

 傾きかけた日を浴びて、富士山のシルエットも色が変わり始める。

 富士と、その前に位置する山々が、(シルエットだから当然なのだけど)まるで貼り絵のように。この「フラット感」が、巨大な絵画を鑑賞しているようだった。

 そして、サーファーがフレームイン。

■再び、今日だけの夕景に満足

 風は強さを増し、身の危険を感じるほどの強風となってきたので撤退することに。

 強風という偶然が生み出した、今日の夕景に感謝を。

 そしてわたしは再び、気象アプリで「快晴」を探してしまうのだろう。

 


 



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