某日、渋谷のMIYASHITA PARK。
多数のアーティストが参加しており、この展覧会も全体の世界観を味わうものと捉えた。ウエブサイトを出典とし、どんなアーティストが参加しているのか、そのプロフィールと作品の写真を、まず。
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE(ギロチンドックスギロチンディ)
横手 太紀(Taiki Yokote)
梅沢 和木(Kazuki Umezawa)
Hanna Antonsson(ハンナ・アントンソン)
Hyunwoo Lee(イ・ヒョヌ)
Lucas Dupuy(ルーカス・デュプイ)
布施 琳太郎(Rintaro Fuse)
八木 幣二郎(Heijiro Yagi)
布施 琳太郎(Rintaro Fuse)
池内 啓人(Hiroto Ikeuchi)
ArtKing(アートキング)
Zhao Rundong(チョウ・ジュントウ)
Jihyoung Han(ハン・ジヒョン)
回転する瓦礫
今回の展示で会場は通り抜けできないので、最後の作品を観たあと、コの字を逆にたどって、最初の作品に戻ってくる順路となる。
入口すぐの作品が、さきにも紹介した横手 太紀氏の作品だ。瓦礫が無造作に配置されているインスタレーションに見えながら、
目を凝らせば、瓦礫の一番上の石が、くるくると回転している。
明らかに速く回転しているものから、よく見てやっと「あれ?」と気づくものまで、さまざまだ。
テクノロジーを連想するような作品が多いなかで、最初と最後にこの展示を観て、さらには輪廻でもするように瓦礫が回転しているとなれば、考えることも多くなる。
以下は、本展の紹介文の一部。
街との調和
この会場を訪れるとき、感じないではいられないのは、ギャラリーと周囲の街が、同じ温度だということだ。もちろんそれを意識して展示作品を選び、テーマを決めているのだろう。
尖った個性の個々の店舗の雰囲気と、ほどよく混じり合い、
商業施設内の風景も、借景としてしまう。
街の空気を纏ったままでアートを鑑賞し、
同じ空気のなかに戻っていく。
それは、「映画館から出てきた際に、ここは何処だろうと一瞬戸惑う」ような、くらくらとする違和感はない。同じく現実(?)は続いている、という着地点がある。
ふわふわとした高揚感のなかに、再び。