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【写真】犬島 近代化産業遺産群を中心に

 冬季は閉館となる犬島精錬所美術館。開館をまちこがれ、3月になったので出かけてみた(開館は土・日・月のみ)。

犬島への道程 高松-直島-犬島

 犬島へは、岡山県の宝伝港からが最も近い。ただ、フェリー乗り場までの交通アクセス等を考えると、高松から直島を経由して渡るのが現実的だ。

 高松港、午前10時過ぎ。直島行のフェリーが入港。
 運賃は往復で990円。

直島港で小型船に乗り換え

 1時間の航海で直島(宮浦)港に到着。
 小型船の切符を買う。片道1880円(往復割引はない)。

 出発までの小一時間は、人影まばらな港で過ごした。穏やかな海を、フェリーが入港し、去っていく。

 小型船乗り場へ。

 すでに船が停泊しているのが見える。

 その名も、サンダーバード。

 海をぐんぐん進むサンダーバード。約30分の乗船で、犬島港へ。

チケット類購入、近代化産業遺産へ

 この建物はチケットセンター。美術館等の入場料2100円と、直島までの帰りの切符を買う。

 下の地図の向かって右上「現在地」から、まずは犬島精錬所美術館方面をめざし、その後、島の南端に行ってみるのがざっくりとした計画だ。

 まずは、美術館と近代化産業遺産へ。

近代化産業遺産

1909年に地元資本によって建設された犬島製錬所は、煙害対策や原料輸送の利便性から、島に建設されたものの、銅価格の大暴落によってわずか10年で操業を終えました。現在の犬島には銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突など、かつての大規模な製錬所を彷彿とさせる多くの遺構が良好な形で残されており、日本の産業発展の過程に置いて革新的な役割を果たした遺構として、平成19年度経済産業省による「近代化産業遺産群 33」のうちの「story30」に認定されました。

公式ウェブサイト より

 さきの説明文にもあった「銅の製錬過程で発生する鉱滓からなるカラミ煉瓦」が美しい。強度がいまひとつらしいのは見ていて判るものの、陽光にを浴びた表面がキラキラと反射している。

 美術館入口。

犬島精錬所美術館の建築は、地形、近代化産業遺産、自然エネルギーを活用することで犬島という環境の絶え間ない自然のサイクルの一部、地球のディティールの一部として変化、成長していく施設であるといえます。

公式ウェブサイト より

 美術館と作品については、別の記事にまとめようと思う。

 近代化産業遺産のほうへと進む。

 小径を進んでいくと、

 開けた場所に出る。この廃墟は発電所跡地。

 この島でとても好きな場所のひとつ。

 いつもここで、次のだれかが来るまで佇む。

 今までに訪れたときには見かけなかった道があったので、進んでみた。

 島の南の端にあるキャンプ場方面につながる道が整備されたようだ。かなりのショートカットになる。

  池があるとは知らなかった。

 進んでいくと、やがて視界が開けた。
 島の南端の海岸へ。

キャンプ場

 海を左手に、キャンプ場の方向へ。

 この日は3月にしてはとても暖かで、キャンプ場に人がだれもいないのを不思議に感じるほどだった。
 シーズン中のキャンプは、さぞ楽しいだろう。

集落から、港へ

 集落のほうに向かう。ここも、前回にに比べて道が整備されていた。

 犬島のランドマーク、郵便局。散策するときの、よき目印だ。

 集落からも、近代化産業遺産が望める。

 やがて、島の東端へ。

 チケットセンター、再び。島の北東を起点に南下し、ぐるっと戻って来たことになる。

 短い滞在も、そろそろ終わりに近づいている。

サンダーバード、到着

 桟橋でしばらく待つと、

 現れる、サンダーバード。

いつか、また快晴の日に

 せっかくの遠出になのだからと、犬島を訪れるのは快晴予報の日が多い。だから今回も含め最近3回の犬島は、晴れのイメージだ。

 もしかしたら次は、2025の瀬戸芸のときかもしれない、と思う。ずっと先のように思えるが、きっとすぐだろう。

 また、晴れ予報の日を狙って。



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